一人暮らしのロフトの使い方・コーディネート・レイアウト・活用方法
更新日:2020年08月28日
もう一部屋欲しい場合
ロフトの必要性については、一人暮らしの目的やどのような生活をしたいかにもよるでしょう。例えば、周りになんでも置いてあり狭いスペースでも手を伸ばせば事足りる、そのような環境が良いという方には、ロフトはあまり必要性を感じられないでしょう。しかし、逆に狭くとも部屋を区切りたい、別のスペースを持ちたい、という方にはロフトがです。
同じ部屋にいながら別の場所にいるような感覚を得られるので、一人暮らしで部屋も狭いけど気分を変えたい時などは便利です。少し高い位置で見る普段と違う光景は、気分転換に役立つのではないでしょうか。
他にも、寝室と分けたいときなどにも便利です。一部屋しかないけれどリビングとベッドルームは分けたい、人が来たときにベッドは見られたくないなどが気になる方には良いのではないでしょうか。
収納スペースが欲しい場合
次に、収納スペースが欲しい場合です。一人暮らしの部屋は狭いことが多いです。できるだけ収納スペースを確保したい、そんな時に丁度良いのがロフトではないでしょうか。
ロフトのスペースといってもさまざまですが、大体人が一人寝れるくらいでしょう。そのくらいのスペースですから、物置には充分です。かといって、広すぎない程よさに実際収納スペースとして利用する方も多いのではないでしょうか。
一人暮らしのロフトのメリット・デメリット
メリット
一人暮らしのロフトは、メリットもありますがもちろんデメリットもあります。それを知った上で、ロフト付き物件での暮らし方をぜひ考えてみてください。
まず、メリットはとにかくスペースが広がることです。一人暮らしはワンルームという場合も多いです。クローゼットや押入れなど付いてくる物件がほとんどでしょうが、それでも足りない時の収納スペースにぴったりです。
また、タンスや押し入れの場合は、しまいこんだまま忘れ去る場合や取り出すのが面倒になってしまうこともあります。しかし、ロフトの場合は比較的オープンで取り出しやすいです。
次に、上記のメリットと関連しますが、もう一つの部屋として利用できるという部分です。収納スペースも良いですが、寝室として利用したりもできますし、気分を変えるための別部屋として利用もできます。本棚を置いてみたり、少し小さいローテーブルを置いてみたり、色々考えると楽しくなってきませんか。
次に、突然の来客にも慌てずに済むことです。一人暮らしの部屋の場合、玄関とキッチンはつながっていることが多いです。さらに、ワンルームですと全部がつながって扉もありませんから、突然の来訪があった場合丸見えです。そのような場合、ロフトがあればとりあえず片付けきれない物などを置いて隠すことができます。
押入れも良いですが、一人暮らしですと小さかったり入りきらないこともあります。ロフトの場合は、人が一人入れるくらいのスペースはありますので、ある程度のものは置いておくことが可能です。
もう一つ、意外と便利な使い方として洗濯物を干しておくスペースに使えるという点があります。一人暮らしで洗濯物を干すには場所も考えなくてはなりません。ベランダがない部屋や物干し竿がかけられないタイプの窓しかない場合も多いです。そのような場合は、部屋干しするしかありませんが、なかなか場所をとってしまいます。
そのような時、ロフトに干すというのは方法です。天窓があるタイプのロフトであれば、日の光も取り入れられてさらに良いです。
デメリット
次に、デメリットについてです。まず、夏場がつらいということです。実は、ロフトは高い位置にありますので、生活空間よりも暑くなってしまうことが多いです。換気ができませんので、暖かい空気が上の方にとどまってしまうということもありますし、エアコンの空気が届きづらいという理由もあります。
最上階の部屋になるとさらに暑くなってしまいます。逆に、冬は暖かいので冷え性の方にはです。次に、上の階の物音がとても響くという部分です。最上階であればまだ良いのですが、上に人がいた場合とても響きます。寝室として利用する際には、騒音で眠れなくなることもあるので注意が必要です。
