【素材別】ゴムの塗装の方法・スプレー・ラッカー
更新日:2020年08月20日
ゴムに塗装する方法は?
伸び縮みするゴムに塗装することはできるのでしょうか。せっかく塗装しても、ゴムの特性の一つである伸縮やねじり、弾性による変形などの影響で、うまくいかないこともあるでしょう。思いどおりの仕上がりに近づけるためには、ゴムと塗料の相性を理解することが必要です。
この記事では塗装するゴムの素材別に、塗料を紹介します。
ゴムにはどんな種類があるの?
ゴムには大きく分けると、2種類のゴムがあります。ゴムノキの樹液から作られる天然ゴムと、人工的に合成されてつくられる合成ゴムです。よく耳にするラテックスはゴムノキの樹液に含まれるラテックスを集め固めることで生ゴムができます。
ゴムでできているものはどんなものがあるの?
ゴムでできているものは、タイヤ、輪ゴム、文房具、おもちゃ、キッチン用具、スポーツ用具(ボールなど)、ゴム手袋、靴など、多種多様です。1つの物に、天然ゴムと合成ゴムの両方を使っている場合も少なくありません。
素材別 ゴムの塗装に方法は?
ゴムの塗装に方法を素材別にご紹介します。
シリコンゴムへの塗装の仕方は?
シリコンゴムは耐熱性が高いです。身のまわりでは、キッチングッズや蓋についているパッキン部分、コンタクトレンズなどもシリコンゴム製です。スマホのソフトケースなどもシリコンゴム製の物があるので、塗装ができると便利です。
シリコンゴムの製品は薄くやわらかいものが多く、何度も触れたり、曲げたりする部分へ塗装する場合は、剥がれてきてしまったり、色落ち、色移りなどしてしまい、本来の使用方法に支障が出てしまっては意味がありません。
塗装するシリコンゴムと塗料の相性がよければ、塗装できる可能性はありますが、用途などをよく考えて塗装することが重要です。
タイヤにも塗装できる?
タイヤは中のチューブに空気が入っているため、使用時はかなり変形します。変形する部分への塗装はひび割れ、剥がれに注意する必要があります。
一般的に、黒いゴム製のタイヤへの塗装は、タイヤ専用の塗料を使用します。用途によって、スプレー式、ペン、刷毛で塗るペンキ状のものがあります。
塗装する場所、形状に合わせて、使いやすい塗料を選択することが必要です。
ホワイトレタータイヤは自作できる?
タイヤにメーカーやブランド名を白く着色したものをホワイトレタータイヤといいます。またタイヤに白いラインが描かれているものがホワイトリボンタイヤです。
ホワイトレターやホワイトリボンの部分が色落ちしてきたり、ホワイトレタータイヤやホワイトリボンタイヤを自作したい場合、市販のタイヤ専用マーカーが便利です。
タイヤ マーカー ペン
タイヤ用のペンです。白が3本と黒が1本セットになっています。塗り方にコツが必要ですが、失敗した部分は黒い方のペンで塗りつぶすことができます。
初回公開日:2018年04月11日
記載されている内容は2018年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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