大学芋の名前・名称の由来とレシピの由来|東京大学/赤門前
更新日:2020年08月28日
大学芋の名前・名称の由来とは?
大学芋の由来はやはり大学です。大正時代は誰もが米を食べられる時代ではありませんでした。東京の神田付近の大学生が芋をよく食べていました。大学芋の由来は、昭和の初めに学費に困った帝国(東京)大生が芋を売りはじめたという由来、帝国(東京)大学前のふかし芋屋が売りはじめたのが最初だという由来、早稲田大学周辺が発祥とする由来などがあります。
東京大学は?
大学芋は学費に困った東大(当時の帝国大学)生が中華料理を真似て昭和2年から売り出したという由来があります。当時、大学芋は学生の間で大となりました。今でも東京大学周辺には大学芋を出すお店がたくさんあります。大学芋だけでなく、スイートポテトや芋ようかんなどの芋菓子もいろいろ食べることができます。
東大前は?
東大前にあった店が大学芋の由来となったという説が有力です。その店で修業した良三郎がおこした「味の良三郎」という店が、元祖として現在も大学芋を売っています。大学芋の由来として有力なお店です。「味の良三郎」は三ノ輪と吉原の間にあるお店で、大学芋は100グラム190円で売られています。包み紙に由来が書かれているので、興味がある方はいちど食してみることをします。
早稲田大学周辺は?
早稲田大学周辺の高田馬場が大学芋由来の地だという説もあります。山手線や地下鉄が多く乗り入れる高田の馬場駅周辺は大学が多く集中していて、学生街が形成されていることでも有名です。飲食店は学生向けに低価格で食べやすい店が並んでいます。早稲田大学の学生を中心に発展した街で、大学芋を食べさせてくれる飲食店がたくさんあります。
大学芋のレシピの由来は?
大学芋の由来となった芋は、発色の良い紅あづまです。大学芋にもっとも多く使われています。鹿児島の紅高系や西日本ではポピュラーな鳴門金時もよく使用されています。
菜種油でカラリと揚げたさつまいもにその店家伝の蜜をたっぷりからめた大学芋は、こどもから大人まで広い範囲の方に愛されています。さつまいもの品種はその店独自の物が使われていて、その時季にいちばんおいしい品種が選ばれています。
大学芋は中華?
大学芋の由来となった中華料理は「蜜濺紅芋」です。さつま芋の皮を剥いて一口大に切りラードで素揚げにしたものと、鍋で煮詰めた砂糖汁をからめた料理です。ごまはかかっていません。なぜこの料理が大学芋の由来となったのかはわかっていません。
大学芋のレシピ!
大学芋は由来となった店だけでなくいろいろな店で売られていますし、家庭でも手軽に作ることができます。からめる飴の部分をいろいろな具材に変えることでさまざまなバリエーションを作っていくことができます。いろいろな種類の大学芋に挑戦して個性的な我が家の味を編みだしていきましょう。
材料はさつまいも2本(約800グラム)と水飴と黒ごまです。さつまいもはよく洗ってください。乱切りにして水にさらしてからペーパーなどでよく拭き取ります。低温の油で箸が通るまで揚げます。ゆっくりと火を通し、こんがりきつね色になるまで揚げてください。これでさつまいもはできました。
鍋に水飴150グラムを水大さじ2としょう油大さじ2分の1を入れ沸騰させます。さつまいもの油は切らずに水飴のタレの中に入れてあえます。黒ごまをふれば大学芋のできあがりです。これが大学芋の由来となった基本の作り方です。
揚げない大学芋は?
初回公開日:2018年02月07日
記載されている内容は2018年02月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。