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2019年06月14日

お食い初めの石の意味・使い方|歯固め石の代わりになる食材5つ

生後100日頃は、ちょうど赤ちゃんの歯が生えはじめる時期に赤ちゃんに石のように丈夫な歯が生える事を願い「歯固め」という儀式を行います。この儀式に使われるのが「歯固めの石」です。今日は歯固めの石の使い方やお食い初めに必要な知識について紹介します。

お食い初めの石の意味・使い方|歯固め石の代わりになる食材5つ

お食い初めの石の意味は?

お食い初めの石の意味・使い方|歯固め石の代わりになる食材5つ

赤ちゃんが誕生してから、生後100日を目途に「お食い初め」を行います。お食い初めとは赤ちゃんが健康に育つことを願って、離乳食前の赤ちゃんにお祝い料理を食べさせるまねをする古くからの儀式です。

お食い初めでは、「歯固め(はがため)」という儀式を行います。この「歯固め」の儀式に使用するのが「歯固めの石」です。今日はお食い初めに使用する「歯固めの石」の意味や石の個数など「歯固めの石」についてご紹介します。

どこで手に入るか

お食い初めに使用する歯固めの石は、お宮参りや近所の氏神様にお参りに行った際に神社の境内にある小石を拾ってお借りするのが一般的です。神社によってはお宮参りのご祈祷を行った際に祝い箸などと一緒に歯固め石を授かる場合もあります。

拾ってきた石や神社で授かった石であっても、お食い初めの儀式で使用する前にあらかじめ石をよく洗い、熱湯消毒をしてから使いましょう。

石は何個必要か

お食い初めの石の意味・使い方|歯固め石の代わりになる食材5つ

お食い初めに使用する歯固めの石の数にはっきりとした決まりはありません。基本的には1、2個準備すれば十分ですが、地方によっては個数が異なる場合もあります。歯固めの石を3個以上必要とする地域はないので、多くても3個用意すれば心配ないでしょう。

石の大きさ・形は

お食い初めに使用する歯固めの石の大きさは1cmから5cm程度の小さい石がふさわしいと言われています。神社の境内や近所の河原などから歯固めの石を拝借する場合は、持ち帰りやすい大きさを考慮して選びましょう。

歯固めの石の形に関しては、丸くてつるりとした形の石を用意する方も多いですが、丸い石だけでなく、少し角ばっている石など、あえて違う形の石を混ぜて準備する地域もあります。

お食い初めでの歯固め石の使い方

お食い初めの石の意味・使い方|歯固め石の代わりになる食材5つ

お食い初めに使用する歯固めの石は、直接赤ちゃんに噛ませるわけではありません。お食い初めとは、「石のように丈夫な歯が生えて、長生きできますように」という願いをこめて赤ちゃんに食べ物を食べさせるふりを行う儀式です。

儀式は男の子は男性の養い親の膝に、女の子は女性の養い親の膝に座らせて行います。養い親とは、親戚や祖父母の中で一番長寿な方という意味で、赤ちゃんがその方の長寿にあやかるという意味があります。

歯固め石にお箸をあてる

まずはお祝い膳に用意した食べ物に触れた後、「歯固めの石」にお箸の先を軽くあてます。この際、歯固めの石を箸でつまみ上げるのではなく、あくまでも箸先を石に軽く触れさせるだけです。

後述する「たこ」など、歯固めの石以外の食品をお食い初めの儀式に使用する場合も、食品を赤ちゃんに食べさせるわけではなく、歯固めの石と同じような手順で行います。

お箸を赤ちゃんの歯茎にあてる

先ほど歯固めの石に触れさせた箸を、「石のように丈夫な歯が生えて長生きできますように」という願いを込めながら、赤ちゃんの歯茎にやさしくあててあげましょう。

その後、赤飯→お吸い物→赤飯→祝い膳の料理を食べる真似を一とおり終えれば、お食い初めの儀式は終了となります。詳しい手順については後で説明します。

使用後の石は?

