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グラニュー糖と上白糖の違い|特徴2つと違い5つを紹介

更新日:2022年04月11日

砂糖にはいくつかの種類があり、その中でも広く私たちの生活に普及しているのが「グラニュー糖」と「上白糖」です。どちらも砂糖の一種ですが、甘味や風味、向いている料理などさまざまな違いがあります。違いを理解し、その砂糖に適した調理をして美味しく調理しましょう。

グラニュー糖と上白糖の違い|特徴2つと違い5つを紹介

グラニュー糖も上白糖も砂糖|特徴2つ

レシピに「グラニュー糖」や「上白糖」と書いてあることがよくあります。しかし、あまり料理をしない方にとっては、どちらも砂糖であるため特に気にせずに使用している場合も多いでしょう。

そもそも砂糖とは、主にサトウキビやテンサイを原料としたショ糖という糖質を結晶化した物です。砂糖の中にはいくつか種類があり、今回ご紹介するグラニュー糖と上白糖は、一般のご家庭に最も普及している種類の中の2つです。

特徴1:グラニュー糖は海外では一般的

まずグラニュー糖は、コーヒーやお菓子作りに使われることの多い、サラサラとした砂糖のことです。

グラニュー糖は日本でもスーパーで通常扱われている砂糖ですが、世界では砂糖と言えばグラニュー糖という国が多く、最も普及しています。上白糖にはない、スティック販売がされているのも特徴です。味は淡白で甘味以外の風味があまり感じられません。

特徴2:上白糖は日本で一般的

上白糖はふわふわとしていて、手で触るとべたついたり溶けたりする砂糖です。煮物などの甘味付けによく使われています。

味はしっかりした甘味にほのかな風味が感じられます。この味の違いは、後程ご紹介する加工方法の違いにあるショ糖の純度が大きく影響しています。日本では一般的に広く使用されている上白糖ですが、実は海外にはほぼ普及していません。

グラニュー糖と上白糖の違い5つ

グラニュー糖と上白糖には上記を含め、さまざまな違いがあります。違いを理解しなければ、それぞれを生かした使い方ができません。

砂糖の種類の違いを、原料や見た目だけの違いだと思っている方も多いのではないでしょうか。ご家庭によっては、どちらかの砂糖のみ置いてあるということも少なくありません。そんな方へ、下記で5つの違いをご紹介します。きちんと使い分けて、料理の腕をワンランクアップさせましょう。

違い1:加工方法が違う

グラニュー糖と上白糖は、加工方法が違います。

グラニュー糖はサトウキビやテンサイを加熱精製し結晶化したショ糖を抽出してできあがります。ショ糖は砂糖の主成分ですが、グラニュー糖はショ糖の純度が最も高い砂糖です。それに対して上白糖は、ショ糖が抽出されてから転化糖を加えるため、純度が低くしっとりした砂糖になります。

違い2:見た目が違う

最初に少しご説明したとおり、それぞれの見た目も違います。

グラニュー糖は軽くサラサラとしていて、角度によってはキラキラと輝いて見えます。一つ一つが角ばっているのを目視で確認できます。一方上白糖は雪のようにふわふわと白く、スプーンでなでるとしっとりと重たいのがわかります。粒が細かくそれぞれがまとまっていて、形はわかりません。

違い3:粒の大きさが違う

上記のとおり粒の大きさにも違いがありますが、どのくらいの違いがあるのでしょうか。

一般的に販売されているグラニュー糖の粒の大きさは0.2mmから0.5mmほどです。それに対して上白糖の粒は0.1mm程度で、やはり見た目でもわかるとおり圧倒的にグラニュー糖の上が大きく、白糖の方が小さいです。

違い4:甘さが違う

グラニュー糖と上白糖では、砂糖にとって最も重要な甘さが違います。

グラニュー糖はクセがなく淡白な甘味のため、混ぜる食材本来の味を変えずに甘味をプラスすることができます。一方上白糖はしっかりとした甘味とわずかに独特の風味を感じるため、料理に甘味の他にコクをプラスしたい時にです。

次のページ:上白糖と三温糖の違い2つ

初回公開日:2018年12月06日

記載されている内容は2018年12月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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