玄米の圧力鍋での炊き方・圧力鍋|浸水なし/もちもち
更新日:2020年08月28日
玄米5合を圧力鍋で炊く場合
最後は5合を炊く場合のレシピをご紹介します。シンプルに、お水と玄米で、圧力をかけて炊き上げます。圧力鍋で玄米を加圧し、弱火にしてから20分圧力をかけ続けています。
加圧時間は圧力鍋や火加減によって変わるので、何度か試して自分に合うレシピを使うほうがです。
玄米にはしっかり圧力がかかる圧力鍋を
これまで、圧力鍋で玄米を炊く方法をいくつかご紹介してきました。そもそも、圧力鍋は、火にかけ、高温で圧力を強くかけることで食品の火のとおりを早めたり、短時間で柔らかく煮ものを作ることができるお鍋です。
玄米は、白米と違い、表面に固い表皮があり、火がとおりにくく、水も含みにくい素材です。圧力鍋の圧力は、固い玄米を柔らかく、もちもちに仕上げてくれます。そこで、玄米を圧力鍋で炊く時には、しっかりと圧力がかかる鍋を選び、しっかりと圧力をかけ続けることがポイントになります。
圧力がかかって弱火にするというのは、どのレシピでも共通しています。ただし、圧力がかかってすぐ、というよりは、1~2分程度様子を見て、しっかり圧力がかかったのを確認してから弱火にすると、失敗が少なく、おいしい玄米が炊きあがります。
玄米は圧力鍋で浸水なしで炊けるのか
次に、玄米を炊く時の浸水について考えてみましょう。
白米を炊く時と同じように、玄米も、分量の水を加えてからしばらく浸水する工程があります。この浸水時間もレシピによって違いますが、夏場は短く、冬場は長く、というのが一般的です。
しかし、圧力鍋で玄米を炊く場合、土鍋などを使うよりも、ずっと高圧で調理するので、他の調理法よりもしっかりと、中に火がとおる利点があります。そういう点を活かして、圧力鍋で玄米を炊く場合は、浸水をせずに炊くことも可能です。
もちろん、よりふっくらとおいしい玄米ご飯にするために、浸水は大切ですが、圧力鍋を使用する場合、浸水時間がなくても、ある程度もちもちの玄米を炊くことができます。
炊きあがりの仕上がりは、お好みですが、浸水が面倒で玄米食をやめてしまうのはもったいないでしょう。玄米と水を用意してすぐに火にかけても圧力鍋ならおいしい玄米ご飯が気軽に楽しめるでしょう。
玄米を圧力鍋で炊く時の水加減は?
それでは圧力鍋で玄米を炊く時の水加減は、普段の炊飯の水加減とどう違うのでしょうか。一度玄米を炊いてみたけれど、水加減で失敗したという人も多いのではないでしょうか。玄米は、白米とは違う特徴を持っているので、水加減にも注意が必要です。
気になる玄米炊飯の水加減
次に玄米を炊く時の水加減を見てみましょう。
玄米を炊く時の水加減は、通常の白米と違い、少し多めになります。具体的には、通常の水加減の1.3倍と覚えるとよいでしょう。
白米1合(150g)に対して、水は1合(180㏄)が通常のご飯の水加減です。180㏄の1.3倍なので約230㏄にあたります。2合分の玄米だと、水は約470㏄です。あとはお好みで、少し減らしてみたり、多くしてみたり、自分好みの分量を探してみるとよいでしょう。
また、水は水道水よりもミネラルウォーターを使うほうがです。水道水には、独特のにおいがあり、玄米を炊く時にくさくなってしまうことも多いので、できるだけミネラルウォーターを使うか、一度水道水を沸騰させて、においを減らしてから冷ましたお水を使うとよいでしょう。
塩を加えて炊いてみよう
ほかにも、玄米を圧力鍋で炊く時に忘れてはならなポイントがあります。それが塩です。
実は、玄米のミネラルバランスを見てみると、ナトリウムが不足していることがわかります。そこで、塩を加えて炊くと、ミネラルバランスがよくなり、栄養バランスの面からも、味の仕上がりにも良いバランスの取れた味に仕上がります。
玄米を食べたときに、なんとなく物足りないな、と感じられるのは、このナトリウム不足が原因です。
また、あとから塩を加えても玄米の表面にかかるだけで、しっかりと中まで塩味が浸透しません。塩味の好みも、ひとによってさまざまですが、ほんのひとつまみでも仕上がりに変化が出ます。ぜひ、玄米を炊く時には、塩を加えて炊き上げてみましょう。
気になる酵素玄米って?
玄米食を考えたときに「酵素玄米」という言葉を聞いたことはありませんか。体に良いとの口コミで、最近注目を浴びています。
初回公開日:2018年03月28日
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