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2019年03月19日

おきあがりこぼしの作り方・赤ちゃんにおすすめ・意味・価格

”おきあがりこぼし”をご存知ですか。「倒れても自力で起き上がる」民芸品です。「倒れても起き上がる」ことから、”おきあがりこぼし”は、縁起物としても用いられています。本記事では、”おきあがりこぼし”の由来や作り方などをご紹介します。

おきあがりこぼしの作り方・赤ちゃんにおすすめ・意味・価格

おきあがりこぼしって何?

おきあがりこぼしの作り方・赤ちゃんにおすすめ・意味・価格

「おきあがりこぼし」は、倒れても起き上がることから縁起物として親しまれています。倒れても必ず起き上がると言えば、「七転び八起き」という言葉が思い浮かびます。七転び八起きと言う言葉は、だるまとセットで使われることも多いのですが、そもそも、だるまは、「おきあがりこぼし」の仕組みを使って作られているのです。

七転び八起きの元祖は、「おきあがりこぼし」であり、子供でも作れる仕組みでできています。時間のあるときに、オリジナルのおきあがりこぼしを作ってみるのも、楽しいでしょう。本記事では、「おきあがりこぼし」の由来や、おきあがりこぼしの作り方、購入可能な現代のおきあがりこぼしについて、ご紹介します。

由来・起源

おきあがりこぼしは、漢字を含めると「起き上がり小法師」と書きます。「おきあがりこぼうし」と呼ばれることもあります。おきあがりこぼしは、福島県会津地方の民芸品でもあり、縁起物・郷土玩具として用いられてきました。会津では、起姫(おきひめ)ともいいます。一般的には、稚児をかたどって作られています。

400年前に会津藩主が藩士に作らせて、正月に売らせたのがはじまりと言われています。そのため、会津地方では、稚児のおきあがりこぼしを「十日市」という初市の縁日で、家族の人数+1個を購入し、1年間神棚などに飾る風習が残っています。「十日市」は、毎年1月10に開催されています。

おきあがりこぼしの意味とは

おきあがりこぼしの作り方・赤ちゃんにおすすめ・意味・価格

何度倒しても起き上がることから「七転八起」の意味を持っており、縁起物としても、「無病息災」「家内安全」などにご利益があるとされています。家族の人数より1個多く購入するのは、「家族が増えますように」という、子孫繁栄を願った慣習です。

購入の際は、ぜひともこれらの意味に見合った、よく起き上がるものを選んでみてください。伝統的な”おきあがりこぼし”の売り場には、起き上がり具合を確かめられるスペースが設けられているところが多いようです。

おきあがりこぼしの中身

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会津のおきあがりこぼしの構造は、円錐に近い形で、和紙で作られています。和紙の張り子なので、中は空洞で、おもりが入っています。おきあがりこぼしの構造は、シンプルです。

人形の下方の重心の下におもりをいれることで、「倒れても起き上がる」という動作を実現させています。この仕組みを理解していれば、伝統的なおきあがりこぼしのように、張り子でなくても、おもりの設置の仕方を工夫して、おきあがりこぼしの動作を実現できます。

以上のように、自分で作ってみるときは、おきあがりこぼしの中を、必ずしも空洞にする必要はありません。中が空洞になっていない人形でも、本来の重心より、少し下におもりを入れれば、倒れたときに重心が下方に戻るので、自力で起き上がることができます。

縁起物としてのおきあがりこぼし

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おきあがりこぼしは、「倒れても起き上がる」ところが縁起物とされている由縁ですが、「縁起物として贈ったおきあがりこぼしが起き上がらない」という残念なことも起きています。願掛けグッズとは違うので、笑って済まされることではありますが、どうしても残念な空気が漂ってしまいます。

お土産物として選ぶときは、自分の直感で選んで構いませんが、縁起物として贈る際には、「起き上がる」ことを重々確認して、贈るためのおきあがりこぼしを選びましょう。できれば、自分でおきあがりこぼしの起き上がりを確認して贈りましょう。ひと手間かけた方が、相手に気持ちも伝わるでしょう。

