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【箇所別】炊飯器の寿命・症状|臭い/三洋電機/タイガー

更新日:2020年08月28日

日々の食事に白米が欠かせない人は多いでしょう。それだけに、突然炊飯器が機能しなくなってしまっては困りますね。炊飯器が寿命を迎える際にはサインが出ます。今回は、炊飯器の平均的な寿命と、寿命が尽きる時の症状などをご紹介します。買い替えのポイントにしましょう。

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炊飯器の寿命の症状は?

すえた臭いがする

炊き上がったご飯からすえたような臭いがする時は、炊飯器の寿命が近づいている証しです。今までと同じように洗米し、水加減をしっかり行っても、なお炊き上がったご飯からすえたような臭いが取れないのであれば、買い替えを検討した方が良いでしょう。

炊き込みご飯などを炊飯する際に使った醤油が付着して、臭いを発生させていることもあります。その場合は、内釜に付いた汚れを丁寧に清掃することで臭いは解消します。それでも臭いが取れない場合や、保温してそれほど時間が経っていないご飯が匂うなどの場合は、炊飯器の寿命である可能性が高いです。

保温に切り替わる

米を炊こうとしてもなぜか保温に切り替わってしまう、高い米を炊いてもまったくおいしく感じられないなどの症状が現れた時は、温度センサーの故障が考えられます。

温度センサーは炊飯器の底部にあり、自動で内釜内の温度を調整し、急激な温度上昇などを感知することで、ご飯を絶妙な炊き加減に調節しています。この温度センサーが、水分の付着によって金属部分が腐食してしまうと、サビついてしまい、ご飯がおいしく炊けなくなってしまいます。こうなると、残念ながら炊飯器は寿命です。

ご飯が焦げる

炊き上がったご飯が焦げてしまうということは、温度センサーの異常である可能性が高いです。温度センサーは、内釜の温度調整をする大事な機能です。この温度センサーが壊れてしまうと、おいしいご飯を炊くことができません。

ご飯が焦げる可能性には、他にとぎ米に問題があったり、胚芽米を再加熱した場合なども考えられます。それらに心当たりがないのであれば、温度センサーの寿命、すなわち炊飯器の寿命と捉えて良いでしょう。

箇所別に見た炊飯器の平均寿命は?

内釜の平均寿命

一般的な炊飯器の内釜の寿命は、3~5年です。中のコーティングが耐えられる年数を表しています。コーティングが剥がれてしまいますと、炊飯器の温度センサーに不具合が生じてしまいます。結果、ご飯の炊き上がりにムラができたり、おいしさが今までと違ってくるようになります。

内釜だけを交換することは可能ですが、交換の費用が高く、場合によっては新しく炊飯器が買えてしまうくらいの金額になるケースもあります。

炊飯器の寿命をどれだけ長く延ばせるかは、内釜をどれだけ丁寧に扱えるかで変わってきます。内釜のコーティングは非常にデリケートです。内釜を洗い桶代わりにしたり、使用後の皿を入れたり、内釜で洗米をしたりしないようにして、コーティングに傷を付けるのを防ぎましょう。

リチウム電池の平均寿命

ご飯を炊く時には、コンセントを差し込みます。そのため、炊飯器の電量供給は全てコンセントからされていると認識されている方も多いでしょう。ところが、時間表示部分の電量供給については、ほとんどの炊飯器でリチウム電池を使用しています。

リチウム電池の寿命は、コンセントを抜いた状態で4~5年です。コンセントを差し込んでいる間はリチウム電池は使われませんので、寿命はもう少し延びます。炊飯器の時間表示が正しい時刻を表示しなくなったり、画面に何も表示されなくなったりした場合には、リチウム電池の寿命が尽きたと考えられます。購入先の量販店か、メーカーへ修理依頼をしましょう。

炊飯器の平均寿命は?

炊飯器の平均寿命は、一般的に5~10年と言われています。炊飯器を使用する頻度は、各家庭によって違います。毎日使う家庭もあれば、数日に1度しか使わない家庭もあります。家族の人数が多かったり、お弁当を作る必要のある家庭は、それだけ使用頻度が高くなります。そのため平均寿命を導き出すことが難しく、幅が出てしまいます。

もちろん頻繁に使われるほど寿命は短くなりますが、どの炊飯器もそれ自体は、5年は問題なく使うことが可能でしょう。5年を過ぎますと故障が現れ始め、10年を過ぎますと部品の劣化が目立ってくるようになります。

最近では、米がおいしく炊けるよう熱の伝わり方が特殊であったり、圧力釜機能などが付いた高機能な炊飯器が登場しています。こういった炊飯器は、機能が故障するとうまく炊けなくなるデメリットがあり、寿命の長さという点で見ると、昔ながらのシンプルな炊飯器の方が優れていると言えるでしょう。

種類別の炊飯器の寿命は?

圧力IH炊飯器の寿命

圧力IH炊飯器は高温調理が可能であり、蒸気を内部に蓄えることで米の糊化を促進し、甘みのあるモチモチとした柔らかい炊き上がりを実現できます。

圧力IH炊飯器は、その名のとおり圧力をかけて炊飯を行うため、絶えず中から外へと強い力が働いている状態になります。上蓋を無理やり押さえ込んで炊飯することになりますので、炊飯器のロック機構や蝶番、パッキンに大きな負荷がかかることになります。

そのため、早ければ2年ほどでパッキンの寿命が尽きてしまいます。パッキンが壊れると、吹きこぼれや蒸気漏れの原因になりますので、寿命が尽きたら早急な交換が必要です。

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初回公開日:2018年01月10日

記載されている内容は2018年01月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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