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お稚児の時の服装・費用の目安・親の服装・お稚児のやり方

更新日:2020年03月10日

「3回参加する幸せになれる」とも言われるお稚児さんをご存知ですか。お稚児行列に子どもを参加させたいと思っているご家庭もあるのではないでしょうか。ここでは、お稚児さんにはどうしたらなれるか、お稚児さんの費用など、お稚児さんに関することをご紹介します。

お稚児の時の服装・費用の目安・親の服装・お稚児のやり方

祇園祭の稚児

祇園祭前祭の山鉾巡行(7月17日)で先頭を進む長刀鉾を見たことがある方も多いでしょう。この長刀鉾に乗る男の子がお稚児さんで、祇園祭の主役になります。

祇園祭では、長刀鉾に乗るお稚児さん以外にも綾傘鉾の稚児(正副6人、一般から公募)、久世駒形稚児(綾戸国中神社の氏子から毎年2人)が選ばれます。

稚児の役割

祇園祭でのお稚児さんの役割は、「生き神様」つまり、神の使いになることです。そのため、神さまに任命されている間は精神潔斎(肉食を断ち、行いを慎んで身を清めること)の生活を送らなければなりません。

女性の手を一切借りずに生活することになるため、女性が作った料理も食べられません。そのため、身の回りの世話は全て男性が行い母親と触れ合うこともできません。

一部の儀式を除いて、地面を歩くことも禁じられるため、移動も大人が抱っこして神様を下に置かないように気を付けます。

こうして、稚児と稚児と一緒に選ばれる2人の禿(かむろ)は、7月1日の「お千度」から数多くの行事を経てメインイベントの山鉾巡行(17日)を迎えます。

山鉾巡行では、注連縄切り・鉾の中央での稚児舞の披露など重要な役目の後、疫病を鎮めるための儀式を行い、八坂神社での「お位返しの儀」が終わると稚児と禿は普通の少年へと戻ることができます。

福井県のお稚児さん

福井県には、子どもにまつわるしきたりが多く語り継がれています。その一つに、お稚児行列があり、お稚児さんを3回すると幸せになると言われています。

お稚児さんの募集

福井県内で募集しているお稚児さんをご紹介します。

福井県護国神社

○日程
平成30年4月15日(日)
○名称
明治維新150年記念事業「しあわせの稚児行列」
○対象年齢
1才から7才くらいの元気な子ども  ※男女問わず
○参加料
1人につき10,000円 ※健康祈願・御守・衣装借料・記念写真・赤飯含む
・草履・足袋ご希望の方は別途かかります
○申込方法
直接神社へ
・遠方の方は、神社に電話(0776-22-5872)にて申込書の送付依頼する
○申込対応時間
9:00~16:00頃
○締め切り
定員に達し次第終了

永平寺

○日程
平成30年5月6日(日) 13時~15時
○名称
お釈迦様の誕生を祝う「永平寺花祭り」
○定員
なし
○料金
稚児衣装:9,000円、役稚児衣装:10,000円
○締め切り
4月20日(金)
○申込方法
永平寺町観光物産協会へ問い合わせ
※毎年連休最終日に行われています。

お稚児さんの費用

お稚児さんになるには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

祇園祭

祇園祭の長刀鉾のお稚児さんにかかる費用は、約2,000万円と言われています。

その内訳は、以下のとおりです。

①お稚児さん本人の羽織、着物、袴といった衣装代
②お稚児さんの父母の衣装代
③祇園祭への寄付金
④お祝い客へのもてなし費用

一般的なお稚児さん

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初回公開日:2018年05月01日

記載されている内容は2018年05月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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