揚げ油の保存方法|安全に保管するポイント6つをご紹介します
更新日:2022年04月11日
専用の保存容器が無い場合は、ワインボトルなど、細長くて蓋のできる瓶を代用すると、空気に触れる面積が少ないのでです。また、陶器などの「だしポット」や「耐熱性ガラス容器」なども代用可能です。
普通のビンでも代用可能ですが、光が当たって酸化しないようにアルミホイルなどを巻いて遮光したり、ペットボトルの場合は、完全に冷めてからでないと油に成分が溶け出す可能性もあるため注意が必要になります。
ポイント4:冷暗所に保管
残った揚げ油の保存場所は、暗くて涼しい冷暗所に保管しましょう。一度使った揚げ油は、日数が経過するとどんどん酸化が進んで、身体に悪影響のあるトランス脂肪酸に変化します。
冷暗所は揚げ油の酸化を防ぎ、酸化を遅らせる作用があるため、普段から使用しやすいシンク下やガス台の下、棚や冷蔵庫などに入れておくと基本的に問題ないです。
ポイント5:再利用できる回数
揚げ油の再利用回数には定義はありません。油は加熱や揚げた食材からの成分によって劣化するからです。油の種類や、何をどのくらいの量揚げたか、季節、保存状態によって再利用回数は変わってきますが、3〜4回が使用目安として理解しておくと良いです。
あとでご紹介する、保存した揚げ油を捨てるタイミングを理解しすると、どのくらい再利用することが可能かがわかります。
ポイント6:使える期間
適切に保存した場合でも、揚げ油の保存期間は2~3週間です。ですが、揚げ油の酸化を抑え長持ちさせるポイントがあります。それは「差し油」といい、1度使った揚げ油に、新たに油を注ぎ足して使うことを言います。
「差し油」をすることにより、油の劣化が遅くなり、2~3回多く使えるようになります。一度使った揚げ油は炒め物などに使い、残りは2~3週間以内に差し油をして使うと、長く揚げ油を使うことができます。
繰り返し揚げ油を使いたい方に
油のニオイや揚げカスの汚れをキャッチする、活性炭フィルター付きのオイルポットです。木質系活性炭カートリッジでまるできれいな油のようにろ過してくれます。油臭いニオイや汚れが全く気になりません。
カートリッジ1個あたり約10回使用することができ、フィルター使用後はゴミ箱に捨てるだけなので、お手入れが簡単です。オイルポット本体はフッ素加工でお手入れが簡単、ポットの注ぎ口は油垂れ防止の二重口になっています。
保存した揚げ油を捨てるタイミング
保存した揚げ油を、数回使用してくると劣化してしまいます。油の種類や保存方法によっても再利用の頻度や期間は異ななりますが、ここでは、保存した揚げ油を捨てるタイミング、捨て時のサインをご紹介します。
水質の悪化を招いたり、排水管の詰まりの原因になりますので、廃棄する場合はそのまま排水溝に流さないよう注意して下さい。
タイミング1:透明度が低く濁っている
揚げ油の使用の際に、揚げ物が焦げやすかったり、鍋の底が見えないほど油の透明度が低く濁っている場合には、油の取り替えをします。繰り返し使用した油は、透明から茶褐色へと変色し油の色が濃くなります。
特に、魚や肉など動物性の材料を揚げると油の色が変色しやすく、油が黒ずみ劣化してしまいやすいです。油の透明度がなくなり、茶色く変色してきたら捨てるタイミングといえます。
タイミング2:泡が消えにくい
揚げ物が終わり、食材を取り去った後もしばらく泡が残り、細かく消えにくくなってきたら油を捨てるタイミングです。
揚げ油を繰り返し使うと、揚げている食材が見えない状態となるカニ泡ができます。レシチンのような乳化成分が出ると泡が消えにくくなり、鍋の側面に泡が溜まるようになります。そうした状態になる前に、新しい揚げ油と交換することをします。
初回公開日:2018年11月16日
記載されている内容は2018年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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