水泳のカロリーの消費量の計算方法|泳いだ時間/距離/泳ぎ方
更新日:2020年08月28日
どんな泳ぎ方をしても、ゆっくりとしたスピードで泳げば運動強度は低くなります。そのため、ゆっくりしか泳げない場合の消費カロリーは素早く泳いだときの約半分くらいになると考えるといいでしょう。
全力でクロールを1時間続けることはあまり現実的ではないため、色々な泳ぎ方を交えたりゆっくり泳いだりしながら水泳を行ないましょう。ゆっくりでも長時間続けた方が消費カロリーを増やせます。
水泳で消費するカロリーを増やすには
水泳は運動強度が高いため、ダイエット中の運動としてです。しかし、プールへ行き、水着に着替えて水泳を行なう手間を面倒に感じる人は多いはずです。どうせ水泳をするならより大きなカロリー消費を目指したいという人は多いのではないでしょうか。水泳でより多くのカロリー消費を行なうためのポイントをご紹介します。
意識して水分摂取をする
人間の身体は70%以上が水分で構成されています。年齢や性別にもよりますが、若い方が体内の水分量が多く、女性よりも男性の方が水分量が多いです。水分は人間の身体の中で重要な役割を占めています。体内の水分が少ないと汗や尿の量が減り、汗や尿と一緒に排泄される老廃物を排出しにくくなります。
また、体内の水分量が少ないと脂肪の代謝にも影響を及ぼします。水分は飲み物だけでなく食べ物にも含まれています。ダイエット中は食事量が減るため、普段通りに水分をとっていては体内の水分は足りなくなってしまうので、注意が必要です。
ダイエット中に意識して水分摂取をとると、不要な老廃物を除去しやすくなるだけでなく満腹感を得ることもできます。とくに、エクササイズや水泳の前は意識して水分をとりましょう。一度にたくさん飲むのではなくこまめに飲むことがです。
筋トレを行なう
運動で筋肉を使うとエネルギーを消費します。また、筋トレを行なうと成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは成長期に骨の成長を助け身長を伸ばしたり、運動によって傷ついた筋肉を修復する役割を持っているだけでなく、運動前に筋トレを行なうと脂肪を分解しやすい状態になります。
筋トレ後に水泳やジョギングのような有酸素運動を行なうと、脂肪が燃えやすく痩せやすいといえるでしょう。脂肪を効率よく減らしたいなら、ぜひ簡単な筋トレを水泳前に行いましょう。は道具なしでどこでも簡単にできるスクワットです。
スクワットは太腿、腰回り、腹筋などの筋肉に刺激を与えられます。太ももと床が平行になるくらいお尻を落としましょう。5秒くらいかけてしゃがみ、再びゆっくり元の姿勢に戻ります。ゆっくりやればやるほど筋肉に大きな刺激を与えられます。
正しい姿勢を意識する
人間の身体は必ずしも左右対称ではありません。動きや姿勢の癖で骨格が歪んでいる人は多いです。歪んだ姿勢で生活を送っていると、背筋や腹筋を正しく使うことができず基礎代謝量が落ちてしまうことがあります。骨格の歪みだけが筋力減少の原因ではありませんが、腹筋や背筋の衰えが骨格を歪ませることを頭に入れ、正しい姿勢を意識しましょう。
猫背の姿勢が一番らくにいられるという人は、歪んだ骨格で姿勢を維持している状態です。正しい姿勢を維持しているときよりも腹筋や背筋を使えていないため、その分エネルギー消費量が少なくなっています。水泳をするときも、姿勢が歪んでいると正しいフォームで泳ぐことができません。
歪んだ姿勢を続けていると関節の痛みが出る場合もあるため、正しい姿勢を身につけることが大事です。
水泳が苦手な人は歩くだけでもOK
水中では負荷がかかるため、普通に歩いているだけでも地上より多くのカロリー消費でが期待できます。また、浮力があるため関節に負担がかかりにくいことも大きなメリットです。膝に痛みがあって思うようにウォーキングやジョギングができないという人は、水中歩行でカロリーを消費しましょう。
水中で歩行したときの消費カロリー
水中は陸上で歩行するときよりも多くのカロリーを消費できます。歩くだけなので無理がなく、長時間続けやすい点がメリットです。
水中で泳がずに歩行したときの運動強度は4.0メッツです。体重50kgの人が水中歩行したときの消費カロリーは105kcalになります。ちなみに、陸上でウォーキングしたときの運動強度は3.5程度です。
いくら消費カロリーを増やしたいといっても、普段から水泳をする習慣がない場合は長時間水泳をし続けることは困難です。そんなときは、30分~1時間を目標にプールで水中歩行しましょう。
準備体操や泳いだ後のストレッチをしよう
水泳は全身を使って行なう運動です。水の中に入ると水圧がかかるため、血流がアップし代謝がよくなるなどの効果が期待できる一方で、心臓が弱い人や体力が衰えている人には負担になることもあります。
そのため、水泳を行なう日は体調がいい日を選び水の中に入る前にストレッチをして体をほぐしましょう。少しでも体調に不安があるときは無理をしないことが重要です。また、プールから出た後も軽くストレッチを行なって、筋肉をクールダウンさせましょう。
運動後にストレッチを行なうことで、筋肉にたまった疲労物質を体外へ排出しやすくしたり、筋をやわらかく保ってケガを防止する効果が期待できます。
自分のペースで水泳を楽しもう
初回公開日:2017年12月27日
記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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