アパートとマンションの違い｜一人暮らし・経営する場合
更新日：2020年08月28日
アパート・マンション・メゾン・集合住宅・一戸建ての違いとは
賃貸物件である集合住宅の名称には、様々な呼び方が有り明確な違いがよく分からないのが現実ではないでしょうか。何気なく使用していますけれど、知らなくても困る事も無いのですが知っていたらもっと快適に暮らせるのかもしれません。
法律で明確に規定はないと言われています、けれども本当でしょうか。勝手に持ち主が命名して決めているのでしょうか。気になる名称について、マンションやアパートそしてメゾンと集合住宅の違いなどについて少し調べてみました。
購入と賃貸での法律的な違いは
不動産を購入する時と賃貸でお部屋を借りる時では法律的にはどの様な定義となっているのでしょう。賃貸で集合住宅を借りたり、一戸建てを借りたりする事で法律では賃借権が発生します。一方マンションや一戸建てを購入する事で所有権が付きます。所有権と賃借権との違いは、法的にもハッキリしています。
所有権とは、購入した人が建物および土地に対して所有出来る権利の事です。土地や家を所有すると言う事は、自由に使用でき売却も出来ますが固定資産税を払う義務も生じてきます。
賃借権とは、賃貸で部屋や家を借りた人だけ持てる権利の事です。アパートは、マンションと違い所有権は付きません。アパートでは、大家さんの許可がなければ改築など部屋を変える事は出来ません。
集合住宅と一戸建てとの違い
集合住宅でも一軒家でも賃貸である事に変わりはありません、法的にはどちらでも同じ借地借家法が適用されます。集合住宅でも、マンションの場合は他のアパートやメゾンなどの賃貸物件とは少し違う法律がで起用されています。
明確な違いとしては、いくつかの部屋が一つの建物の中に有るアパートやメゾンなどの集合住宅です。それに対して、一つの土地に一つないしは複数の独立した家が建っているのが一軒家です。広さや空間が、共同の建物内にあるアパートやメゾンなどの集合住宅との違いの一つです。
しかし、どちらも賃貸契約を結んで借りるので借家であり賃貸物件に変わりはありません。アパートや集合住宅との違いは周りの住宅への気遣いがアパートは上下左右の部屋付帯して両隣の家と言う事です。
また、購入した一戸建てや注文住宅で建設した住宅などでは固定資産税などの負担も増えます。またアパートなどでは、隣組などお付合いもしなくて済みますが一戸建てを借りた場合でも集合住宅とは違い隣組へ加入しなくてはいけません。
集合住宅での違い
集合住宅とは、一つの建物の中に複数の世帯が入居している住宅形態の事を言います。マンションとアパートの明確な違いは、見た感じアパートよりもマンションの方が豪華で大きな建物と言うイメージは有ります。マンションとアパートの定義とはどの様な違いがあるのでしょうか。
アパートの定義とは、木造か軽量鉄骨構造で3階までの建物の事を言います。マンションの定義とは、その部屋を所有している人が2人以上いる事です。建物の構造が、鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリート造りで3階建て以上の建物をマンションと言います。
他にもアパートとの違いがあります、国の厳しい耐震基準が決まっていますから耐震性にも優れていると言う点も他の集合住宅との違いと言えます。
メゾンと他の集合住宅との法的な違いはあるの？
メゾン方式のアパートと、普通のアパートの違いはあるのでしょうか。メゾンの住宅は一階と二階とに分かれているけれども、法的には賃貸物件ですから普通のアパートと同じ法律が適用されます。他の賃貸物件との違いはあまりありません。
マンションではアパートと違い、民法で建て替え法や建築基準法が適用されます。その為、アパートと違い占有権と所有権などが付きます。アパート・メゾンでも、アパートと同じ法が適用されますのでこの点だけはマンションと違います。
マンションのみに適用されている法的制度ってなんでしょうか？
マンションのみに適用されるのが、所有権でしょうか他のアパートやメゾンでは賃貸契約の賃借権と占有権のみです。マンションの方は所有権を持っていますので、大家さんの許可なく部屋の改造も可能となります。もちろん、細かい契約が大家さんとの間に交わされますから契約上での規制はあります。
借地権と所有権そして占有権の三つの、権利を持つことが出来るのがマンションの特徴と言えます。ただし、良い事ばかりではありません所有権がある事で賃貸者本人に何かあった時には財産とみなされてしまいます。アパートやメゾンなど他の集合住宅では、賃貸者よりも所収者である大家さんに何かあった時にはアパートを退去しなければいけなくなります。
マンションには、マンションにだけ適用されるマンション建て替え法と言う法律も有り厳しく規定されています。大きな建物と言う事も有り、居住する世帯も多く何か不測の事態が起きてからでは被害も大きくなります。ある程度法律で規定し、例えば地震などの不測の事態にも対処できるように備えておく為でもあります。
メゾンや一戸建てでのエレベーターの有無
最近では購入費用が低くなっている事も有って、家庭用のエレベーターを完備している一軒家もあります。年齢を重ねていくと、階段の上り下りがかなり負担になって来ますから自宅にエレベーターを付けたいと考える人も多くいます。
メゾンも形としては、一軒家に近い形ですからエレベーターが欲しい人も居るでしょう。しかし、スペースや建築費などを考えると後付けでは難しいと言えます。二階建ての構造になっていますから、初めからエレベーターが必要とは考えないでしょう。
エレベーター
初回公開日：2017年09月26日
記載されている内容は2017年09月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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