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ラム酒のおいしい飲み方3選|歴史と製法・原料・色・風味別の分類などを知ってラム酒の世界を楽しんでみませんか?

更新日:2020年08月28日

ラム酒というのはどのようなお酒なのでしょうか。ラム酒の歴史や海賊との関係、製法・原料・色・風味別の分類をはじめ、ラム酒のおいしい飲み方や、銘柄、ラム酒におつまみも紹介します。飲み方を知ってラム酒の世界を楽しんでください。

ラム酒のおいしい飲み方3選|歴史と製法・原料・色・風味別の分類などを知ってラム酒の世界を楽しんでみませんか?

世界のラム酒総生産量の約97%~98%を占めている製法がインダストリアル製法になります。

サトウキビから砂糖を作るときにできる廃糖蜜の「モラセス」を原料としてラム酒は作られ、モラセスを発酵させた醸造酒を蒸留しエタノールの濃度を高めた後に樽に入れて熟成させることでラム酒ができます。

モラセスは貯蔵しておけるので、サトウキビの収穫時期などに左右されることなく1年中をとおしてラム酒を醸造することが可能です。

ラム酒の製法・原料での分類2:アグリコールラム

ラム酒を造るアグリコール製法とは、インダストリアル製法より新しくできた製法です。全世界を見てもラム酒の総生産量の3%ほどしか使われてない製法がアグリコール製法になります。

アグリコール製法の方法は、サトウキビの搾り汁をラム酒の原料として使用し醸造したもので、使う原料以外は造り方はインダストリアル製法と同じになり、この方法で作られたラム酒を「アグリコールラム」と呼んでいます。

ラム酒の色での分類

ラム酒は「製法・原料・色・風味」の3つの違いで分類できますが、次は色での分類をしていきます。

ラム酒の色は、貯蔵方法や期間などで色透明~濃い褐色まで多様にあり、大きく分けると「ダークラム」、「ホワイトラム」、「ゴールドラム」の3色に分けることができます。そんな色での仕分け方や特徴などを細かく紹介します。

ラム酒の色での分類1:ダーク・ラム

ダークラムは蒸溜した原酒を、内側を焦がした樽で3年以上貯蔵して造るので樽からの独特な香味成分などでお酒の色が濃い褐色、他の2種類よりも風味や香味が強い傾向にあり、製菓にもよく使われるのが特徴です。

ダークラムで有名な銘柄は「マイヤーズ」になりカクテルの「マイタイ」にダークラムが不可欠といわれるほど愛されています。そんなダークラムですが、ダークラムの中には着色料で着色されている製品などもあります。

ラム酒の色での分類2:ホワイトラム

ホワイトラムは無色透明な色をしており、別名シルバーラムとも呼ばれ、製法は内側を焼いていない樽で貯蔵したあとに活性炭を使いろ過して色と香りを取り除いたタイプと、蒸溜・割り水をしたあとにタンクで熟成させるタイプの2種類の製造方法があります。

ホワイトラムは「サトウキビ」や「糖蜜」といった使っている素材の味を自然なまま味わうことができるのが特徴のラム酒になります。

ラム酒の色での分類3:ゴールドラム

ゴールドラムは薄い褐色をしたラム酒で、ダークラムとホワイトラムの中間的なラム酒で、風味や香味を両方の間くらいになり、別名のアンバーラムと呼ばれることもあります。

ゴールドラムは、カラメルで着色したり、ダークラムとホワイトラムを混ぜて造ったりするのでウイスキーに似た色合いのラム酒になります。ゴールドラムは果実やハーブなどの香りをつけたフレーバーラムとしてよく使われています。

ラム酒の風味での分類

ラム酒は「製法・原料・色・風味」の3つの違いで分類できますが、次に紹介する風味にあたる蒸留方法や熟成期間での仕分けは4種類あり、特徴などを詳しく紹介していきます。

モラセスと水を混ぜて「純粋酵母醗酵」させたのちに醸造酒を造り「連続式蒸留器」で蒸溜する「ライトラム」の他、「ヘビーラム」「ミディアムラム」「スパイストラム」も紹介します。

ラム酒の風味での分類1:ライトラム

ライトラムは、インダストリアル製法で造られ、モラセスと水を混ぜて「純粋酵母醗酵」させた後に醸造酒を造り「連続式蒸留器」で蒸溜し、蒸留後に内面を焦がしていないホワイトオーク樽やタンクで短期間熟成されます。

樽熟成の状態では「ゴールドラム」になり、熟成したあとに活性炭でろ過することで「ホワイトラム」になります。短期熟成の影響でやわらかな口当たりと軽い香りになりカクテルのベースとして多く使われています。

次のページ:ラム酒の銘柄1:マイヤーズ

初回公開日:2017年11月07日

記載されている内容は2017年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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