赤ちゃんの行事はしないとダメ?お祝い行事カレンダー・アプリ

赤ちゃんのお祝い行事カレンダー
赤ちゃんが生まれてから1歳になるまでの1年間にもたくさんの行事があり、主に代表的なものは、「お七夜」「お宮参り」「お食い初め」「初節句」「1歳の誕生日」です。それぞれに大きな意味があります。赤ちゃんが生まれるまで知らなかったというパパママも多いでしょう。わが子の成長の記念になるので、家族みんなでお祝いをしてあげましょう。
赤ちゃんが生まれたら
待望の赤ちゃんが元気に生まれ、すくすくと健やかに成長する姿を見るのは、親としてとても嬉しいものです。赤ちゃんが生まれてから1歳を迎えるまでの間には、その成長をお祝するための行事がたくさんあることをご存知でしたか?いつ何をすればいいのかわからないというママも多いのではないでしょうか。赤ちゃんが生まれてからの行事を紹介します。
赤ちゃんの行事までの計算方法
赤ちゃんの生まれた日の翌日を生後1日、翌々日を生後2日と数えるのが一般的です。月齢は赤ちゃんの生まれた日を生後0ヶ月として、誕生日と同じ日を迎えるごとに生後1ヶ月、生後2ヶ月と数えます。
しかし伝統的な行事の数え方は例外で、生まれた日を生後1日と数えます。そのためお七夜、お宮参り、お食い初めなどの伝統的な行事は、日本古来の数え方で計算しますので注意しましょう。
赤ちゃんの行事カレンダーアプリ
赤ちゃんが生まれてからは忙しいので、ついつい行事の日を忘れてしまいがちです。そんなときに便利なのが赤ちゃんの行事などを計算してくれるアプリの存在です。たまひよが監修するアプリは妊娠中から使え、数日ごとに色々な情報が配信されます。 子供が1歳まで使うことができますので、妊婦だけではなく産後のママにもオススメです。
赤ちゃんの行事一覧
お七夜
お七夜(命名式)は後7日目のお祝いです。赤ちゃんが生まれてから7日目に赤ちゃんの名前を親族へお披露目し、無病息災を祈願するお祝いのことです。
名付け親が赤ちゃんの名前を書いた奉書紙に鯛や鯉などを添えて送るのが正式なお祝い方法ですが、昨今では赤ちゃんの名前を書いた半紙を部屋に貼って、両家の家族や親族を招いて食事をしながらお祝いするのがスタンダードとなってきました。
お宮参り
お宮参りは生後1ヶ月目のお祝いです。生後1ヶ月頃に赤ちゃんの無病息災を祈願します。赤ちゃんの性別によって、男の子は生後31日目、女の子は生後32日目が一般的ですが、地域によって異なります。
特に現在では細かい日数にはこだわらず産後のママの体調や天候のよい日を考慮して行われる場合が多いです。また、参拝時は、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこするのが正式ですが、母方のおばあちゃんやパパが抱っこしても大丈夫です。
お食い初め
お食い初めは赤ちゃんの生後100日目に、一生食べ物に困らないようにと祈願するお祝いです。正式には、白木の三方、土器の椀皿、柳の白木箸を使用してお膳を盛り付けますが、ない場合は、一般的なベビー食器でも構いません。
メニューは地域によって違いがありますが、尾頭付きの鯛をメインに、ごはん、鯛や鯉の汁、煮物、香の物、紅白餅などが一般的です。赤ちゃんの歯が丈夫になることを願って氏神の神社で拾った石を、歯固めの石として使います。
初節句
初節句は生後初めての節句のお祝いです。女の子は3月3日、男の子は5月5日です。ただし、赤ちゃんが生後1ヶ月で節句を迎えるような場合は、産後でままだまだ母子ともに準備が大変なので翌年にまわすことも多いです。
3月3日の桃の節句には雛人形を飾り、ちらし寿司やハマグリのお吸い物、白酒などのお祝い膳を。5月5日の端午の節句も同様に、鯉のぼりや武者人形を飾り、チマキや柏餅を食べてお祝いするのが一般的です。
ハーフバースデー
ハーフバースデーは、もともとは海外のイベントでしたが、最近は日本で生後6カ月をお祝いする行事として人気です。ハーフバースデーのお祝いに特に決まりごとはなく誕生日と同じようにケーキを食べたり、家族でにぎやかに食事をするのもいいですし、手形や記念写真を撮ってもいいでしょう。
