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単身赴任の平均生活費・生活費が赤字になる原因

更新日:2022年04月11日

単身赴任が決まったら、気にしなければならないのが生活費です。通常の家族との生活費とは別に必要になる、単身赴任の生活費はいったいどのくらいなのでしょう。いざ、そのときになっても慌てないようにするために、参考にできる内容をご紹介します。

単身赴任の平均生活費・生活費が赤字になる原因

単身赴任で必要な平均生活費はいくら?

結婚後、家族での暮らしが当たり前になっていると、単身赴任はさびしく感じられます。家族と一緒にいられない心のさびしさもありますし、自分の生活と家族の生活の二箇所で生活費がかかってしまう懐のさびしさもあります。そのことをふまえて単身赴任した場合の生活費は、どのくらい必要なのでしょうか。

一般的には、7万~12万円だといわれています。ただ、この金額でもかなりの幅があるように、実際にどのくらいかかるのかは、赴任先によるとしかいえません。結婚前に一人暮らしをしていた人であれば、どのくらいの生活費がかかるのか予想がつくでしょう。それをだいたいの目安として問題はありません。

しかし、初めての単身生活では、生活費に必要な金額は不明です。生活していく上でお金は大事です。単身赴任は、自分だけではなく家族の生活もかかっています。急に、単身赴任が決まっても慌てないように、単身赴任した場合に必要な生活費の実情をご紹介します。

単身赴任で二重生活した場合の相場は?

単身赴任で二重生活をした場合、いったいいくらかかるのでしょうか。これは、単身赴任先の環境や会社の待遇、それと現在のご家族での生活環境によってしまうので、一概にはいえません。そのため、もし単身赴任が決まった場合、会社に詳細を確認することがまず大事です。

具体的にいうと、家賃や家電など会社が支給してくれるのか、その街の物価がどれくらいなのか、ということになります。そして、単身赴任で一番気がかりなのは、やはり遠く離れるご家族でしょう。単身赴任するということは、会社から異動の辞令を打診されますが、まずご家族のことを考慮してその場で即決してはいけません。

家族に単身赴任が一緒に行くかを相談することや、具体的な期間やお給料についてもきちんと確認してください。そして家族との相談後、単身赴任に決まったとします。そこからは、自分一人の生活費とご家族の生活費のことを考えなければなりません。先ほど述べたように、単身赴任の二重生活の相場は決まっていません。そのために、お互いの生活費をきちんと相談して、お互いが納得することが大切になってきます。

単身赴任の生活費はどんなことに使っている?

では、単身赴任のみの生活費をみてみましょう。これも状況によりけりですが、一人暮らしが最低限必要な生活費と考えれば、予想することは難しくありません。以下に大雑把ですが、必要経費を順列しました。

・家賃
・水道光熱費(電気、水道、ガス)
・食費
・雑費(被服費、日用雑貨、通信費、小遣いなど)

まず家賃ですが、会社がもってくれるならかかりません。そして、それ以外だとしても赴任先の土地価格などにより、いくらとはいえません。ただ、単身宅を考慮し5~6万と考えれば、家賃は0~6万円となります。次に水道光熱費ですが、1万~1.5万円程度となっています。これも赴任先によって多少変化しますが、ご自身の使用頻度によるところが多いので、節約することも可能です。

食費ですが、自炊するか外食にするかによってかなり違ってきます。また、外食でも地域によって値段は異なります。自炊でお弁当なら3万円、外食なら2倍か3倍はみておきましょう。あとは雑費ですが、小遣いも含めてなので3万~5万円ほどをみておきましょう。ただし、ここはそれこそ本人次第ですので調節は可能です。最後に、順列はしていませんが、「帰省交通費」が単身赴任にはかかることを忘れないでください。

単身赴任の生活費が赤字になってしまう原因とは?

単身赴任の生活費が何にどのくらい使われるのかわかったところで、今度はよくありがちな、お金が足りない状況におちいる原因を考えてみましょう。いわゆる生活費の「赤字」ですが、何に一番お金を使っているかというと「食費」になります。そして、一番節約できるのも「食費」です。

食事はかかせないものではありますが、自炊することによって大きく節約することが可能です。今の時代は電子レンジがありますので、昔に比べて自炊のハードルは下がっています。料理が得意なら、お弁当も作ればお昼も大幅に節約できます。もし、料理が不得意だけど節約したいとお考えなら、奥様が作った食事をチルド便で送ってもらうのもひとつの方法です。節約もできて、なにより離れていてもご家庭の味を堪能できるのでです。

海外へ単身赴任した場合の生活費はいくらあれば大丈夫?

海外への単身赴任が決まったら、生活費がいくらあればいいのでしょうか。国内の単身赴任でさえ赴任先によって金額はまちまちです。それが海外になってしまったら、それこそ予想がつきません。そこで、今回は単身赴任が多い国「中国」、「タイ」、「アメリカ」にしぼって生活費がどのくらい必要なのか調べてみました。ひとつでも参考になれば幸いです。

中国へ単身赴任した場合

中国へ単身赴任した場合の必要生活費ですが、月に5000元あれば足りるといわれています。食費を含め、日本より物価が安いのでそれなりに生活してもかなり抑えられます。参考までに、食費は3000元、水道光熱費に500元、雑費に1500元です。雑費が高めなのは、中国にはトイレットペーパーを置いていないトイレが多いからです。

そのため、自分で用意しなければならず、必然的に必要数が多くなるのです。駐在員としての単身赴任なので、家賃は会社計算として生活費に含めていませんが、もし、含めてた場合は家賃の5,000元~15,000元を足して10,000元~20,000元です。日本の単身赴任から考えるとかなり高くなってしまいますが、中国に海外の人が来て住む場合はこの値段のクラスになります。

※日本ではないので、円ではなく元計算にしています。(1元=約15円)

タイへ単身赴任した場合

タイヘ単身赴任した場合の必要生活費ですが、月に8,000バーツ程度といわれています。内訳は、食費に6,000バーツ、水道光熱費に1,000バーツ、雑費として1,000バーツになります。タイは日本の半分程度の物価といわれているので、必然的に生活費も安くなります。こちらも駐在員の単身赴任なので、ここでも家賃は会社計算として生活費に含めていません。

しかし、含めた場合でも家賃の7,500バーツで、それを足して15,500もバーツですから、日本の単身赴任から考えるとかなり安いといえるでしょう。※日本ではないので、円ではなくバーツ計算にしています。(1バーツ=約3.3円)

アメリカへ単身赴任した場合

アメリカヘ単身赴任した場合の必要生活費ですが、月に1,000$あれば足りるといわれています。内訳は、食費に600$、水道光熱費に300$、雑費として100$になります。こちらも駐在員の単身赴任なので、ここでも家賃は会社計算として生活費に含めていません。もし、含めた場合は家賃の1,200$を足して2,200$ですから、日本の単身赴任から考えるとかなり高くなってしまいます。※日本ではないので、円ではなくドル計算にしています。(1$=約110円)

単身赴任の生活費をきちんとやりくりするには?

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初回公開日:2017年08月20日

記載されている内容は2017年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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