酒粕から甘酒を簡単に作る方法・酒粕を利用した料理10選
更新日:2022年04月11日
大見出し:甘酒には2種類ある
美容や健康にいいと言われ、近年注目を集めている甘酒ですが、甘酒には2種類あるのをご存知でしょうか。
甘酒には、米麹から作る甘酒と酒粕から作る甘酒があります。どちらも栄養価が高く美容や健康にいいと言われていますが、作り方や味に違いがあります。
米麹から作る甘酒
米麹とは蒸した米に麹菌を付着させ増やしたもので、酒や味噌作りにかかせないものです。米麹とお粥状に炊いた米やもち米を混ぜ、約60度を保って一晩置くと、砂糖を入れていないのにとても甘い甘酒になります。
そのままではドロドロしているので2倍程度に薄めて飲むのが一般的です。栄養豊富で飲む点滴とも言われ、アルコール分は含まないのでお子さんでも飲めます。また、冷たい甘酒をフルーツと合わせてもおいしいです。
酒粕から作る甘酒
酒粕は清酒を造る際にできる副産物です。清酒の元となる「もろみ」をしぼった後に残るのが酒粕です。
酒粕から作る甘酒は、酒粕を水で溶いて温め砂糖などを加えたもので酒の風味があります。しっかり沸騰させないとアルコール分が残っているので、お子さんに与える場合は沸騰させてアルコール分を飛ばしましょう。
酒粕の甘酒には、脂肪を排出する効果や便通をよくする効果があると言われているので、ぜひ続けて飲んでみてください。
簡単に作れる酒粕甘酒の作り方手順3つ
甘酒を作ってみたい人は、まずは手軽につくれる酒粕甘酒から挑戦してみるのがです。酒粕甘酒は飲みたい時にすぐ作れます。
酒粕には板粕・ばら粕・練り粕などの種類があります。甘酒を作るには溶けやすいばら粕や練り粕がですが、板粕も水でふやかして柔らかくすれば問題なく甘酒を作れます。お近くのお店で売っている酒粕を買ってきてお試しください。
ここからは、酒粕甘酒の作り方を説明していきます。
手順1:酒粕を柔らかくする
酒粕甘酒づくりの最初の手順は、酒粕に水を加えて柔らかくすることです。酒粕を簡単に柔らかくするには2つの方法があります。
・酒粕と適量の水をミキサーで撹拌し、ドロっとした状態にする。
・酒粕と適量の水を耐熱容器に入れて電子レンジで加熱する。酒粕は温まると柔らかくなるので、スプーンなどでよくかき混ぜる。
板粕は固いのであらかじめ柔らかくする必要がありますが、もともとペースト状の酒粕ならこの手順は不要です。
手順2:酒粕と水を火にかける
柔らかくなった酒粕を鍋に入れ水を加えて加熱します。分量はお好みでかまいませんが、目安として、酒粕の重量の4倍から5倍の水を加えるといいでしょう。
一度に水を全量入れるのではなく少し残しておき、でき上がりの様子を見ながら好みの濃さになるまで水を加えるといいでしょう。元の酒粕の水分量によって水の量も変わってくるので、好みの濃さを見つけましょう。
アルコールを飛ばしたい場合は沸騰させる
酒粕にはアルコールが含まれているので、お酒が苦手な人やお子さんが飲む場合は、しっかり沸騰させてアルコールを飛ばします。
沸騰させるとアルコールとともに酒粕の香りも飛んでしまうので、酒粕の匂いが苦手な人は長く加熱し、アルコールや酒粕の匂いが好きな人なら、沸騰直前で火を止めて風味を楽しむのもいいでしょう。
手順3:砂糖と塩少々を入れる
酒粕が好みの濃度になったら、砂糖と塩少々を加えます。砂糖の量はお好みで構いません。味見をしながら入れていくといいでしょう。
塩少々を加える理由は甘さを引き立てるためです。あんこを作る時に塩を入れたり、スイカに塩を振って食べたりするのと同じで、ほんの少しの塩が甘さを引き立ててくれます。
砂糖以外にも、はちみつやメープルシロップなど入れたり、カロリーを抑えたい人ならノンカロリー甘味料を使ったりしてもいいでしょう。
初回公開日:2018年08月29日
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