1歳の誕生日
満1歳の誕生日は親にとっても記念の日です。1歳になると食べられるものも増えてくるので、赤ちゃんの好きなメニューを用意して喜ぶ顔が見られるのも親の喜びの一つといえます。
また、1歳の誕生日には、まだうまく歩けない赤ちゃんにわざと重いものを背負わせることで、一生背負いきれないほどの食べ物に恵まれるという願いを込めて一升餅を背負わせる風習があります。最近では、普通サイズのお餅を一升分リュックに詰めたセットやいろいろな形のユニークなお餅なども市販されていて選ぶのも楽しいです。
出産の内祝い
案外忙しく忘れがちなのが赤ちゃんの出産の内祝いです。出産後、1ヶ月経ったお宮参りのころに贈るのが一般的です。
もともと、内祝いは親族や親しい人などに赤ちゃんが生まれたことを知らせ、喜びをおすそ分けするものでしたが、現在はお祝いをいただいた方へのお返しをすることの方が一般的になっています。
お祝いをいただいたときは忘れないように、必ず名前と金額メモをメモしておきましょう。内祝いののしには生まれた子供の名前を書き、内容はだいたいお祝いの半額くらいの物をお返しすることが多いです。
1ヶ月検診
赤ちゃんの行事になるかわかりませんが、必ずやってくる生後1ヶ月検診。1ヶ月でどれくらい成長したか楽しみに行くパパママも多いはず。1ヶ月検診は誕生から1ヶ月後に受ける赤ちゃんの検診で、身長や体重など発育・発達は順調か、先天性の病気がないかを調べます。赤ちゃんは先生が診察しやすいよう、脱ぎ着のしやすいものを着せましょう。
赤ちゃんをお祝いするときは
赤ちゃんが生まれてから1歳になるまでは、毎日が慌ただしいく、寝不足で疲れもたまっています。ゆっくりお祝い行事の準備をしたくても、なかなか思うように時間がとれないママも多いはず。パパとも協力し合いながら、時間に余裕を持って計画的に準備を行いましょう。
あまりにも準備に力を入れすぎてしまうと、お祝い当日にママが疲れ切ってしまうこともあるので、自分の体調を優先し、盛大でなくとも赤ちゃんの成長を心から喜び、愛情を込めてお祝いしてあげることが一番です。
1歳誕生日のイベント

一升餅
1歳のお誕生日に行うイベントの一つに一升餅のお祝いがあります。一升餅の一升(いっしょう)と、お子様のこれからの人生=一生(いっしょう)を掛け一生食べ物に困らないように、これからの一生が健やかになるようにとの願いを込めて、お子様の一歳までの成長を祝うとともに行われるお祝いです。
頑張って歩こうとする仕草や大泣きしてしまう場面もどれも今しか見れない貴重なシーンです。ビデオの準備を忘れずに。
選び取り
1歳の誕生日の行事に選び取りというものがあります。選び取りとは将来占いとも呼ばれる赤ちゃんの将来の職業または才能を占うものです。赤ちゃんの前にいくつかのアイテムを置き、赤ちゃんが興味を示して手に取ったもので将来なるものを占うゲームのようなものです。赤ちゃんが何を手に取るのか、楽しみながらやってみてはどうでしょうか。
赤ちゃんの行事はしないとダメなの?
赤ちゃんの成長を願うお祝いの行事は、意外とたくさんあります。赤ちゃんのお祝い行事は、どれもひとつひとつに意味があります。日本では古くからの風習や行事を大切にしてきたからでしょう。
もちろんどの行事も絶対にやらなければいけないというわけではありませんが、一生に一度のことなのでママだけが頑張るのではなく、周囲と協力して楽しい行事にしましょう。赤ちゃんも1歳をすぎるとお祝い行事もぐっと少なくなりますので、行事で慌ただしいのも最初の一年と思って乗り切りましょう。
大事な赤ちゃんの行事を楽しもう!
赤ちゃんの健やかな成長をお祝いする行事は、日本ならではの伝統的な風習です。一つひとつに意味があり、それを知るときっとお祝いしてあげたくなります。直前であわてないように早めに準備をして、家族で楽しくお祝いをしましょう。
赤ちゃんのお祝い行事は準備が大変なこともありますが、赤ちゃんの成長を記録するいい節目でもありますし、子供が成長した後きっとやってよかったなと思うこと間違いなしです。家族みんなの素敵な思い出になるよう親子で楽しいんで迎えてください。