夫婦共働きの場合の平均貯金額と年間・月間貯金額
更新日:2022年04月11日
■夫婦共働きの場合の貯金方法
貯金口座の工夫
共働きは時間がありませんから、目的別に銀行口座を分けるといった面倒なことをしていたら続きません。毎月の収支は、給料の振込口座で完結するようにしておくといいでしょう。しかし、支出には税金や保険料、冠婚葬祭費、旅行費用など、年に数回や不定期に出ていくお金があります。
これらへの備えをしていないと、積み立てたお金に手を付けることになり、貯蓄が増えない原因になります。毎月5万円+ボーナス40万円を貯めれば1年で100万円、毎月8万円+ボーナス50万円を貯めれば約150万円になります。これを支出同様、収入比に応じて分担し、毎月自動的に積み立てる仕組みを作ってしまうのです。
妻の収入を貯金
一般的には夫の収入の方が高い夫婦が多いので、「夫の収入でやりくりして妻の収入は貯金する」という方法がやりやすいでしょう。貯金と支出の出処が分かりやすく、予め貯金をすることが前提となっているため、家計管理にも適していると言えるでしょう。また給料の高低はあるものの、片方の給料を貯金へ回しますので、1年間でも結構な額が貯まるといったメリットが挙げられます。
貯金の目的を作る
目的なき貯金はモチベーションがあがらないという夫婦には目的を定めるのが。ランニングと同じで、貯蓄というのは基本的には「我慢」なのです。ランニングに「マラソン大会にでる」「痩せてモテたい」というような目標が必要なように、貯金にも「マイホーム」「ハワイ旅行」などの目的があると貯金も楽しくなってきませんか?
保険料見直し
公的保険の他にも、病気やケガに備えて民間の保険に入っている方も多いでしょう。 しかし、その保険料と保障は、今のライフスタイルに合っていますか? 独身時代に契約した保険がそのままになっている場合、共働き夫婦となった今では不必要な保障内容が含まれたままになっている可能性もあります。
特に二人とも正社員の共働き夫婦の場合、公的年金が充実しているので、厚い保障は不要なことも多いです。 保険料が家計を圧迫しているなら、契約の変更も視野にいれましょう。 働く世代の場合、医療保障の充実した保険を選んでいる方も多いですが、正社員の場合、傷病手当金や、会社の福利厚生での保障制度が利用可能です。
また、公的にも高額医療費の返還制度などもありますので、家計に余裕がない場合には、保険を少なくして、その分を貯蓄に回した方がよいこともあります。 本当に必要な保障であるかどうか、よく確認してみましょう。
資産運用
FXなど、投資によってお金を増やすというやり方です。上手に運用するには技術が必要となり、計画的にお金を増やしていくのは素人には難しいものになります。ただし、上手な運用ができれば、お金は飛躍的に増えていきますから、できるものならチャレンジしてみるのがです。
■共働きで貯蓄をしましょう
いかがでしたか?共働き夫婦は日々忙しくなかなか夫婦でゆっくり貯金の事を話す機会も持ちにくいかもしれません。うちは共働きなのになんでお金が貯まらないんだろうと悩む前にまずはあれこれ試してみるのも手です。何より大切なのが、家族のライフスタイル・プランや夫婦の性格に合った貯め方を見つけることです。
貯金を巡って家族や夫婦間がギクシャクしてしまっては、元も子もありません。共働きのお互いの収入を知っていても知らなくても、夫婦が互いに信頼していること、「何のためにどれくらいお金を貯めたいのか」という目標こそがお金を貯めるコツなのかもしれません。まずは「こんな貯金方法どうかな?」と話し合ってみましょう。
忙しい共働き夫婦も小さなことでも日頃から話すことで、お互いの考えを理解し協力しながら貯金に励んで下さい。共働きライフを楽しみましょう。
初回公開日:2017年08月21日
記載されている内容は2017年08月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。