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ラム酒のおいしい飲み方3選|歴史と製法・原料・色・風味別の分類などを知ってラム酒の世界を楽しんでみませんか?

更新日:2020年08月28日

ラム酒というのはどのようなお酒なのでしょうか。ラム酒の歴史や海賊との関係、製法・原料・色・風味別の分類をはじめ、ラム酒のおいしい飲み方や、銘柄、ラム酒におつまみも紹介します。飲み方を知ってラム酒の世界を楽しんでください。

ラム酒のおいしい飲み方3選|歴史と製法・原料・色・風味別の分類などを知ってラム酒の世界を楽しんでみませんか?

ラム酒とは

ラム酒は、サトウキビの廃糖蜜または絞り汁を原料として作られている蒸留酒のことをいい、サトウキビに含まれるショ糖と酵母をアルコール発酵させのちにエタノールに変化させ、蒸留し熟成させるとできあがります。原産地は西インド諸島だと言われています。

ラム酒は、そのまま飲むだけではなくカクテルのベースや製菓の風味づけ、レーズンなどを漬け込んだりと使用できる幅が広いのが特徴です。

ラム酒のアルコール度数は44%~45%

ラム酒はお酒の中でも、甘い香りと甘味のある味が特徴で、一般的なアルコール度数は40%~50%で酒税法ではスピリッツに入ります。ラム酒を分類するときは「製法・原料・色・風味」の3つでそれぞれ分けることができます。

ラム酒のアルコール発酵原料は、砂糖を製造するときにでる廃糖蜜を利用した「インダストリアルラム」とサトウキビの絞り汁から造るラム酒を「アグリコールラム」と呼んでいます。

ラム酒の原料

独特な香りと甘い風味で知られているラム酒は原料にはサトウキビが使われています。

ラム酒の原材料はサトウキビですが、ラム酒の発祥の地であるカリブ海の島々にはサトウキビは元々自生していませんでした。

1492年にコロンブスによるアメリカ海域への到着時にサトウキビが持ち込まれ、サトウキビと気候が合ったためその後カリブ海の島々はサトウキビの一大生産地となりました。

ラム酒の歴史

ラム酒は、16世紀の初頭にスペインから西インド諸島へやってきたスペイン人冒険家「フアン・ポンセ・デ・レオン」の隊員の1人が蒸留技術を持っており、ラム酒を開発し、18世紀になるとイギリスへと輸出が始まりました。

その後イギリス海軍ではラム酒が支給品となり、艦のボイラー室など室温が高い場所で働く兵士が、体力維持のために飲んでいたと言われています。

ラム酒と海賊との関係

長い航海中は食料や水をを腐らすことがる度々ありました。水がなければ長い航海はままならず、そこで水分補給の意味で愛飲していたのが「ラム酒」でした。

アルコール度数が高いお酒は腐敗菌が繁殖することなく長期間保存ができます。お酒を水分代わりにする中で、ラム酒が他のお酒に比べ安価だったため大量に買うことができたました。ラム酒は海賊が好きなお酒と言うよりは海賊も含め船に乗る「船員」たちが愛飲したお酒でした。

ラム酒の製法・原料での分類

ラム酒のことを紹介をしたときに、ラム酒が「製法・原料・色・風味」の3つの違いで分類できると紹介しましたが、まずは、ラム酒の造酒方法(製法・原料)で分類してみます。

ラム酒のアルコール発酵原料は、砂糖を製造するときにでる廃糖蜜を利用した「インダストリアルラム」とサトウキビの絞り汁から造る「アグリコールラム」があることは説明しましたが、その方法名や造り方、原料などを詳しく紹介します。

ラム酒の製法・原料での分類1:インダストリアルラム

次のページ:ラム酒の色での分類

初回公開日:2017年11月07日

記載されている内容は2017年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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