民進党の前原誠司代表は10日、福島県会津若松市の渡部恒三元衆院副議長の自宅を訪れ、代表就任を報告した。渡部氏は前原氏に地元の特産品の人形「起き上がりこぼし」を贈呈。前原氏が旧民主党代表だった2006年にプレゼントされた際には起き上がらないハプニングがあったが、今回は無事起き上がり、前原氏は「どきどきしたけど大丈夫だった」とほっとした様子だった。

出典: https://mainichi.jp/articles/20170912/k00/00m/010/060000c |

日本で親しまれているおきあがりこぼし

おきあがりこぼしの作り方・赤ちゃんにおすすめ・意味・価格

「おきあがりこぼし」は、日本の昔話にも登場しています。「おきあがりこごぼし」自体は、福島県会津地方が発祥の地とされていますが、民話が語り継がれているのは、福島から遠く離れた鹿児島です。民話が語り始められたころには、鹿児島にまで、”おきあがりこぼし”が広まっていたことがわかります。

日頃の会話の中にも「おきあがりこぼし」は比喩として登場して、親しまれていますし、「おきやがりこぼし」という名称になってしまっていますが、文部省唱歌にも「おきあがりこぼし」は登場しています。

福島から離れた場所にある”おきあがりこぼし”

鹿児島の民話

鹿児島に伝わる昔話に「五郎のおきあがり小法師」という民話があります。「おきあがりこぼし」発祥の地である福島県会津地方から、遠く離れた鹿児島の昔話ということは意外に感じますが、当時すでに、「おきあがりこぼし」が鹿児島にも根付いていたことがうかがわれます。

物語の要旨は、宝船を買うように少額を渡された素直な子供が、まず「おきあがりこぼし」を買い、そのおきあがりこぼしを見世物にすることで、大金を稼いで、とうとう宝船を手に入れる、という話です。

”おきあがりこぼし”の倒れない(倒れても起き上がる)特性が、話を面白くするエピソードにもなっています。民話を聞く人たちが、「おきあがりこぼし=倒れても起き上がる」と認知していたくらい、”おきあがりこぼし”というものが人々に知られていたことがわかります。

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沖縄のおきあがりこぼし

鹿児島よりさらに遠い、沖縄にも「ウッチリクブサー」という「おきあがりこぼし」があります。福島から伝わったものなのか、偶然離れた地で同じものができたのかは、はっきりしませんが、福島の「おきあがりこぼし」も沖縄の「ウッチリクブサー」も、どちらも張り子でできているという共通点があります。

おきあがりこぼしの活用例

七転び八起きを想像させる”おきあがりこぼし”という言葉は、会話の中でもよく使われます。ここでは、よく聞かれる”おきあがりこぼし”を使った文例をご紹介します。

・彼は、地面を転がって、その勢いのまま、「おきあがりこぼし」のように立ち上がった

・失脚したとしても何度でも「おきあがりこぼし」のように復帰する

・押し倒しても元通りに立ち上がる様は、まるで「おきあがりこぼし」のようだ

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”おきあがりこぼし”の歌

「おきやがりこぼし」は、明治44年(1911年)「尋常小学唱歌 第一学年用」として、文部省唱歌になっています。尋常小学校の時代なので、現代のひとたちにはあまり馴染みがないようです。

子供が「おきあがりこぼし」をながめて、その動きを面白がる様子を歌っています。当時の子供たちにとって、おきあがりこぼしが身近にあるものだったことがうかがわれます。

おきあがりこぼしの作り方・仕組み

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「おきあがりこぼし」が起き上がる仕組みは、人形の下部に入れられているおもりがポイントになります。人形の重心より下の部分に”おもり”を入れることで、倒れても重心が下方に戻ります。そのため、自動で起き上がることができるのです。

