ボールペンの消し方｜間違い/布/壁/紙/レザー/机/油性
更新日：2020年08月28日
インクの種類別にボールペンの消し方を紹介
ボールペンのインクは油性インク、水性インクの二種類があります。ボールペンの汚れは、インクの種類によって消し方が異なります。
油性
油性のボールペンのインクには、有機性の溶剤に色を出す成分が混じっています。有機性の溶剤とは油の仲間です。一方で色を出す成分には、染料と顔料の2種類があります。染料は溶剤に溶けた状態で、顔料は溶剤に溶けずに混ざっている状態です。
油性ボールペンで書かれた汚れの消し方では、油性ボールペンに使われている溶剤、つまり油を利用します。水は油と混じらないので、油性ボールペンに使われている色成分は、水洗いや洗剤では落ちません。家庭では、クレンジングオイルや除光液などの油を使うことで、油性ボールペンの汚れを落とせます。
水性など
水性ボールペンのインクは、水に色を出す成分が混じっています。油性ボールペンのように、色を出す成分には染料と顔料の2種類があります。
水性ボールペンで書かれた汚れの消し方では、洗濯用洗剤や食器用洗剤、石鹸などを使って水洗いします。水洗いで汚れを落とせるというのは簡単に聞こえますが、汚れがついた素材の種類や汚れを放置した時間が長ければうまく落とせないことがあります。
間違いをした時のボールペンの消し方は？
間違って紙に書いた文字の消し方は？
紙に書いた文字の消し方は難しいです。なぜなら、紙は繊維の絡み合いでできていて、繊維の隙間に、しっかりと色がついてしまうからです。また、紙に水をかけるとシワができたり、破けてしまいます。油でもシミができます。ピンポイントで文字を消すことは難しいので、履歴書や大事な書類を間違えたのなら、書き直すことが一番簡単でしょう。
どこかに提出する書類ではないのなら、修正テープなどで覆い隠す方法がです。また、砂消しゴムやカッターで、文字を削り取るという消し方もあります。ただし、紙が破けないように慎重にやらねばなりません。薄くなった部分にはもう一回文字を書くことが難しいので、この消し方はあまりできません。
カードに書いた文字の消し方は？
消したい内容が、クレジットカードの署名部分など大事な部分であれば、自分で文字を消してはいけません。署名を消すことで、偽造を疑われる場合もあります。文字の上に二重線を引く消し方もやめたほうがよいです。もし、大事なカードに間違って文字を書いたり、経年劣化で汚くなった部分をきれいにしたいと思ったら、面倒ですが新しくカードを発行してもらいましょう。
ポイントカードなどであれば、自分で文字を消しても大丈夫です。ラミネートされたカードなら、色が中まで染み込んでいないため、消しゴムで擦るだけでも文字が消せることがあります。ラミネートの表面は、水をはじくため油性ペンで書いてあるはずです。落ちなければ、クレンジングオイルなどの油を使った消し方を試しましょう。
布についたボールペンの消し方は？
ボールペンのキャップを閉め忘れて、気が付いたら服にシミができていて困る場合があります。布についた素材は、素材に注意して汚れを落とさないといけません。繊細な素材がダメにならないように、洗濯表示をよく確認する必要があります。確実なのは、消し方をクリーニング屋などのプロに相談することですが、まずは自分で汚れを落とせないか試してみましょう。
服
初回公開日：2018年02月27日
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