鏡餅の飾り方と飾る時期をご紹介|それぞれの飾りには意味がある
更新日:2022年04月11日
大人向けの日本の行事を知るための書籍は多数販売されていますが、この書籍のように子供にもわかりやすく解説された本はなかなかありません。
そこで、日本の伝統行事を正しく伝えていくために、子供と一緒に学べる本を買って勉強してみてはいかがですか。
子供だけでなく、大人も知らない日本の行事の意味あいを知ることができるので、集会や学校行事のさいに役立つことでしょう。
鏡餅の飾りの意味
鏡餅は、最近では便利なセットとなって売られているので、一から自分で作ることや調達しなくても、すぐに飾り付けができます。
しかし、セット品では飾りつけに使われている品々が何を意味しているのか知ることは難しいですし、昔のように飾りつけの意味合いを聞きながら用意することもなくなりました。
そこで、飾りつけに使われている代表的な品々が持つ意味合いについて解説していきます。
裏白
裏白は、南日本に群生するシダ類で、表面は緑色の艶やかな葉をしていますが、裏側は白く粉っぽい色をしていることから裏白と名づけられました。
裏白が鏡餅などの正月飾りに使われる理由は、裏が白く潔いことから、心の裏側も白い身の清らかさを意味することと、裏が白いので「ともに白髪まで長生きする」といった意味から好んで裏白を鏡餅に古くから使われています。
ゆずり葉
ゆずり葉は、若葉が成長してから古い葉が落ちることから、ゆずり葉と名づけられ、縁起物として正月飾りに古くから利用されています。
これは、子供が成長して、親が後を譲ることに例えて鏡餅の飾りに使われているおめでたい木です。
縁起物として、庭木として育てたり、正月飾りとして使われていますが、地域によっては、ゆずり葉を鏡餅に使わないところもあります。
橙
橙は、みかん科の果物ですが、酸味と苦みが強いのでそのまま食すことはできません。
橙は、冬に橙色に変色して熟しますが、春になるとまた緑色にかわり、長い間枝から落ちることがありません。そのことから代々と橙をかけて、縁起物として鏡餅のてっぺんに載せてお供えします。
また、橙は見かけは美味しそうに見えますが、実際は酸っぱくて食べれないことから見掛け倒しの武将を橙武者とも呼びました。
鏡餅を飾って良い年を迎えよう!
鏡餅の飾りつけに使われているモノの意味を知ることで、お正月の伝統行事を深く知ることができます。
忙しい現代人のために、スーパーやコンビニでも鏡餅のキットが売られていますから、良い年を迎えるためにも、鏡餅をそれぞれの場所に飾り、年神様を迎える準備をしましょう。
1年に1度の行事なので、鏡餅の飾り方を忘れてしまうのは当たり前ですから、鏡餅の飾りつけから、飾りつけの期間を毎年この記事で確認しましょう。
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初回公開日:2018年12月11日
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