手作りする場合、おきあがりこぼしに入れた、おもりの配置によっては、180度上下きれいに逆転したときに、そこでバランスが取れ、逆立ち状態になってしまうこともあります。

逆立ち状態になるのを防ぎたいのなら、伝統的な円錐形のおきあがりこぼしになるよう、形状を調整すれば、逆立ちすることはなくなります。また、円形や卵型でも、おもりの配置や素材の調整をすれば、逆立ち状態にはならず、いつでもきちんと起き上がるおきあがりこぼしを作ることは可能です。

手作り

「おきあがりこぼし」の仕組みを実感するためにも、手作りの「おきあがりこぼし」を作ってみましょう。おきあがりこぼしは、いろいろな素材を利用して作れますが、主に下記のようなものがあれば、作り始めることができます。

「おきあがりこぼし」のおもりとなる材料

・粘土(油粘土・紙粘土等)
・のり・ボンド等
・使用済み乾電池
・風船/小麦粉等
・カプセルトイのカプセル

「おきあがりこぼし」の人形部分

・画用紙
・新聞紙
・和紙
・布
・風船
・紙粘土
・使わなくなった人形(ぬいぐるみ等)
・カプセルトイのカプセル

おきあがりこぼしの作り方・赤ちゃんにおすすめ・意味・価格

風船の利用方法

風船は、おきあがりこぼしの張り子人形を作るときに、張り子の土台として使います。使い方の詳細については、このあとの『本格的「和紙」を使ったおきあがりこぼし』でご紹介します。

風船を”おもり”として利用するには、風船の中に水や小麦粉など重みを出すものを入れて、適当な重さの”おもり”を作ります。風船を利用した”おもり”の場合は、重心がゆっくりと回復するので、おきあがりこぼしの回復動作が緩やかになるようにしたい場合に、使用してみてください。

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カプセルトイのカプセル利用方法

「ガシャポン」「ガチャガチャ」などと呼ばるカプセルトイのカプセルは、おきあがりこぼしの本体としても、”おもり”としても使えます。

カプセルトイのカプセル内部に、”おもり”となるものを貼り付けます。具体的には、使用済みの乾電池や粘土、ビー玉などを貼り付けたり、ボンドを流し込んで固めて、”おもり”とします。

カプセルの”おもり”ができたら、この外側に布や紙、マスキングテープなどを貼って、カプセルの形状のまま”おきあがりこぼし”として使えます。

ビニール人形やぬいぐるみなどの下部にこのカプセルを入れて、”おもり”として使うこともできます。

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子供が工作できるおきあがりこぼし

おきあがりこぼしの原理を子供の工作に応用させることもできます。用意するのは、ガムテープの芯・画用紙・粘土・絵の具/クレヨン/色紙などです。

①ガムテープの芯の周囲に画用紙・色紙などを貼ります。

②ガムテープの芯の内側、下部に粘土を貼り付けます。粘土の代わりに他のおもりでも構いません。

③ガムテープの芯の外側上部に、絵など、おきあがりこぼしとなるものを貼ります。

④以上で、おきあがりこぼしとしての構造は、完成です。見て楽しいものになるよう、画用紙などをつかって、装飾しましょう。

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本格的「和紙」を使ったおきあがりこぼし

少し手間暇がかかりますが、和紙を使った、本格的なおきあがりこぼしを作ることができます。

用意するのは、風船・ボンド(手芸ボンドなど)・新聞紙・和紙(書道用紙や障子紙など)・筆・絵の具(ペン等)です。張り子を作る過程で、ボンドを乾燥させる工程があるので、作成に時間はかかりますが、作業自体は難しいものではありません。

少し時間のあるときに、自分オリジナルのおきあがりこぼし作りにチャレンジしてみてください。

作り方(張り子作り)

