スキレットの簡単な手入れ方法・スキレットは手入れなしでも大丈夫？
更新日：2020年08月28日
スキレットとはどんなフライパンなの？
「料理が美味しくなる」「おしゃれ」と巷で話題となっている調理器具のスキレットですが、どんなものなのでしょう。形状はフライパンと似ていますが別物なのでしょうか。実態を調べてみると、扱い方が難しい、お手入れが大変、放っておくと錆びてダメになってしまう、など、なかなかハードルが高い印象を受けます。
こうして並べてみると、鉄製のフライパンとも類似する点が多いです。鉄製のフライパンも料理をおいしくするのに最適な調理器具ですが、やはり扱いが難しくお手入れが大変というイメージがあります。
本記事では、このスキレットやフライパンについて紹介した上で、使い方や使用後のお手入れ方法、焦げやサビで傷んでしまったときのお手入れ方法、商品の紹介をしていきます。スキレットや鉄製のフライパンに挑戦しておいしい料理を作ってみたい、買ってみたいけど使い方やお手入れが難しいそうと悩んでいる、という人にぜひ参考にしてほしいです。
スキレットってどんな特徴を持ってるの？
スキレットは一般的に鋳鉄製で、鍋の底が深めの、厚みがある、ずっしりと重いという特徴を持ち合わせています。一方でフライパンも鉄製のものがあります。しかし、スキレットの特徴と比べると底は浅めですし、素材自体も厚みはなく薄いです。
また、フライパンは鉄の他に、アルミ、ステンレス、銅など使われる素材はさまざまです。こうした特徴を比較するとスキレットは、鉄製で、普通のフライパンよりも、厚く、底が深く、重たい、ものと考えると良いでしょう。
鉄と鋳鉄の違いって?
先程の説明で鋳鉄という用語が出てきました。これは鉄と何が違うのでしょう。結論を言うと、どちらも鉄に変わりありません。ただ、鋳鉄の方がより多くの炭素を含んでいます。つまり、成分量の違いといった所でしょうか。
また、鋳鉄で物を作る場合は、鋳型という型に溶かした鉄を流し込んで作ります。
より炭素が多い=壊れにくい?
より炭素が含まれる鋳鉄は非常に硬いと言われます。となると、鋳鉄製のスキレットは落としても割れないほど強固なのでしょうか。ややこしいですが、鋳鉄の硬さというのは傷のつきにくさを表します。
世界で硬いと言われているダイヤモンドが、実は金づちで粉々に砕けてしまうという話と同じです。ちなみに、スキレットを含む鋳型製品全般は、割れやすいので取り扱いには注意しましょう。その代わり、傷が付きにくいので大事にお手入れをしていくことで長く、一生ものとして使えます。
スキレット(鋳鉄)の特性
続いて、スキレットに使われる鋳鉄の特性を見ていきましょう。スキレットを使って料理がおいしくなる理由は、鉄の性質とスキレットの形状にあります。
鉄は熱伝導率が良く、素早くしっかりと食材に火を通すのに適しています。そうした特性から鉄製のフライパンは、野菜炒めやチャーハンの調理に適しています。一方、スキレットには鋳型特有の厚みにより、フライパンに比べてじんわりと食材に火が通って、旨味を閉じ込めてくれます。そのため、スキレットはハンバーグやステーキの調理に最適です。
最後まで出来立てのように食べられる！
調理が完了して火を止めた後もスキレットは温かい状態が長く続くので、そのまま食卓に並べると、最後まで料理を冷まさずにできたてみたいに味わうことができます。ちなみに、よくステーキセットやハンバーグランチで使われているプレートもスキレットと同様に鋳鉄製です。この食器にも料理を最後まで楽しむための工夫がなされています。
ステーキやハンバーグは鋳鉄プレートで、具材や汁の多い料理は底が深めの特性を生かしてスキレットのままで使う。こうして使い分けていくと食卓の見栄えや使い勝手もずっと良くなります。お店みたいなおしゃれな食卓を家庭で再現しましょう。
スキレット・鉄製のフライパンの手入れをサボるとどうなる？
初回公開日：2017年10月13日
記載されている内容は2017年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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