一人暮らしに必要な生活費の平均額|社会人/30代女性/学生/40代
更新日:2022年04月11日
一人暮らしの生活費の目安を紹介します。家賃は1円も削れない決まった金額なので、残りのものをいかに節約し、生活費を少しでも安く抑える努力が大切です。一つ一つの全国平均を示し、それより高ければ節約が必要で、安ければ堅実ということになります。
食費の全国平均は30,000円です。とことん節約すると、ここまで抑えられるという目安です。30,000円÷31日=は967円という考え方ではありません。例えば冷蔵庫に100円の缶詰をたくさん備蓄しておくと、休日は食費0円ということも可能です。缶詰に限らず工夫次第でいろいろな節約のアイデアがあります。
光熱費は10,000円です。通信費は11,000円、交際費は10,000円、お洒落代は20,000円、日用品は3,000円で、ここまでの合計が74,000円です。ここに家賃が加わります。あくまでも目安ですが、質素な生活を心がけて貯金を増やせば全部自分に返って来ます。
一人暮らしは日用品がもつ
日用品は3,000円です。日用品は、毎月必ずこの金額を使うわけではありません。5個入りティッシュペーパーや8個入りトイレットペーパーが二ヶ月もつこともあるでしょう。
家族が大勢いる家庭なら、いつの間にか日用品が無くなっていて、誰が贅沢な使い方をしているのかと喧嘩になることもあります。その点一人暮らしの場合は、自分しかいないので減り具合が分かるという利点があります。
無駄遣いせずにお金をとっておけば、家具など大きな買い物も可能です。一人暮らしだからこそ、家具や小物を買い揃えるのも楽しみの一つです。
交際費と娯楽費は個人差がある
娯楽・趣味は5,000円です。映画もレンタルなら安いですが、映画館へ行けばかなり高くなります。しかし、よほどの映画好きではない限り、毎月観に行くわけではありません。本やDVD、ゲームなどの購入も個人差があります。
交際費は10,000円ですが、毎月使い切るわけではありません。会社の歓送迎会や個人的な飲み会が続くと10,000円では足りません。クリスマスや忘年会などイベントが続く冬のために、日頃は使わずにとっておくのが賢明です。
娯楽・趣味と交際費は、あまりにも個人差があるので、全国平均は目安です。飲み会を頻繁に開く人なら相当の金額になるでしょう。趣味も将棋や囲碁などお金のかからない趣味もあれば、旅行など大金を必要とする趣味もあります。
女性のお洒落代は男性の2倍
女性のお洒落代は20,000円で、男性は10,000です。全国平均でも女性が男性の2倍です。男性は理容室へ行く回数は、毎月の人もいれば二ヶ月に一回の人もいます。しかし、女性が美容室へ行く回数はもっと多いです。そして、美容室の方が理容室よりも高いです。
女性の場合は化粧品をはじめ、買い揃えるものは男性の比ではありません。ただ、お洒落な男性はメンズサロンへ行き、一回で約9,000円を払うので、同じ男性でも個人差があるでしょう。服をほとんど買わない人もいれば、毎月服を買う人もいます。バッグや靴も高価なので、20,000円では足りません。
一人暮らしの生活費の計算
一人暮らしを始める前に必ずやるべきことは一ヵ月の生活費の計算です。ギリギリではなく多く見積もることがコツです。実際の生活は計算通りには行かないものです。1円まで細かく算出するのではなく、電気代の月平均が3,800円なら4,000円で計算します。
電気代4,000円、水道代2,000円、ガス代4,000円を足すと10,000円になります。冬と夏は電気代がかかるので、他の季節で少なく抑える努力が大切です。無理をして夏なら熱中症、冬なら風邪をひけば、医療費でもっと高くついてしまうから無理は禁物です。
生活費計算のシュミレーション例
項目 | 金額 |
---|---|
家賃 | 55000円 |
飲食費 | 30000円 |
通信費 | 11000円 |
光熱費 | 10000円 |
交際費 | 10000円 |
お洒落代 | 20000円 |
日用品 | 3000円 |
娯楽・趣味 | 5000円 |
家賃、飲食費、通信費、光熱費、交際費、お洒落代、日用品、娯楽・趣味費の合計が144,000円です。ここまでは一人暮らしの共通の生活費です。これに加えて、人により、色々な項目を増やす必要があります。
有料テレビに加入している人はその金額を計算に入れます。バイクや車を所有している人は、維持費や駐車場の金額を入れます。駅まで自転車通勤している人は駐輪場の料金を入れます。新聞を定期購読している人や煙草を吸う人は、かなりの金額が加算されます。
一人暮らしの生活費の計算は、あまりにも個人差があるため、全国平均やシュミレーション例はあくまでも目安です。恋人の有無でも交際費は格段に違ってきます。計算する時に大切なことは、金額の大きい項目を書き忘れないことです。
リッチで快適な一人暮らしを
一人暮らしの生活費について詳しく見てきました。一人暮らしは自由で快適です。インテリアも楽しみの一つです。一人暮らしだからこそ自分好みで自由に模様替えできます。植物を飾ったり小物を並べたりするのもリッチな気分を味わえます。
しかし、快適な一人暮らしができるのも生活費に余裕があるからです。上手に節約して計画的なお金の使い方を心がけましょう。あるだけ使い切らないと気が済まない江戸っ子気質は必要ありません。毎月貯金を増やして安心感のある一人暮らしを満喫してください。
初回公開日:2017年10月06日
記載されている内容は2017年10月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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