Search

検索したいワードを入力してください

【人数別】生活費の内訳|一人暮らし/夫婦/年金/家族三人

更新日:2022年04月11日

生活費を見直したいと思ってもその内訳は一人暮らしなのか家族で暮らしているのか、その人数や構成によって大きく異なります。自分に当てはまる家族構成の平均的な生活費の内訳を知ることで無駄な出費を防いだり、出費を減らすべき項目が分かるでしょう。

Noimg

人数別で見る生活費の内訳の違い

一人暮らしと四人家族では生活費は変わってきます。基本的な出費額が増えるのはもちろんですが内訳も大きく異なります。どのように変わるのか人数別で詳しくみていきましょう。

平均的な生活費を紹介していくので、地域によって異なる項目も出てきます。特に居住費は差が大きいですが、当てはまらない場合は単純に差し引きして生活費全体の出費額を増やしたり減らしたりして比較していきましょう。そこで内訳での細かい調整も変わります。

また外食が多いのか自炊が多いのかなど、ライフスタイルによっても内訳は変わっていきますがまずは全体的な比率を知るために平均的な生活費の内訳を人数別に紹介します。そこから自分の現在の生活費の内訳と照らし合わせてください。

一人暮らしの生活費の内訳

一人暮らしの生活費の内訳から見ていきます。一人暮らしと言っても学生か社会人かで異なる項目があります。生活をしていく上での優先順位が変わることで出てくる差です。

学生時の生活費では必要だった教育・娯楽費、書籍費、勉学費の項目は社会人になると娯楽費の項目に集約されます。そして社会人では新たな交際費や服飾費などが追加されます。その時々で優先されるべき生活費が変わったことが分かります。

食費は基本的にはあまり変わりませんが一人暮らしの際はライフスタイルによって大きく変えられるため、学生でも社会人でも切り詰めやすいのは食費です。外食に自炊や学食、社食をうまく織り交ぜると生活費の中での食費にかなりの差が出るでしょう。では学生と社会人の一人暮らしでの生活費の内訳を紹介します。

学生一人暮らしの平均的な生活費内訳

学生の一人暮らしでの生活費内訳です。学生一ヶ月分の生活費の平均は12万円です。

住居費:52820円
食費:25190円
教育・娯楽費:9830円
勉学・書籍費:2890円
日常費:6070円
電話代:3800円
交通費:3330円
その他:3010円
貯金:13820円

上記の内訳になります。こちらは全国大学生活協同組合の2017年のデータに基づいた学生の平均生活費の内訳です。仕送りが7万円、アルバイトの収入が3万円弱としてのデータですので、仕送り、アルバイトの収入が多ければ内訳額を増やすことができますし、どの項目も増やさずに貯金を増やすこともできます。

仕送り、収入が平均より少ない場合は、自分の生活費の内訳と照らし合わせて切り詰めやすい項目を見つけられますし、アルバイトを増やしてもいいでしょう。優先順位は個人差があるので自分の生活リズムを考えると無理せず生活費をやりくりできます。

社会人一人暮らしの平均的な生活費内訳

次は社会人の平均的な生活費の内訳を見てみます。社会人の一ヶ月分の平均生活費は14万円です。

住居費:65000円
食費:25000円
水道・光熱費:8000円
娯楽費:5000円
交際費:10000円
服飾費:10000円
電話代:6000円
交通費:5000円
保険:5000円

上記のような内訳になります。食費は基本的に自炊をした場合ですので、外食が多ければ食費は1〜2万円高くなります。また女性の場合、服飾費が高くなる場合があります。

学生と違い収入源を増やすことは考えにくいので、上手なやりくりが必要となるでしょう。現在の自分の生活費内訳を同じ項目で分けて書き出すと照らし合わせやすくなります。学生と同じことは優先順位に個人差がある点です。ただ食事は自炊の回数を増やす、社食があれば利用する、外食でも手頃な店を見つけるなど費用を減らしやすい点は学生も社会人も同じです。

夫婦二人暮らしの生活費内訳

20代の夫婦二人暮らしの生活費の内訳を見てみます。平均生活費は24万円です。

住居費:36900円
食費:50200円
水道・光熱費:16700円
娯楽費:18300円
生活雑貨:8300円
服飾費:10600円
交通費・通信費:53800円
教育費:5400円
保険:7700円
その他:40700円

