【地域別】一人暮らしに必要な費用の平均・計算方法|学生
更新日:2020年08月28日
地元を離れて他の地域で一人暮らしをする費用は、前項で大まかに分類された9つの基本費用に、「地元からの交通費」「宿泊代」「賃貸契約の費用」「引っ越し費用」「新生活費」の5つが新たに追加されます。
地元からの交通費
それまでに住んでいた地元を離れ、新幹線や飛行機といった交通手段で新居先へ向かう交通費です。住んでいた場所が新居先のある場所と近かかったり、遠すぎたりしなければ問題はありませんが、北海道や沖縄といったかなり遠い場所から引っ越しで向かう場合だと結構かかることがあります。
宿泊代
他の都道府県での一人暮らしの部屋探しをする当分の間、ホテルなどの宿泊施設に使う費用です。一般的に利用するものとしてカプセルホテルとビジネスホテルの2種類があり、カプセルホテルは3000円、ビジネスホテルは7000円程度かかります。
慣れない部屋探しをするためにホテルに泊まれば1泊数千円はかかり、さらに交通費や食費と合わせるとその出費は馬鹿にできません。家族や知人などの付き添いの人がいればさらにかかることに注意しましょう。
賃貸契約の費用
一人暮らしの部屋が決まって契約する際に必要な費用です。物件によって家賃も条件もさまざまですが、ほとんどの物件では「敷金」「礼金」「日割り家賃」「仲介手数料」「火災保険」「鍵交換費用」と6つの分類が共通して存在することが多いです。
敷金
「敷金」とは契約時に貸主に支払い、退去する時に部屋に入居者の過失による破損などがあれば修理代として差し引かれますが、問題がなければ返還される費用で、地域によっては保証金とも呼ばれます。そして「礼金」とは物件契約時に貸主に支払う費用です。この二つの金額は家賃2ヶ月、1.5ヶ月、1ヶ月などと物件ごとに決まっています。
日割り家賃
「日割り家賃」とは1日いくらと決められる家賃であり、例えば3月15日に7万円の物件契約をした場合、3月15日から3月31日までの17日間の日割家賃を「70000×17/31=38387円」という感じで計算し、支払額として決められます。「仲介手数料」とはその物件を紹介した不動産業者に手数料として支払う費用で、通常は家賃1ヶ月分です。
火災保険料
「火災保険料」は火災によって生ずる財産上の損害を補填する損害保険の費用で、物件が2年契約の場合、2年間で15000円程度を支払うことが多いです。そして「鍵交換費用」は自分が入居する時、前入居者が使用していた鍵から自分が使用する鍵に交換する際に発生する費用であり、15000〜20000円程度ほどを請求する物件も存在します。
よって、この6種類の費用の合計からしてみると、かなりの出費となることがわかりますので、こちらにも気を配って生計を立てていく必要があります。
引っ越し費用
カーテン・照明・自転車・洗濯機・冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・テレビ・ベッド・タンス・テーブルなど家具家電など新しい部屋や生活に必要となるものを揃え、運んでいく費用です。この費用は運ぶ家財道具の量、距離や時期によって決まるもので、遠い場所へ運んでいく場合はかなりの出費となるので見積もりと計画を立てることが必要です。
新居生活費
新しい部屋に引っ越した後、次の収入が入るまでの一人暮らしで使う費用です。仕事が決まっていても給料が入るのは1ヵ月先であり、当面の生活費が必要となります。そして、不測の事態に供えて1〜3ヶ月程度は暮らせるだけの貯金を理想として望んだ方がいいでしょう。
この5種類の費用は、地域別で一人暮らしをするにあたっての出費にも含まれることが多々あります。具体例として下記に紹介する4箇所の地域も含めた地域別の一人暮らしで生計を立てる際に参考にしてください。
ケース①:東京での一人暮らし
初回公開日:2017年11月23日
記載されている内容は2017年11月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。