セーラー服の襟の意味と理由・襟の由来と作り方|ライン/色
更新日:2020年02月13日
汚れの取り方
セーラー服の襟の多くにはライン線があります。各学校によってそのラインの色は異なりますが、白色のラインの場合は汚れて黒ずむことがあります。
ラインの汚れの取り方として、自宅で洗濯できる素材のものなら、歯ブラシと固形の洗濯石鹸を使って、ライン部分をこすった後普段通りに洗濯すればかなり綺麗になります。
また、液体タイプの酵素系漂白洗濯洗剤に浸け置きするだけでも綺麗になります。しかし、それでもだめなら、ラインだけ交換するという方法もあります。また、自宅で洗濯できない素材のものはクリーニング店で染み抜きをおねがいしてください。
セーラー服の襟カバー
名古屋襟地域、愛知や岐阜と言った東海地方では襟カバーというものが存在します。これは、襟が髪の毛などに触れたりして汚れるため、襟にカバーをつけて汚れないようにするためのです。式典や行事の時は襟カバーを取り外すことになっています。
関西襟や名古屋襟と言った襟幅が大きく、襟先が胸元よりも下のセーラー襟の場合は学校によっては取り外しが可能なところもあるらしく、取り外して手洗いしているといわれています。
その一方で取り外しできないセーラー服の襟の場合は、洗濯機に入れる前に襟、袖に部分洗剤を染み込ませ、型崩れ防止のためにネットに入れ、中性洗剤で洗いましょう。干す前に縮んラインを、すこし引っ張って形を整えます。
セーラー服はセーラーフクへ
呉市や横須賀市辺りではたびたび、セーラー服を着た男性を見かけます。変質者と思った方は、日本人らしい思考の持ち主です。セーラ服=女子生徒の制服と捉えている方でしょう。その考えはアニメや漫画に影響を与え、日本人の知らないうちに海外まで波及しました。
日本ではブレザータイプが移行しているなか、タイや中国では日本仕様のセーラー服を取り入れ入学志願者を増やしました。また厳格なイスラム国であるサウジアラビアの学校でも取り入れ、セーラーフクという言葉が日本語由来の外来語として定着しているといわれています。
さて、先に書きましたが、呉市や横須賀市にはセーラー服を着た男性を見かけることがあります。セーラー服は海士階級の男性隊員だけが着れる制服だからです。セーラー服とは一種の特権者のみが着れる制服です。一種の憧れがあるのでしょう。2次元文化がその憧れを広めセーラーフクを誕生させたのは興味深いです。
初回公開日:2018年03月08日
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