①風船を、作りたい”おきあがりこぼし”のサイズになるまで、膨らませます。

②ボンドをビンや皿に出し、水で薄めます。

③②で薄めたボンドを風船に塗りながら、ちぎった新聞紙を少しずつ貼っていきます。

④風船の空気を入れた部分だけを残し、まんべんなく新聞を貼ります。

⑤新聞紙を貼り終わったら、同様に和紙を貼っていきます。

⑥和紙をまんべんなく貼ったら、ボンドが乾くまで時間を起きます。

⑦完全に和紙が固まったら、風船の空気をいれる部分(和紙を貼ってない部分)に針を刺し、空気を抜きます。

⑧空気の抜けた風船を取り出します。新聞紙と和紙で作った張り子の一部に穴が空いている状態になります。

作り方(おもりの設定)

①張り子を作った際に残った穴からボンドを流し入れます。このボンドが乾いておもりになります。乾くと固まるものであれば、石膏など、ボンド以外のものでも構いません。

②流し込んだおもりが乾くまで固定させておきます。”おきあがりこぼし”が起きているときの状態になるよう、底に支えを置くなどして、放置します。

③おもりが乾いて、”おきあがりこぼし”の仕組みができたら、”おきあがりこぼし”の和紙に絵を描いたり、装飾をして、完成させます。

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紙粘土で作るおきあがりこぼし

紙粘土を使って、おきあがりこぼしを作ってみましょう。用意するものは、紙粘土・ビー玉・絵の具などです。

①紙粘土で、おきあがりこぼしの形を作ります。円錐形でも卵型でも構いません。

②紙粘土の底面にビー玉を埋め込みます。ビー玉を埋め込んだあとも、底面が少し丸みをおびるように作りましょう。

③紙粘土を乾かします。紙粘土が乾いたら、絵の具などで装飾して、おきあがりこぼしらしく仕上げましょう。

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布を使った”おきあがりこぼし”

布を使ったおきあがりこぼしの作り方は、本記事の中でご紹介した『和本格的「和紙」を使ったおきあがりこぼし』を応用します。応用といっても難しいことはありません。和紙のかわりに布を使って、布製張り子のおきあがりこぼしを作ればいいのです。

その他、カプセルトイのカプセルを利用した、おきあがりこぼしを作り、カプセルに布を貼って整える布製おきあがりこぼしも簡単に作れます。

ぬいぐるみを利用したおきあがりこぼし

お気に入りのぬいぐるみを改造して、布製のおきあがりこぼしにすることもできます。ぬいぐるみの大きさに合わせたおもりを用意すれば、作業を開始できます。このとき、カプセルトイのカプセルも”おもり”として使えます。

ぬいぐるみの下部を開いて、”おもり”を入れるスペースを空けるために綿を抜きます。ぬいぐるみの重さに合わせて、”おもり”の重さも調整して、ぬいぐるみが起き上がるようにします。ぬいぐるみの重心よりも少し下におもりを入れる必要があります。

ぬいぐるみの上部の重量より、下部の重量が小さくなってしまうと、起き上がるどころか自立もできなくなります。ぬいぐるみを改造する前に、おもりを入れてぬいぐるみの形状が崩れないかも含め、確認しておきましょう。頭が大きいタイプのぬいぐるみは、改造には向いていません。

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ビニール製のおもちゃを利用

子供用のビニール製おもちゃ(抱き人形やバルーンなど)を利用して、おきあがりこぼしを作ることができます。

おきあがりこぼしの仕組みとして、おもちゃの下方におもりを入れることができるものであれば、おきあがりこぼしになります。

形状は少し変わってしまいますが、既存のおもちゃの下におもりを合体させても、おきあがりこぼしになります。この場合、作りようによっては、倒そうと思っても倒れないものになる可能性もあります。合体させるおもりの重さと形状は、試行錯誤しながら調整しましょう。

合体方式ではなく、おもちゃ自体におもりを設置する場合は、おもちゃの下方ににおもりを固定する必要があるので、ボンドが適しています。例えば、抱き人形の場合は、空気入れ穴からボンドの口を入れ、ボンドを流し込みます。ボンドが固まるまでは、起き上がったときの形で固定しておく必要があります。

