生クリームとホイップクリームの違いと特徴|レシピ3選
更新日:2022年04月11日
生クリームホイップクリームとは
製菓用のクリームが販売されるときの表記が、生クリーム・ホイップクリーム・植物性クリームなどに分かれていることをご存知でしょうか。
一般的には、生クリームは牛乳から分離させた乳脂肪を指し、ホイップクリームは生クリームを攪拌して泡立てたものだと解釈している人も多いでしょう。
生クリームとホイップクリームの違いを疑問に思う方のために、それぞれの特徴や違いについてご紹介しましょう。
生クリームの種類と特徴
生クリームは、牛乳から乳脂肪分のみを分離して抽出させた動物性のクリームのことで、乳脂肪分を18%以上含むものを指します。乳脂肪を含むクリームでも、それ以外の原料を加えられているものは、生クリームという表記はできないとされています。
生クリームの特徴は、牛乳本来のフレッシュなミルク風味が豊かで、濃厚なコクとなめらかな口どけがあり、価格が高めのものが多いとされています。
ホイップクリームの種類と特徴
一般的に、ホイップクリームという言葉は、クリームを泡立てたもの全般を指す言葉として知られていますが、本来は植物性油脂から作られた植物性のクリームや、乳脂肪に植物性脂肪や添加物を加えたコンパウンドクリームを指す言葉だとされています。
ホイップクリームは添加物を加えたものが多いため、生クリームよりも長期間の保存ができるとされ、泡立てると口当たりがさっぱりとしていて、軽い味わいが特長だとされています。
生クリームとホイップクリームの違い6つ
生クリームとホイップクリームは、原料・味・賞味期限・価格・用途・カロリーなどに違いがあります。その違いは、食べた時によりいっそう実感することができるでしょう。
その違いによって最適な使い方も変わってくるので、それぞれのメリット・デメリットを知り、使い分けてみましょう。以下に、生クリームとホイップクリームの違いについて、詳しくご紹介します。
違い1:原料の違い
生クリームの原料は牛乳の乳脂肪で、ホイップクリームの原料は植物性油脂です。生クリームと呼ばれるのは、牛乳の乳脂肪のみを使用して作られ、乳脂肪を18%以上を含む純正の動物性クリームだけです。
ホイップクリームは、植物性油脂に添加物を加えて作られたもので、生クリームの代用品に当たります。また、乳脂肪分が使われているコンパウンドクリームも植物性油脂や添加物を含むため、ホイップクリームと表記されます。
違い2:味の違い
生クリームとホイップクリームを比べると、風味・コク・口どけに決定的な違いがあります。生クリームはフレッシュなミルクの風味が特徴で、濃厚な牛乳のコクや、とろけるような口どけの良さを楽しめるのが特徴だとされています。
一方、ホイップクリームはサッパリとして軽い口当たりだとされ、程よいまろやかさはありますがミルク風味はほとんどなく、シュッと泡が消えるような口どけが特徴だとされています。
違い3:賞味期限の違い
生クリームの賞味期限は10日前後で、ホイップクリームの賞味期限は1ヶ月以上となっています。生クリームは乳脂肪だけを使って製造してあるため、封を開けたらその日のうちに使ってしまうことがベストだとされています。
一方、ホイップクリームには、製造時に添加物が加えられているため、賞味期限は1ヶ月以上あり、生クリームよりも3倍ほど長くなってています。
違い4:価格の違い
生クリームは、ホイップクリームの2倍〜3倍の価格で販売されています。一般的に生クリームは300〜400円で販売されており、ホイップクリームは150〜200円ほどで販売されています。
上質な口どけや高級感を味わいたいときには生クリームを使い、ライトな食感を手軽に味わいたいときにはホイップクリームを使うなど、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
初回公開日:2018年12月10日
記載されている内容は2018年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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