大阪で一人暮らしをする場合の家賃・費用相場・地域

家事も掃除も全て自分でやる

一人暮らしをしていく以上、生活に関することは全て自身でやらなければなりません。たとえ仕事でどんなに疲れていても、自身しか家事をする人はいません。そのため、実家でほとんど家事をした事がなかった人は、慣れない家事に苦労するでしょう。最初の頃は、恐らく失敗も多少はするでしょう。

しかし、そういった一人暮らしでの苦い経験も、生きていく上で非常に良い経験になります。特に、家事のスキルは生活していく上で大きな武器となり、大いに役立つため、料理や掃除などに頑張って取り組むと良いでしょう。

孤独感を感じる事もある

一人暮らしをしていると、時には孤独や寂しさを感じる時もあるでしょう。家に帰ってきても「おかえり」と言ってくれる人はいません。辛い事があっても話を聞いてくれる人もいません。一人暮らしは自由な反面、孤独との戦いでもあります。時には、孤独に耐える我慢強さも必要です。

しかし、あまりにも我慢をし過ぎるのも良くありません。特に一人暮らしを始めて間もない頃は、寂しさからホームシックに陥る人も少なくありません。さらに、ホームシックや慣れない生活のストレスにより、心身の健康を損ねてしまう危険性もあります。一人暮らしをしていく上での我慢強さは必要ですが、どうしても辛いときは迷わず周囲に頼りましょう。

一人暮らしで守るべき大切なマナー

一軒家などで住むのではない限り、一人暮らしの場合はほとんどがマンションやアパートなどの集合住宅に住むと思われます。集合住宅は、文字どおり一つの建物に多くの住人が集合して住む場所です。そのため、互いにマナーを守る事が非常に重要です。

実家暮らしの時と同じ感覚で生活していては、近所の住人から苦情を受ける場合もあります。では、マンションなどで一人暮らしをする際、どんな点に注意すれば良いのでしょうか。

生活音には十分配慮する

マンションで最も多い住人同士のトラブルは、騒音問題と言われています。その騒音には主に二つの種類があります。そのうちの一つが、生活にまつわる騒音です。

例えば、洗濯機を回す音、入浴する際のシャワーの音、掃除機をかける音などがこれに当たります。これらの音は生活する上で必ず発生するものであり、完全に無くす事は不可能です。しかし、なくせないからこそ、周囲への配慮が必要です。

そのため、深夜に洗濯機を回したり掃除機をかける事は避けた方が良いでしょう。特に、洗濯機は脱水の際にどうしても音が大きくなりがちであり、深夜など周囲が寝静まった時間に使うと騒音が目立ってしまいます。生活音には十分注意しましょう。

大声で騒がない

もう一つの騒音は、住人の声やテレビの音など、生活に直接は関わらない音です。一人暮らしの部屋に家族や友人が訪れた際、楽しくてつい騒いでしまう事もあるでしょう。しかし、部屋で騒いだり深夜に大声で電話したり、大音量でテレビや音楽を流すなどの行動は、近所の部屋や上下階の住人にとって非常に迷惑です。特に深夜や早朝は周囲も寝ている人が多いため、そうした行動は慎みましょう。

ゴミ出しの分別方法と曜日を守る

多くのマンションは、建物の1階横や入り口前などに共同のゴミ捨て場があります。そしてマンションや自治体などによって、ゴミ出しの曜日や分別方法などが決められています。これらは必ず守りましょう。

ゴミを出せる曜日以外にゴミを出したり、ゴミの分別を怠る事は収集業者にも非常に迷惑です。特に生ゴミは悪臭の原因にもなるため、指定された日以外は出すのは厳禁です。また、煙草の吸殻などは火がきちんと消せていないと周囲に燃え移るため、絶対に不始末は避けましょう。

安全な一人暮らしの為の自己防衛術

近年、空き巣や住居侵入など、住宅を狙った犯罪が後を絶ちません。もちろん一人暮らしのマンションも例外ではなく、一人暮らしの女性がターゲットにされる事件も数多く発生しています。さらに、火災や地震などの際にも、一人暮らしは自らの身を自力で守らなければなりません。では、凶悪な犯罪や災害から身を守るためにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、安全に一人暮らしをするための自己防衛術をご紹介します。

戸締りは忘れずに

住居に侵入されないためには、まずは外部からの侵入口を作らない事、つまり戸締りをする事が最も大切です。玄関はもちろん、窓などもしっかり閉める事で侵入を防ぎます。できれば、ホームセンターなどで売っている補助錠を窓や扉につけておくと良いでしょう。1つの入口に2つ以上のの鍵をつける「1ドア2ロック」がです。

一人暮らしを始めたばかりの時期は、防犯意識が特に強いでしょう。しかし、人間は慣れると気がゆるむ傾向にあり、長く住むにつれて防犯意識が徐々に薄れていってしまいます。特に、高層階に住んでいると「高層階だから大丈夫」と考えてしまいがちですが、現在は高層階でも被害に遭うケースはたくさんあるため、油断は禁物です。毎朝、家を出る前に必ず戸締りの確認を行いましょう。

火元の確認忘れは致命傷になる

料理などでガスコンロを使った際は、火を確実に消す事が大事です。ガス火の消し忘れや煙草の不始末は、もちろん火災につながります。

一軒家と違い一人暮らしなどマンション住まいの場合は、被害が自身の部屋だけでは済まない場合がほとんどです。つまり、自らのミスが両隣や上下階などの住民への多大な迷惑につながると言う事です。そのため、自身のためだけでなく、同じマンションに住む他の住民のためにも、絶対に火元の確認は怠ってはいけません。

また、ストーブやコタツ、アイロンやヘアアイロンなどの電化製品の消し忘れにも注意しましょう。特に朝は忙しさでバタバタしている事から、消し忘れが起こりやすいです。くれぐれも気を付けましょう。

洗濯物は干すものと場所に注意しよう

一人暮らしは、洗濯物を干す際にも注意が必要です。洗濯物は、その部屋に住んでいる人を表す物です。そのため、外に干した洗濯物がきっかけで、外部から狙われてしまう事もあり、十分注意が必要です。犯罪を防ぐために大事なポイントとして、外部に「女」の存在を感じさせない事が大切です。特に、女性は下着や可愛らしい服などを外に干す事が、女性の一人暮らしを暗に示す事につながるため、避ける方が安全です。

また、物件によっては洗濯機の置き場所が外になっている場合があります。これも、洗濯機に残っている洗濯物から住人の性別などを特定され、凶悪犯罪につながる恐れがあるため、なるべく洗濯機を室内に置ける部屋を選ぶ方が良いでしょう。