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【男女別】30歳の貯金平均額・貯金なしの回避方法

更新日:2022年04月11日

30歳の男性で平均貯金額は431万円、30歳の女性で平均貯金額は299万円です。ですが実際には30歳代の方の3分の1は貯金額がゼロとなってしまっています。貯金がなければ困ることがありますので、まずは100万円から貯金を始める方法などを紹介していきます。

【男女別】30歳の貯金平均額・貯金なしの回避方法

30歳で貯金なしを回避する方法

30歳代の方の3分の1の方が貯金がない状況です。しかしそのまま生活していくと将来に不安が出てきてしまいます。貯金の無い方がどうすれば貯金できるようになるでしょうか。

これまでどおりの生活では貯金ができなかったわけなのですから、生活と考え方を変える必要があります。とりあえず前の方で100万円を貯めるやり方を書きましたが、まずはその方法で取り組むべきでしょう。

お金を貯める習慣を

簡単に言うと、30歳のうちにお金を貯める習慣にすることです。漫然としていて貯金はできません、貯金100万円を目指して貯金開始しましょう。その貯金を始めるときの目安として、手取り月収の1割位から始めましょう。

まずこの程度の額を給料から先にひいてし、残りで生活していくようにしていきましょう。余裕が出たら独身であれば目安を2割程度に引き上げて、貯金額を増やしていきたいです。自分で一定額を積み立てるのに自信がなければ、良い機会ですので財形貯蓄などを始めましょう。

そうするとATMで簡単におろせなくなるので確実に貯められます。さらに預金利子も普通口座より高いのがうれしいです。天引きしてしまって、毎月やりくりが厳しくなってしまった方は家計簿をつけるなどして余計な支出を見つけて、無駄な支出をなくしていきましょう。

目的や必要額と老後など

そして貯金に目的を持ちましょう。生活防衛資金として必要になりますから、一つの目的にしましょう。ケガや病気などをして働けなくなったりしたら大変です。勤務している会社が倒産したり、リストラされる場合があります。収入が途絶えてしまった時に、数ヶ月間生活できるだけの預貯金がないと困りますから目標にしましょう。

もう一つは家族の必要額です。子どもの教育費や家を買うための頭金など、必ず必要になります。それに備え、生活を充実したものにするためのお金として貯金をしましょう。

そしてもう一つ大事なのは、老後の資金が必要になります。今の制度では年金では十分な生活費になりません、足りない分を補うためにお金が必要になります。生活レベルを維持するためにも貯金が必要です。

目的を持ってしっかり貯金をすれば貯金は続き、額も増えていくでしょう。30歳のうちに少しずつでも目標を持って貯金を積み上げていきましょう。

夫婦・独身の場合の30歳の貯金

この目標を踏まえて30歳代の貯金額の夫婦と独身者の平均金額を見てみましょう。30歳代の夫婦の平均貯金額は370万円となっています。これに対して、30歳代の独身の方の平均貯金額は461万円となっています。

この数字は家計の金融行動に関する世論調査(平成26年度)の調査結果にでています。この貯金額は前に出ていた数字よりも大きい額になっています。それは貯金額の平均値であって、この調査ではさらに貯金がある方を対象に調査しています。

ですから、貯金がない30代の方は対象としていません。また、30歳代になると年収の開きも大きくなってきていて、大企業の役職者にでもなったり、自営業の成功者になっていたりと、平均貯金額を押し上げている方も混じっています。

中央値で見た場合

そこで前に出ていた現実的な数字と言われる、中央値の方を見ていきます。繰り返しになりますが、中央値とは全てを合算して割る平均値とは違って、単純に得た数字を大きい方から小さい方に並べていって、その真ん中の数字の値になります。

例えば10人の大きく異なる貯金額の異なる人がいたときに、低い順から並べて5番目の人の貯金額が中央値となります。平均額だと10人の人の中に他の人が300万円程度の貯金しかないのに、一人だけ3,000万円の貯金額を持っていたりすれば、平均額は大きく押し上げられてしまい実情とかけ離れた数字になってしまいます。

中央値は現実的です

中央値は影響を受けないので、実情に近い値となります。これを踏まえて貯金額の中央値の場合を見てみます。そうすると30歳代夫婦の貯金額の中央値は405万円と高くなり、反面、30代独身の方の貯金額の中央値は350万円と低くなります。

中央値では夫婦の方の貯金額が、独身の方の貯金額を上回りました。これからわかるのは、30歳代では独身の方の方が貯金の開きが大きく、夫婦の方は比較的計画的に貯金をしていて開きが大きくはないのがわかります。

30歳の貯金の平均額そして貯金額ゼロからの脱出について

30歳の男性の平均貯金額は431万円、30歳の女性では299万円となっていました。一般的に30歳の貯金額は年収と同程度になっています。しかし、この平均は貯金を持っている方の平均値で、実は3分の1は全く貯金を持っておらず、その日暮らしになってしまっています。

これでは、もしもの場合の保証もなく、老後も不安です。まずは支出全体を見直して無駄を省き、給料天引きで貯金を始めましょう。貯金額はまずは100万円、そしてだんだんと目標を高くしていきましょう。

初回公開日:2017年12月07日

記載されている内容は2017年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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