コーヒー豆の種類・特徴・味・値段|ロブスタ/モカ/甘い/苦味
更新日:2020年08月28日
コーヒー豆の種類って?
コーヒー豆にはさまざまな種類があります。モカやキリマンジャロなどは聞いたことがある方も多いでしょう。値段が高いものからコンビニで購入できるものまで、コーヒー豆には豊富な種類がありますし、味や特徴もそれぞれ違います。
そこで今回はコーヒー豆の種類や特徴、コーヒー豆などをご紹介します。
種類別コーヒー豆の名前一覧
コーヒー豆は種類が多く、栽培されているのは200種類以上とも言われています。コーヒー豆は大きく品種と銘柄に分けられています。ここでは代表的な品種と銘柄の名前をご紹介します。
コーヒー豆の品種
コーヒー豆の品種は大きく3つに分けられます。アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種の3種類です。さらに3種類ごとに派生しており、多くの品種が存在します。それぞれご紹介しましょう。
アラビカ種
アラビカ種はエチオピアが原産で、1,000〜2,000mほどの高地で栽培されています。コーヒー豆の実に7割〜8割を占めています。
アラビカ種から派生したコーヒー豆はさまざまあり、その中でもっとも古いのはティピカ種です。ブルボン種はブラジルや中米においてコーヒーの原型とされています。派生したものは他に、ケント種、ムンドノーボ種、カツアイ種があります。
ティピカ種から突然変異したマラゴジペ種、ブルボン種から突然変異したアマレロ種、カツーラ種という種類もあります。
ロブスタ種
ロブスタ種はアラビカ種よりも低い土地、標高300〜800mで栽培できます。病害虫に強いですが、低温の地域での栽培には不向きです。
品質は決して高いとは言えませんが、少量の豆でもコーヒーの抽出量が多いため、缶コーヒーやインスタントコーヒー、リキッドタイプのアイスコーヒーなどによく使われています。
リベリカ種
リベリカ種は西アフリカのリベリア共和国が原産の品種です。海抜200m以下の低地で栽培でき、病害虫にも強いですが収穫量が少なく、味も劣っています。西アフリカのごく限られた地域でしか栽培されていないため、コーヒー豆の全生産量のうち5%未満しかありません。
商品価値が非常に低いので、栽培地域周辺の自家用コーヒーや研究用などに使われていて、滅多に流通していない品種です。
コーヒー豆の銘柄
コーヒー豆の銘柄には生産地の名前が付けられることが多く、キリマンジャロやコロンビアは有名です。他にもコーヒー豆の代表的な銘柄をご紹介します。
キリマンジャロ
キリマンジャロは、アフリカ大陸にあるキリマンジャロ山域、タンザニア北部、ケニア国境近くにあるモシ地方で栽培されたコーヒー豆のブランドのことです。現在は、タンザニア産のコーヒー豆のことを指します。
ブルーマウンテン
ブルーマウンテンはジャマイカの東側に位置する、ブルーマウンテン山脈の内側にある「ブルーマウンテンエリア」で栽培されたコーヒー豆のみを指します。標高800m~1200mというほんの限られた地域でしか栽培されず、高級コーヒー豆の1つでもあります。
初回公開日:2017年11月13日
記載されている内容は2017年11月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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