魚の骨が喉に刺さった時の対処法|料理時の魚の骨対策4つ
更新日:2022年04月11日
耳鼻咽喉科がベスト
魚の骨が喉に刺さった時に、胃や小腸を傷つけて手術になるケースもありますが、これは「魚骨異物症」の患者全体のうちでも非常にまれな例と言われています。
魚の骨が喉に刺さった場合、ほとんどが喉の左右にある「口蓋扁桃」(扁桃腺)もしくは舌の付け根に刺さるため、耳鼻咽喉科を受診するとスムーズです。
仮に耳鼻咽喉科で対応できないケースに当たっても、紹介状を書いてもらえば他の病院での対処が可能です。
治療費の目安
病院や診療所では、治療や処置の内容によって「診療報酬点数」がつき、点数が高くなるほど治療費がかかります。
耳鼻咽喉科で魚の骨を取った場合、初診料も合わせて3,000円から、内視鏡などを使う複雑な診療では1万円前後かかることもあります。(3割負担の場合)
診療報酬点数は地域や紹介状の有無などによっても変わりますが、耳鼻咽喉科でも処置が簡単であればあるほど、治療費は安く済むでしょう。
1:鉗子で取れる場合
喉に刺さった魚の骨を病院で取ってもらう場合、簡単なケースでは、ハサミ状の柄がついて開閉できるピンセットのような器具(鉗子)を使って骨を抜きます。
鉗子で魚の骨を取った際の治療費は、耳鼻咽喉科の初診料(再診料)に手術代・処方箋料などを合わせて1万円前後かかることがあります。
鉗子は手術器具にあたるため、鉗子で魚を骨を抜き取ると「喉の手術」とみなされ、手術代として計上する所が多く治療費も高めになります。
2:手術になる場合
ピンセットでは魚の骨が取れず鉗子を使った場合でも、「手術」とみなされるケースがあります。また手術の内容や難易度などによっても治療費は大きく異なります。
魚の骨が喉に刺さって手術になる場合、鉗子と内視鏡を使う簡単なものでは1万円前後、食道を切開するなどのケースでは高額になることがあります。
手術になる場合は、麻酔科・手術代・鎮痛剤などの処方箋料に加え、状態に応じて診察料や入院時のベッド代や食事代もかかるでしょう。
どんなときに手術になる?
魚の骨が原因で手術になるケースで多いのは、骨が奥深く刺さってピンセットで取れない時に喉を切開する手術です。この場合の手術は比較的簡単です。
まれにですが、原因不明の腹痛や声がれなどを訴えCTを撮った結果、腹部や食道などから魚の骨が見つかり摘出手術をするケースがあります。
簡単な手術では局所麻酔をし、治療費も1万円前後で済むことが多いですが、複雑な手術になるほど金銭的・肉体的な負担も大きくなります。
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魚の骨が喉に刺さった時も、口腔内をすぐ確認できるので医師とのやりとりもスムーズです。
料理時にできる4つの魚の骨対策
普段から「魚の骨が喉に刺さりやすい」と悩む人は、よく噛まずに飲み込んだり、早食いをする傾向があります。
魚の骨が喉に刺さるのを防ぐには、ゆっくりよく噛んでから飲み込むか、骨を抜いたり柔らかくして食べやすくするなどの対策があります。
特に小さな子供や高齢者などは、咀嚼や嚥下のコントロールがうまくできないので、最初から骨抜きや調理法を工夫して、骨を処理した方が事故が防げるでしょう。
魚のさばき方を工夫する
初回公開日:2018年12月10日
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