夫婦共働きの場合の平均貯金額と年間・月間貯金額
更新日:2022年04月11日
■共働きの場合の月間貯金額
全国消費実調査では、夫婦共働き世帯の平均月収は49万2,000円です。ここから、税金や社会保険料を差し引くと手取り額は、43万9,000円となり、生活にかかる支出が32万9,000円となり、単純に考えると、毎月11万円は貯金に回すことができます。だいたいの目安は月々の20%~35%です。もちろん、共働きの場合です。
20%を金額でいうと、夫婦の手取り月収45万なら9万円ほどです。手取り35万の場合7万です。20%は少し少ないと感じるかもしれません。30%だと手取り45万のうちの12.5万です。手取り35万なら10.5万です。別財布をやめて家計を一つにするなり、頑張ればなんとかいけるでしょう。
■共働きの場合の年間貯金額
金融広報中央委員会が毎年実施している「家計の金融行動に関する世論調査」(平成26年調査)によると、世帯人数が2人以上の世帯の金融資産(預貯金、有価証券等)の保有額の平均値は1,182万円、中央値(※)は400万円です。平成25年調査では、平均値1,101万円、中央値330万円だったので、平均値・中央値ともに、前年度を大きく上回りました。
もちろん年齢や子供の有無、子供の数によっても状況は異なります。平均貯蓄保有残高をみると、20代・30代を合わせた共働き世帯では、子供を持たない夫婦のDINKSが541万円です。子供が1人いる世帯では582万円、子供が2人に増えると520万円という状況です。貯蓄保有残高には、生命保険の掛け金や有価証券等も含まれているため、子供がいる世帯でもDINKSよりも高い金額になっているという見方ができます。
■共働きでの貯金のコツ
割合で決める
よく言われるのが、手取り月収(手取り年収でも可)の20%を預金する方法です。例えば、夫婦の手取り月収が45万だとしたら、そのうちの2割なので9万円を貯金する。ボーナスは多少多めで貯金する。ただ、この方法は手取り30万の20%(6万円)と45万の20%(9万円)と80万の20%(16万)では全く意味合いが違ってきます。
手取り30万の20%貯金だと結構頑張っている印象ですが、手取り80万のうちの16万では散財の印象の方が強いです。割合で決めるのは妥当な方法ですが、収入が多くなるにつれて割合は増やしていったほうがいいでしょう。毎月ほぼ一定額の収入だという共働き夫婦に向いている貯金方法です。
先取り貯金をしてみる
「共働きで忙しく、細かく家計簿を付ける時間もない」「なかなか貯金ができない」という方は、思い切って先取り貯金を試してみてはいかがですか?給与-生活費=貯金ではなく、給与-貯金=生活費です。先に貯金額を差し引いて、残りの金額で生活できるようにやりくりしてみましょう。この計算式で余ったお金でやりくりしてそれ以上使わないことで、ぐんぐん貯まっていきますので試してみてください。
夫婦でお金の使い方のルールや価値観を話し合う
お金の価値観や使い方などは、育ってきた環境や性格、趣味や収入にもよりそれぞれです。夫婦といえどもお互いに具体的な貯金目標額やライフプランなどを事前に話し合っておくことで日常のお金の使いどころ、貯めどころに大きなズレが生じない=大きな貯金への近道になります。
家計口座を共有
共働きの場合は、家計口座を共有できるようにしておきましょう。お互いにいくら入ってきて、いくら使ったかが明確になっていれば、無駄遣いをすることも減ります。口座を共有することで、夫婦が協力してお金を貯めているという意識を高めましょう。家計簿はどちらか一人が管理するのはいいとしても、お互いが見られるようにしておくといいでしょう。
■共働きの貯金に関するブログ紹介
他の共働き家庭の収入、貯金額気になります。ここで共働き節約主婦の大ブログを紹介します。過去に雑誌にも掲載されました。
こちらの共働きOLさんはなんと1年で470万年物貯金に成功していらっしゃいます。ぜひとも参考にしてみてください。
共働き夫婦の筋肉質家計簿を公開なさっています。
初回公開日:2017年08月21日
記載されている内容は2017年08月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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