赤ちゃんに人気おすすめのおきあがりこぼし

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まだ自由に動き回れない赤ちゃんの近くに、おきあがりこぼしを置いておいてあげると、赤ちゃんはひとり遊びができます。

赤ちゃんは、手近にあるものを、口に入れてしまいがちなので、赤ちゃん用のおきあがりこぼしは、一般的な”おきあがりこぼし”サイズ(数センチ)ではなく、大き目のもの(15cm以上)がよいでしょう。

赤ちゃん用のおきあがりこぼしは、単なる子守おもちゃではなく「知育玩具」に位置付けられています。赤ちゃんに積極的に与えてあげましょう。

知育玩具としての魅力

赤ちゃんの子守がわりに、おきあがりこぼしを与えることが多いのですが、おきあがりこぼしは最近、「知育玩具」として注目されています。

もともとおきあがりこぼしは日本のものですが、最近では海外でも、子守役としておきあがりこぼしを、赤ちゃんに与える親が増えているようです。

ここでは、「知育玩具」としおきあがりこぼしを赤ちゃんに与えた場合の効果を、赤ちゃんの月齢に沿ってご紹介します。

月齢0〜1カ月の赤ちゃんに対する効果

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生まれたての赤ちゃんにとっては、おきあがりこぼしの動きや音が刺激になります。”おきあがりこぼし”を、赤ちゃんの足元や手元に置いておくと、赤ちゃんが少しでも動いたら、自然と”おきあがりこぼし”が動くので、おきあがりこぼしの動きと音で、赤ちゃんに刺激が与えられます。

おきあがりこぼしの動き方や音の種類によっては、赤ちゃんがびっくりしてしまうこともあります。おきあがりこぼしを赤ちゃんに与えたら、しばらくは赤ちゃんの反応に気をつけてあげましょう。赤ちゃんがびっくりしているようなら、あかちゃんに与えるおきあがりこぼしの種類を変えてあげましょう。

月齢2〜5カ月の赤ちゃんに対する効果

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月齢2ヶ月以上になると、赤ちゃんの動きもだいぶ活発になります。偶然触れて刺激を受けていた”おきあがりこぼし”も、赤ちゃんの意志をもって動かすようになります。自分で動かせるようになると、倒しても元に戻る動作が、赤ちゃんにとっても不思議で、おきあがりこぼしに夢中になるようです。

おきあがりこぼしを倒し、戻ってくる姿を何度も観察することで、方向感覚野が発達するそうです。また、自分で手を動かして、その結果起きるできごとを目で捉える、という力も養われるようです。

寝返りをうつ前の月齢ですが、手が届きそうで届かない微妙な場所に置いてあげると、赤ちゃんは、おきあがりこぼしをつかもうと、一生懸命身体を動かします。その結果、早く寝返りができるようになることもあります。

月齢6カ月以上の赤ちゃんへの効果

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寝返りがうてるようになり、部屋をズリバイやハイハイを始める月齢です。赤ちゃんの意志で身体を動かせるようになってきてるので、おきあがりこぼしを自分で転がして遊ぶようになります。ハイハイなどが発達すると、自分で転がした”おきあがりこぼし”を追っていくようになります。

転がし遊びを繰り返すうちに、赤ちゃんは活発に動くようになります。手足の筋肉が発達し、立ち上がるための筋肉も鍛えられます。

”おきあがりこぼし”の倒れ方や起き上がり方にも興味を示し、転がして遊ぶうちに、自分で力の加減をすることも覚えていきます。この頃の赤ちゃんには、簡単に起き上がる”おきあがりこぼし”ではなく、複雑に揺れて元の位置に戻るような”おきあがりこぼし”を与えてあげたいものです。

