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水泳のカロリーの消費量の計算方法|泳いだ時間/距離/泳ぎ方

更新日:2020年08月28日

水泳は泳法によってカロリー消費量が変わります。少しでも多くのカロリーを消費したいときは、どの泳ぎ方を選べばいいのでしょうか。水泳がダイエットに向いている理由、消費カロリーの計算方法、距離別の消費カロリーなどをご紹介します。

水泳のカロリーの消費量の計算方法|泳いだ時間/距離/泳ぎ方

20代の男子がクロールで25m泳いだときの平均タイムは約25秒です。ちなみに、平泳ぎは31秒、バタフライは30秒です。水泳が得意な人ならもっと早いタイムで泳ぎ切ることができるでしょう。体重50kgの人が25mを30秒で泳いだときの消費カロリーは約4.9kcalとなります。

全力を出さずに軽く流して泳いだときの消費カロリーはもっと少ないと考えられます。体重50kgの人が25mをクロールで10本泳いだときの消費カロリーが49kcalと考えると、決して多い消費カロリーではないように感じる人は多いのではないでしょうか。

1km

体重50kgの人が1kmをクロールで泳いだときの消費カロリーは、25mを大体30秒で泳ぐと仮定したとき190.6kcalになります。実際には1kmを通してまったく同じスピードで泳ぎ続けられるとは考えられないため、あくまでも目安の数字です。

個人によって体重や筋肉量が異なるため、消費できるカロリーにも違いが出てきます。また、泳ぐスピードによっても運動強度が変化する点も注意しましょう。

2km

どんな泳法で2kmを泳ぎ切るか、あるいは泳ぎ切るまでにかかった時間によって消費カロリーが変化します。体力があって水泳が得意な人なら30~40分で泳ぎ切る人もいます。

背泳ぎやゆっくりとしたクロールで、1時間ほどかけて2kmを泳いだ場合の消費カロリーは、「METs(運動強度6.0)×体重(50kg)×時間(1時間)×1.05」の計算式を用いると315kcalです。

基礎体力が備わっていないと長距離を泳ぎ切ることは難しく、途中で挫折してしまいます。普段運動していないのに突然長距離を泳ごうとすると、思わぬケガをしないとも限りません。適度に休憩を挟みながら、水泳を楽しみましょう。

水泳のカロリーを消費する泳ぎ方

大きな激しい動きで泳ぐ泳法ほど多くのカロリーを消費します。水泳は全身運動なので、どの泳ぎ方をしても全身を鍛えられる点が魅力です。泳ぎ方別に運動強度や消費カロリーの違いをご紹介します。

クロールの消費カロリー

クロールは両手を交互に使って前後に水をかきながら、バタ足で進む泳ぎ方です。数多くある泳法のうちでもっともスピードが出やすい泳ぎ方だと考えられており、水泳競技の自由形はクロールで争われることが多いです。

クロールは全身を激しく使うため、水泳の中では多くの消費カロリーが見込めます。運動強度は11.0と高く「METs(運動強度)×時間×体重(kg)×1.05=消費カロリー」の計算式を使用すると、体重50kgなら1時間あたりの消費カロリーは577.5kcalにもなります。

のんびり泳ぐよりも疲労するまで体を使って激しく泳いだときの方が運動強度は高くなり、消費カロリーは増えます。

平泳ぎの消費カロリー

平泳ぎは胸の前で左右対称に手で水をかき、足も同様に左右に開いて水をかいて進む泳法です。競泳では「ブレスト」あるいは「ブレストストローク」などの名称で呼ばれることもあります。頭を出したまま泳ぐ方法と、頭を水の中に沈めた状態で泳ぐ2種類の方法があります。

足の使い方にも2種類あり、足を左右に広げて挟むように閉じる方法と、足をできるだけ開かず後方へ弧を描くように閉じながらキックする方法があります。

平泳ぎの運動強度は10.0です。平泳ぎはクロールよりもやや低い運動強度に設定されています。体重50kgの人が1時間平泳ぎをしたときの消費カロリーは、525kcalとなります。

背泳ぎの消費カロリー

背泳ぎは仰向けの状態で泳ぐ方法のことです。クロールとは逆に背面方向へ手をかいて進みます。上手に泳ぐにはできるだけ遠くの水をかくようなイメージで腕をまっすぐに伸ばし、身体も一直線に伸ばす必要があります。顔が水面から出ているので息継ぎの必要はありませんが、進行方向を目視できないため素早く泳ぐには慣れが必要です。

のんびり背泳ぎをしたときの運動強度は4.8程度です。体重50kgの人が1時間のんびり背泳ぎを行なった場合の消費カロリーは252kcalになります。背泳ぎが得意でスピードを出して泳げる場合は、もっと高い運動強度になります。消費カロリーを稼ぎたいなら、得意な泳法でスピーディーに泳ぐことがです。

バタフライの消費カロリー

バタフライの特徴は手を左右同時に前後に動かし、ドルフィンキックで進むことです。ドルフィンキックは両脚を同時に動かし、足を蹴り下ろした反動を使って上げながら進みます。手で水をかくときはクロールのように大きく左右同時にかき、前に進むタイミングで頭を水面に出し呼吸を行ないます。

バタフライは、もともとは平泳ぎから派生した泳ぎ方で、両手両足で大きな水しぶきを上げて進む泳ぎ方です。腕や脚の筋肉だけでなく、背筋や腹筋も大きく使うため、運動強度も高くクロールと同じ11.0に設定されています。したがって、体重50kgの人が1時間バタフライを行なった場合の消費カロリーの目安はクロールと同じ577.5kcalになります。

泳ぎ方だけでなく泳ぐスピードに注意

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初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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