一人暮らしの住民票うつす?|住民票の移し方・住民票と税金
更新日:2020年08月28日
学生の場合は住民票が必要になる機会は少ないので住民票は無理に移す必要はないと思います。しかし、社会人の場合は何かと住民票が必要な機会が増えてくるので、住民票は移しておく方が良いでしょう。
短期の単身赴任であれば必要ないと思いますが、長期の単身赴任や新社会人として家を離れたりするときは住民票は移しておくことをします。
住民票を移したときに国民健康保険が気になる人もいると思います。引っ越しした先で国民健康保険に入る場合は、住民票を移と引っ越した先の市区町村に国民健康保険税を払うことになってしまいます。
学生であれば一定以下の収入になり親の扶養になります。この場合は遠隔地被保険者証を発行してもらえるので安心しましょう。
海外での一人暮らしの場合の例
仕事を毎日頑張るお父さんたちの単身赴任先は何も国内だけとは限りません。長期に渡って海外で生活をしながら仕事をすることもあるかもしれません。そんなときは住民票はどうするのでしょうか?
このような場合は住民票をそのまま残しておくか住民票を抜くかどちらかになります。住民票を残しておく場合は今まで述べたことと内容はさほど変わりません。万が一、住民票が必要になったときは飛行機で取りに帰ってきてください。
住民票を抜くというのは経験したことのある人は少ないと思います。住民票を抜くということは当然ですが日本には住んでいないということになります。日本に住んでいないので住民税や年金の支払いはしなくてよくなります。その代わり、行政などの公的なサービスが受けれなくなったりします。
特に大きなデメリットとしては国民健康保険が使えないということです。会社の仕事で海外に行くのであれば社会保険がそのまま使えます。また、印鑑証明が発行できなくなったり、銀行口座やクレジットカードも作れなくなってしまいます。
安易に住民税などを支払わなくて済むからというような理由で住民票は抜かずにしっかりと考えたうえで行ってください。
住民票を抜く方法
住民票を抜く方法ですが役所で海外転出届けを提出しましょう。もちろん印鑑や身分証明も必要になります。まれに勘違いされる人がいるそうですがあくまでも住民票をなくすだけであって戸籍が無くなるわけではありません。地域によって保険証も提出したりもするそうです。対応が地域によって違うようなので事前に確認を取る方が良いです。
また、学生でも海外で一人暮らししている人はいます。長期の海外留学に出られている学生の中には住民票を抜いて行かれる人もいます。仕事であっても、留学であっても長期にわたって一人暮らしする場合は滞在期間や海外での目的などを考慮して正しい選択をしましょう。
住民票と税金
住民票を移すということは要は引っ越ししたということです。住んでいる場所が変われば、もちろん住民税を納める場所も変わってきます。
住民税は1月1日現在で住所地に前年の1年間の所得に対して課税されます。あまりピンポイントなケースは少ないかもしれませんが、1月2日に引っ越しした場合でも1月1日現在で居住していた市町村に全て納付することになります。
引っ越しを行った年には転居先の住民税が誤って請求されることが稀にあるようなのです。もしも、二重で請求が来た場合には必ず確認するようにしましょう。
住民票の重要性
進学や就職、仕事など一人暮らしをする機会は誰にでもあります。一人暮らしを始めるときは引っ越しの準備や各種手続きなどどうしても忙しくバタバタとしてしまいます。水や電気やガスなど生活するうえで無くては困る物から優先して手続きなどをすると思います。その結果、住民票のことはどうしても後回しになりがちです。しかし、住民票とはあなたの存在を証明する記録の一つです。
一人暮らしを始めるときに住民票を移すことは義務ではありません。ですが、この住民票がどこにあるかによって生活の仕方が変わってきます。面倒だからそのままにしておくのではなく一度、どうすることが自分にとって良い形になるか考えてみてから判断してください。
初回公開日:2017年07月18日
記載されている内容は2017年07月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。