上記のような内訳になります。一人暮らしと比べると全体の生活費はもちろん二倍になります。

夫婦二人暮らしの場合でも食費がポイントになります。共働きで帰宅時間が揃わなくて一緒に食事を取れないことも多くなります。どちらかの会社の付き合いが入ると、二人それぞれ外食する費用がかかります。どちらにせよ工夫次第で食費は節約できますので、一人暮らし同様自分たちのライフスタイルに沿った工夫が必要となるでしょう。

三人家族の生活費内訳

三人家族の生活費内訳を見ていきます。夫婦と子供一人の場合、平均生活費は27.3万円です。

住宅ローン:110000円
食費:50000円
水道・光熱費:17000円
電話代:20000円
服飾費:15000円
教育費10000円
交通費:20000円
保険:35000円
お小遣い:25000円
その他:10000円

上記の生活費内訳で合計277000円となります。家族構成がガラッと変わるので内訳も大きく変わります。住宅ローンがあればそちらが大きな割合を占めます。子供にかかる費用はもちろんありますが、年齢によって教育費は変わりますし、塾や習い事でも変わってきます。

夫婦二人の生活の時と子供ができた場合では大きな変化がありますので、生活費自体が増えるとともに内訳が変わります。今までとは違ったやりくりの方法が必要となってきます。

四人家族の生活費内訳

家族四人、夫婦二人と子供二人の家族構成の場合の生活費内訳を見ていきます。この場合の平均的な生活費は31.5万円です。

住宅費:19500円
食費:74300円
水道光熱費:23000円
娯楽費:30400円
家事用品:11000円
服飾費:13600円
教育費:18200円
交通費・通信費:50000円
保険・医療費:11000円
その他:64300円

上記の生活費内訳で315400円です。四人家族の場合、生活費を見直すポイントは「固定費」です。住宅や車のローン、保険料などの毎月払う固定費をそれのみで書き出してみるととても多いです。そこの内訳をしっかり見直してやりくりすると浮きやすくなります。

また子供が二人いると単純に考えても教育費は倍になります。高校を私立にするなど学校でも教育費は変わってきます。そこは譲れないという場合は三人家族だった時とは違う節約方法を考えると良いでしょう。

ひとり親の生活費の内訳は?

ひとり親の場合の平均生活費の内訳を見ていきます。児童手当、児童扶養手当によって収入は変わってきますので、お住まいの地域の自治体に問い合わせて見ましょう。収入15万円、児童手当10000円、児童扶養手当34250円の場合の生活費内訳です。

住居費:45000円
食費・日用品代:25000円
水道光熱費:10000円
教育費:2000円
通信費:7000円
保険:23000円
お小遣い:10000円
その他:20000円

上記で平均生活費の合計は142000円です。子供の人数、年齢によって教育には幅があります。

ひとり親になった時に貰える手当や援助金はお住まいの地域や収入によって変わりますので、自治体に相談してください。また、所得税は税務署の、住民税などは区市町村による条件を満たせば免除や減免になる場合があります。しっかりと相談をすればやりくりを楽にしていけます。

割合で見る夫婦の生活費の内訳

人数別の生活費の内訳を見たところで、具体的な夫婦二人の場合の内訳の詳細を紹介します。生活費の内訳を割合で見ていきましょう。

住宅費:34.6%
食費:16.2%
水道光熱費・通信費:10.0%
服飾費:6.1%
保険料:8.3%
交際費・趣味:10.5%
その他:14.0%

上記の結果となります。住居費と食費をたすと約半分を占めていることがわかります。お住まいの環境によって住居費は変わってきますので、車を所有するか決める際は自分たちの生活費内訳の割合はどうなっているのか、照らし合わせてみてください。

車を購入する際だけでなく、家族が増えることを考えているのであれば金額だけでなく割合で内訳を見てみると減らせそうな項目がわかりやすいです。この方法なら内訳が数値化されるので自分たちのライフスタイルに沿って無理なくやりくりを行えるでしょう。

手取り別生活費の内訳を知りたい

次のページ:ゆとりある老後の生活費内訳

初回公開日:2018年03月22日

記載されている内容は2018年03月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related