コーヒー豆の種類・特徴・味・値段|ロブスタ/モカ/甘い/苦味
更新日:2020年08月28日
グァテマラ
グァテマラは中央アメリカ北部に位置しており、北東はカリブ海、南は太平洋に面している国です。コーヒー豆生産量は年間およそ25万t、世界9で中米でものコーヒー生産国です。グァテマラ原産のコーヒー豆は、標高が高くなるほど風味が豊かで品質が高くなるとされています。
モカ
モカはイエメン共和国の海に面している都市です。イエメン産やエチオピア産のコーヒー豆をモカと呼びます。イエメン産は「モカマタリ」、エチオピア産の銘柄は「モカハラー」「モカシダモ」とも呼ばれます。
エスプレッソにチョコレートなどを加えたものを「カフェモカ」と呼びますが、コーヒー豆の「モカ」を使っているわけではありません。
コロンビア
コロンビアは太平洋とカリブ海に面しています。土地が南北に長く、地域によって雨季と乾季が異なります。そのため1年を通してコーヒー豆の収穫が可能で、コロンビアではほとんどの地域でコーヒー豆の生産を行なっています。
コロンビアでは粒が大きい種類をスプレモ、小さい種類をエキセルソに振り分けています。スプレモとはスペイン語で「最高級」を指し、コロンビア産のコーヒー高級豆の1つでもあります。この振り分けはコロンビア独自の基準で選定しており、高品質なコーヒー豆を輸出するために欠かせません。
マンデリン
マンデリンはインドネシアのスマトラ島で生産されているコーヒー豆の、高級な銘柄を指します。インドネシアでは元々アラビカ種の栽培が盛んでしたが「サビ病」が流行して大変な被害を受けてからは、ロブスタ種へと種類を変える農園がほとんどでした。
「サビ病」で生き残ったアラビカ種が現在のマンデリンの大元のため、希少価値が高いコーヒー豆の1つとされています。
コーヒー豆の種類別特徴と違い
コーヒー豆には品種、銘柄ともにたくさんの種類があります。その土地の風土や気候によって、それぞれ苦味や香りも異なります。
缶コーヒーに使われるコーヒー豆や市場にほとんど出回っていないもの、酸味の強いものなど、コーヒー豆の種類によって実にさまざまです。ここではコーヒー豆の種類別特徴と違いを、いくつか絞ってご紹介します。
アラビカ種
アラビカ種は、香りがとても優れている品種です。栽培される地域や気候で大きな違いが現れます。銘柄にはコロンビア、モカ、グァテマラ、マンデリンなどがあります。どの種類も香りが良いコーヒー豆として知られています。
アラビカ種は病気や気温の影響を受けやすく、デリケートな種類でもあります。しかしロブスタ種やリベリカ種ではなかなか引き出せない、豊かな風味や酸味を持っています。焙煎で酸味は和らぎ、香りや苦味が上手く引き出され、多くの人に愛されるコーヒーへと変化します。
ロブスタ種
ロブスタ種は病害虫に強く安価で、前述したようにインスタントコーヒーや缶コーヒーなどに使われている種類です。焙煎しても苦味が強すぎて、ストレートで飲むには不向きとされています。
カフェインはアラビカ種の2倍ほど含まれており、強い刺激や苦味を加える配合豆として使われています。カフェやコーヒー豆焙煎店などではロブスタ種を2〜3割近くブレンドしている所もあります。
キリマンジャロ
アラビカ種の1つであるキリマンジャロは、酸味と苦味のバランスが良い種類です。香りも上品で雑味もなく飲みやすいため、好む人も多くいます。
ブルーマウンテン
高級な種類のコーヒー豆の1つであるブルーマウンテンは、「コーヒーの王様」とも称されています。苦味や酸味、香り、甘みなどコーヒーの特徴をバランス良く併せ持っており、くせもなく、日本人には大変のコーヒーです。
モカ
初回公開日:2017年11月13日
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