おきあがりこぼしの人形

赤ちゃんの近くにぬいぐるみなどと一緒に、おきあがりこぼしの人形も置いてあげましょう。他の動かない人形と、動くおきあがりこぼしとの違いに興味を持つことで、知恵の部分も体力の部分でも、赤ちゃんの発達に好ましい影響を与えてくれます。

赤ちゃん用のおきあがりこぼし人形は、人形としての機能、おきあがりこぼしとしての機能だけでなく、「音色により癒す」機能もあります。人形を揺らすと、揺れに応じて、オルゴールのような音がします。赤ちゃんは、この音に反応し、喜ぶようです。

今では、いろいろな外観のものが増えていますが、昔のセルロイドと同じ容貌のおきあがりこぼしは、懐かしさを感じさせてくれます。長年、赤ちゃんの近くに置かれ続けていることからも、赤ちゃんの視覚や聴覚に、心地良く感じられるように作られていることがわかります。

アンパンマンのおきあがりこぼし

人形型のおきあがりこぼしのなかでも、アンパンマンは人気があります。丸くてコミカルで、しかも優しげな顔に、赤ちゃんたちも癒されるのでしょう。

赤ちゃんに人気のあるキャラクターなので、赤ちゃん用のおきあがりこぼしとしても、いろいろな素材や形状のものを手に入れることができます。赤ちゃんの使い方に応じて、素材を選んであげましょう。

例えば、赤ちゃんがおきあがりこぼしを抱きしめたりして使うなら、ぬいぐるみ素材のおきあがりこぼしを与えてあげます。なんでも舐め回す時期であれば、なめても安全な、ビニールやプラスチック素材のおきあがりこぼしを与えてあげて、まめに水洗いしてあげたいですね。

ジブリキャラクターのおきあがりこぼし

ジブリ映画のキャラクターもおきあがりこぼしになっています。映画に興味を示すようになった月齢の赤ちゃんであれば、興味を示した映画の、キャラクターおきあがりこぼしを揺らしてあげれば、とても喜びます。

ジブリキャラクターのおきあがりこぼしは、一般的なおきあがりこぼしサイズ(数センチ)で作られているので、赤ちゃんの近くに置いておくと、口に運ばれてしまう危険性があります。

赤ちゃんは自分で動かしたがるかもしれませんが、赤ちゃんの近くには置かず、大人が動かして楽しませてあげてください。

干支のおきあがりこぼし

干支を模したおきあがりこぼしもあります。干支のおきあがりこぼしは、インテリアとしての要素が強く、サイズは一般的なおきあがりこぼしサイズ(数センチ)です。そのため、ものを口に運んでしまう月齢の赤ちゃんの近くには、置かないほうがよいでしょう。

干支のおきあがりこぼしは、木製のものも多いので、なんでも口に入れてしまう時期を過ぎたら、赤ちゃんに与えても、安全に遊ばせてあげられます。赤ちゃんの干支のおきあがりこぼしを買ってあげれば、記念にもなります。

おもちゃとして使うおきあがりこぼし

赤ちゃんに与えるおきあがりこぼしとしては、「動きが複雑なこと」と「音が鳴ること」をポイントに選んであげると、赤ちゃんが飽きずに遊んでくれます。

おきあがりこぼしは、倒した後、起き上がる際には、前後左右に揺れながら立ち上がり、最終的に元の位置で止まりますが、この前後左右に揺れる動作が一定ではなく、いろいろな方向にゴロゴロした方が、赤ちゃんは興味をひかれるようです。

赤ちゃんが好む、かわいい音が流れるのもポイントです。赤ちゃんは、自分がやったことに対して「反応があった」と理解すると喜びます。音の鳴る”おきあがりこぼし”の場合は、赤ちゃんはすぐに、「音」「動作」という反応を感じることができます。

大人が使う”おきあがりこぼし”

