実家/一人暮らしのメリット・デメリット|生活費内訳・家に入れる額
更新日:2020年08月28日
実家ぐらしの生活費内訳
実家暮らしでは、生活費の中で大きな出費である家賃、そして水道光熱費が大幅に節約が出来て、一人暮らしよりもはるかに経済的です。実家暮らしであれば、もしもお金を使いすぎたり、収入が減った場合でも、生活の基本となる衣・食・住のうち「食」と「住」は守られていることが多いかと思います。
それでは実家暮らしでの生活費との実際のところどのくらいなのでしょうか。会社勤めの20代社会人の平均的な実家暮らしの生活費内訳、そして比較として一人暮らしをした場合の生活費内訳を紹介します。
実家暮らしの生活費
・住居費&水道光熱費&食費(家に入れるお金)…30,000円
・食費(昼食代)…15,000円
・交際費…10,000円
・携帯代…10,000円
・医療保険…2,000円
・趣味・娯楽費…10,000円
・衣類…5,000円
・雑費…5,000円
会社勤めでは無く、アルバイトやフリーランスで仕事をしている方は上記の項目以外にも「年金・市民税・健康保険料・交通費」が追加されます。また考えられる出費としては、車を所有している場合の費用(駐車場代・自動車税・保健・車検代・メンテナンス費・ガソリン代)です。
家に生活費をどこまで入れているかなど、それぞれの家やその人自身のライフスタイルによって実家暮らしであれ、月々の生活費は様々です。実家暮らしでは家賃、食費、光熱費を大幅に節約する事が一人暮らしよりも可能な為、「他に使える」という考えが出てきやすいのも特徴です。一人暮らしでは危険な衝動買いや使いすぎをしてしまっても、生活の軸にはそこまで大きな影響を与えない為、経済観念が一人暮らしよりは、実家暮らしの方がゆるくなりやすいかもしれません。
一人暮らしの生活費
・住居費…50,000円
・水道光熱費…10,000円
・食費(外食込み)…30,000円
・交際費…10,000円
・携帯代…10,000円
・医療保険…2,000円
・趣味・娯楽費…10,000円
・衣類…5,000円
・雑費…5,000円
実家暮らしに比べて「家賃」「水道光熱費」が必要な為、毎月の生活費はかさみます。家賃については地方に住むか、交通の便が良いところに住むかで大きく変わってきますし、通勤や、遊びに出掛ける際の交通費も大きく変わります。住む場所によっても一人暮らしの生活費は様々ですが、一人暮らしでは実家暮らしよりも平均4万円以上生活費が膨らむと考えられます。
さらに一人暮らしには大きな出費である「初期費用」がかかります。家財道具の購入、敷金礼金・不動産屋への仲人料・引越し代、一人暮らしであれば最初に50万円程は用意が必要です。
先に記述した通り、アルバイトやフリーランスで働いている場合にはさらに各種支払が発生します。
しかし生活費はかかるものの、実家暮らしよりも全ての内訳を自分で把握出来る為、自分のライフスタイルによってお金をかけたいところ、かけたくないところを明確にして、全体の生活費をコントロール出来ます。
実家暮らしと一人暮らしのメリット・デメリット
経済面では、はるかに余裕が持てる実家暮らし。実家暮らしよりもお金はかかるが、生活スタイルをコントロールしやすい一人暮らし。経済的な面のみではなく、様々な面でどのようなメリット・デメリットがあるかを紹介します。
人によって「このメリットは大きい」「このデメリットは気にならない」など様々な考え方があるかと思います。自分にとってはどうか。を意識して見ていただくと、自分に合った生活の形が見えてきます。
実家暮らしのメリット・デメリット
■メリット
・経済的(家賃・光熱費・食費の節約)
・貯金がしやすい
・生活リズムを整えやすい
・安心感がある
・食生活の安定
・家族との時間を過ごせる
・娯楽や趣味、交際費にお金を使える
■デメリット
・生活リズムを合わせる必要がある
・帰宅時間に気を使う
・娯楽費などにお金を使いがちになる
・経済観念がつきにくい
・来客を招きにくい(特に恋人)
・家事をしなくなる、出来なくなる
一人暮らしのメリット・デメリット
■一人暮らし
メリット
・自分の求める生活スタイルを作りやすい
・干渉されない
・来客を招きやすい
・節約や貯蓄に対しての意識が一層高まる
・家事を覚える
・各種手続きなどの知識が増える
■デメリット
・食生活が乱れやすい
・生活リズムが崩れやすい
・身の危険を感じた時に助けを求めにくい
・心細さがある
・家族との時間が大幅に減る
どのような暮らしを望むのか
実家暮らしの方が経済的に余裕は出来ますが、経済観念がつきにくく、人によっては「独立していない」と見なす方もいます。一方で「毎日の暮らし方」を意識せざるおえない一人暮らしでは、経済的な面も含めて、自分次第で生活スタイルを考え、作っていくことが出来ます。
ただし実家暮らしだからと言って自立していないわけではなく、家族と協力しながら、支えながら生活している人もいます。そして実家暮らしよりも生活費がかかるであろう一人暮らしでも、計画をしっかり持って、遂行すれば、一人暮らしだからと言って経済的に余裕が無い生活が待っているわけでもありません。
上記に上げたメリット・デメリットはあくまで「こういう可能性が高くなる」というものであり、どこにお金をかけるか、何を大切にするか。人によってバランスの取り方は様々です。
実家暮らしの人が家に入れるお金
実家暮らしをしている人や、家によって、家に入れるお金は様々かと思います。家賃分として多めに入れる人、ボーナスの際には家の人にいつもより多く渡す人、家には食費分のみ入れて、残りを先々の貯金にまわす人、家にはお金を入れず、家事を積極的に担当している人、形は様々かと思います。
下記は実家暮らしの人が家に入れるお金に関しての調査結果です。
■入れていない:30.7%
出典: https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/10764 | 実家暮らしの社会人に聞いた! 家に入れるお金 は3万円~5万円が相場!? | お金の知識全般 | お金の知識 | ...
■3万円以上5万円未満:28.9%
■3万円未満:26.6%
入れていない人が一番多い結果となっていますが、中には「家事を分担している」「奨学金を返済している間のみ」「社会人1年目まで」など家によって事情は様々です。
共に生活をする事で家族を助けれるポイントがある分、経済面をフォローしてもらうという考えもあります。
実家暮らしにも様々な形がある
「経済的」と記述してきた実家暮らしですが、家にお金を入れている人たちの中には様々な状況があるかと考えます。
・親が病気持ちの為
・親が無収入の為
・親の老後の為に、家計を助けたい為
・成人し、家にお金を入れるのは当たり前だから
など、実家暮らしだからこそ、親から自立し、さらに助けている人たちもいます。
また一人暮らしでも仕送りをして「家にお金を入れている」人もいます。
初回公開日:2017年06月28日
記載されている内容は2017年06月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。