次に、掃除が大変だという点です。常に人がいる場所とは違い、どうしてもホコリがたまりやすくなります。掃除機をかけるにしてもはしごタイプのロフトであれば、そこまで持っていくこと自体が厳しいです。
誰かが手伝ってくれるならともかく一人暮らしですので、一人で掃除機を上げ下げするのは無理があります。さらに、天井が低い位置にある場合はしょっちゅう頭をぶつけるはめになります。
ロフト付き物件に住もうと考えた場合、やはり一度は見に行って確かめてみた方が良いです。スムーズに上り下りできるか、上の階の人の足音はどの程度響くか、エアコンの位置はどこかなど、実際に一人暮らしを始めた場合のビジョンを思い描いてみてください。
一人暮らしのロフトの活用術
収納として使う方法
「一人暮らしにロフトの収納スペースはとても便利です」という話を何度も繰り返して書きました。そこで、ここではその活用方法などを書いていきます。
皆さんは、一人暮らしをする際どの程度のものを持ってきましたか。やはり、スペース的にも諦めてしまった家具や家電や洋服などもあったのではないでしょうか。そこで、あえてロフトに家具を設置するという方法を提案します。ロフトの高さにもよりますが、本棚やタンスなどを置いてしまうのはどうでしょうか。
一人暮らしでワンルームの場合、とにかく何かを床に置くとグンと部屋が狭く感じられて圧迫した空間になってしまいます。四方になにかしら物が置かれていると落ち着かない方もいるでしょう。しかし、一人暮らしだし仕方ないと諦めていた方も多かったのではないでしょうか。
そのような家具をロフトに置いてしまいましょう。本棚を置いてロフトで本をゆっくり読むというのも良いでしょう。タンスも必要最低限の物だけ下に置き、後はロフトに置いておけばすっきりします。他にもたまにしか使わないけど要る物の収納スペースにぴったりです。ロフトの種類にもよりますが、ぜひ試してみてください。
寝室として使う方法
一人暮らしでロフトを寝室として使うというのは、割とスタンダードな利用方法ではないでしょうか。一人暮らしでワンルームの場合、部屋は一つですから当たり前ですがベッドルームも一緒です。しかし、寝る時くらいは空間を分けたいという方もいるでしょう。そんな方に方法が「ロフトを寝室にする」です。
しかし、ベッドはなかなか置くことは難しいでしょう。たまに一人暮らし用の部屋で備え付けてある場合もありますが、大抵は自分で運び込むことになります。しかし、スペース的にも厳しいですし、なによりベッドをその場所に入れる作業は物理的に無理があります。
そこで必然的に布団になりますが、普段布団を使用しない方には寝づらいでしょう。下にすのこを敷いたり敷布団を重ねてみたりと工夫してみてください。このように、色々考えて工夫して居心地のいい空間を手に入れるというのも、一人暮らしの楽しみ方ではないでしょうか。
ロフトと共に一人暮らしライフ
ここまで、ロフトの魅力や活用法、そしてメリットデメリットなども紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
一人暮らしの部屋を決めるというのは楽しくもあり大変なことでもあります。一度引っ越してしまえば、何か不具合があったとしても、すぐにまた引越しし直すことは簡単ではありません。お金もかかりますし、一人暮らしを始めたばかりの学生の方や新社会人の方であれば特に難しいでしょう。
しかし、初めての一人暮らしの部屋決めというのは、自分一人の自由な空間を作る第一歩となる楽しい作業です。たくさんの部屋の中から自分の城を自分で選び、そして自由にコーディネートできる、それも一人暮らしの醍醐味でしょう。
その中の一つの選択肢として「ロフト付きの空間」をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
初回公開日:2017年10月24日
記載されている内容は2017年10月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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