おきあがりこぼしは、赤ちゃんのおもちゃとして応用されているだけではありません。大人のストレス解消グッズとして有名なものにも、応用されています。

サンドバッグのように、パンチをすると一旦倒れて元の位置に戻ってくるグッズを見たことがありませんか?これも、おきあがりこぼしの仕組みで作られています。

赤ちゃんのおもちゃと異なるのは、パンチング用のおきあがりこぼしは、戻ってくるときに、素直な軌跡で戻った方が良いという点です。赤ちゃん用のおきあがりこぼしは、赤ちゃんを喜ばすために、複雑な揺れで復帰するのが好ましいのですが、大人用は、次のパンチを繰り出すためにも、倒れたら、まっすぐ戻ってきて欲しいのです。

自分で作る場合は、おきあがりこぼしのおきあがり方を意識して、おもりを設定します。

外国のおきあがりこぼし

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おきあがりこぼしには、外国でつくられたものもあります。木製の人形やぬいぐるみで有名なドイツのものは、日本のおきあがりこぼしに近い感じのものです。

木製人形のおきあがりこぼしとしては、ロシアの有名な人形「マトリョーシカ」も、おきあがりこぼしとして作られているものがあります。おきあがりこぼしはロシア語で「ニェバリャシュカ」といいます。ロシアのおきあがりこぼしは、大きめです。15cm程度のものが多いようです。

その他、欧米で見かけるおきあがりこぼしとしては、本記事でもご紹介した、パンチング用のおきあがりこぼし同様に、ビニール製の大きなもので、叩いても蹴ってももとに戻る玩具があります。

おきあがりこぼしの平均価格

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おきあがりこぼしの平均価格は、どのようなタイプのおきあがりこぼしか、どこで買うかによって、かなり違います。赤ちゃん用は、2,000円前後で買えますが、ぬいぐるみタイプは3,600円あたりの価格帯となります。

元祖・福島のおきあがりこぼしも、サイズによって価格が大きく違います。一番小さなサイズ(3.5cm)は、100円で購入できます。大きめのもの(高さ10cm)で1,500円程度、装飾が凝ったものだと2,000〜3,000円になります。

ドイツ・エルツ地方の木製おきあがりこぼしは、5個セットで8,000円程度で購入できます。高さ4cm程度のおきあがりこぼしの5個セットの価格です。ロシアのマトリョーシカおきあがりこぼしは、1,000円台からありますが、6,000円台のものが多いようです。

おきあがりこぼしプロジェクトとは

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おきあがりこぼし発祥の地である福島県は、地震と津波、原子力発電所の崩壊により、多大な被害に苦しんでいる地です。おきあがりこぼしが、「何度も立ち上がること」のシンボルであることから、福島復興のひとつのプロジェクトとして、「おきあがりこぼしプロジェクト」が立ち上げられました。

内容は、世界各国のイベントを巡りながら、おきあがりこぼしに絵付けし、共鳴の輪がを広げていくというものです。各国の有名人や漫画家などが絵付けをしています。絵付けしたおきあがりこぼしは1体を福島に寄贈、1体をオークションで売ります。

また、有名人だけでなく、世界各地の一般の人にも、絵付けを体験しながら、福島のことを知って、理解してもらうという活動を行なっています。

たまには「おきあがりこぼし」をながめて癒されましょう

おきあがりこぼしの作り方・赤ちゃんにおすすめ・意味・価格

「ちょっと疲れてしまったな」と思ったときや、「なんかボーッとしたいな」と思ったとき、ゆらゆら揺れながら、それでも元の位置に戻ってくる”おきあがりこぼし”をながめて、癒されてみませんか。

「七転び八起き」をあらわすおきあがりこぼしは、昔からある民芸品だからか、疲れた人に安心感を与えてくれます。自分がつまづいているときも、「いつか起き上がれるのかな」と思わせてくれます。

民芸品のおきあがりこぼしでなくても、構いません。自分の好みにあった形状のおきあがりこぼしを用意して、疲れたときに揺らしてみませんか。心の疲れがほぐれるかもしれません。

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