一般的に、お食い初めの儀式用に神社から歯固めの石を拝借した場合、お食い初めの儀式終了後に、拾ってきた石は感謝の気持ちを込めて元の場所へ戻します。

その他の方法としては歯固めの石を半紙に包み、へその緒と一緒の箱に入れて保管したり、お食い初めに使った漆器やお膳とともに赤ちゃんの成長の記念品として取っておいてもいいでしょう。

歯固め石を保管するなら桐箱がおすすめ

お食い初めを終えた後、歯固めの石を保管したい方は専用の箱を用意しましょう。長期間保管を考えると、家にある空き箱を使うのではなく、桐箱のようなきちんとした箱を用意するのがおすすめです。

桐箱は主に掛け軸などの骨董品を保管する箱として広く知られていますが、軽くて湿気に強く、紙製の箱よりも丈夫な点が桐箱の最大の特徴です。ある程度の大きさのものを用意すれば、へその緒などと一緒に保管することも可能です。

歯固め石が準備できない時は?

お食い初めの石の意味・使い方|歯固め石の代わりになる食材5つ

地域によってはお食い初めで歯固めの石を使わず、食品を歯固めの儀式に使用しています。それぞれの食品には地域ごとの特性や縁起を担いだ意味が込められています。

歯固めの石を準備できない方は、お食い初めの儀式に使われる食品として有名なものを歯固め石の代用として用意するのもおすすめです。

歯固め石の代わりに準備する食材5つ

お食い初めの歯固めの儀式に「石」を使用しなければいけないという決まりはありません。歯固めの石を用意できない場合は、たこ、アワビ、梅干、栗、紅白餅など「縁起が良い」と言われている食品で代用することができます。

ここではそれぞれの食品について、その食品を使う意味や由来を紹介します。

たこ

お食い初めの歯固め石の代用品としてまず名前が挙がるのがたこです。主に大阪、兵庫、四国では歯固め石の代わりにたこが使われています。

たこを使う理由としては「固いたこでも噛みきれる丈夫な歯が生えますように」やたこに『多幸』という漢字を当てて、「たくさんの幸せが訪れますように」という願いをこめているという説があります。

アワビ

お食い初めの歯固め石の代用食材として最も高級なものがアワビでしょう。主に岩手県の沿岸などアワビが取れる地域ではお食い初めにアワビを使う習慣があります。アワビを使う理由としては「硬いアワビも噛めるほど丈夫な歯が生えるように」という願いが込められています。

梅干し

お食い初めに梅干しを使う理由には、「梅干しのように、しわができるまで長生きできるように」という意味と梅は寒い冬を乗り越えて実をつけることから、「辛抱強い子に育ってほしい」という願いを込めるという説があります。

梅干しを使う場合は、箸先が触れた時に赤ちゃんがビックリしないように、箸先で梅干をつぶさないように気を付けて行ってください。

紅白餅

お食い初めの歴史は古く、平安時代にはすでに行われていたという資料も残っています。平安時代には歯固めの儀式には石ではなく、お餅が使われていたという文献も残っています。

現代では餅に「持ちがいい」「長持ちする」などの言葉とかけて、縁起を担ぎ、お食い初めに紅白餅を使うこともあります。

栗の実

栗の実も古くからお食い初めの儀式に用いられてきた食材です。栗の実は戦国時代に侍たちが戦へと赴く前に「勝ち栗」として食べたと言われる、縁起の良い食べ物として知られています。

歯固め石の代わりに栗の実を使うことで「固い栗の実が噛めるほど丈夫な歯が生えるように」という願いが込められています

お食い初めの順番を覚えておこう

お食い初めの献立は一汁三菜が基本です。尾頭付きの焼き魚、赤飯、煮物、香の物、お吸い物、そして歯固めの石を用意します。

食べ物を食べる順番にも決まりがあり、下記の手順で行います。
①赤飯→お吸い物
②赤飯→焼き魚
③赤飯→お吸い物
④赤飯→煮物
⑤赤飯→お吸い物
⑥赤飯→香の物
⑦赤飯→お吸い物→赤飯
の順番となります。


次に箸で歯固め石に触れて、赤ちゃんの歯茎に当ててあげ、赤飯→お吸い物→赤飯を食べて、終了です。

お食い初めの服装も事前に準備しておこう

お食い初めの石の意味・使い方|歯固め石の代わりになる食材5つ

お食い初めを迎えるにあたって、お食い初めの時に着る服にも決まりがあるので、直前になってあわてないよう、忘れずに準備しておきましょう。

生後100日目ごろの赤ちゃんはまだ「神の子」とされているため、お食い初めでは白い着物(ベビー服)を着せます。そして、夜に白から色のついた着物に着替えさせる「色直し式」という儀式を行います。これで「人間の子になる」という意味があります。

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