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蒸留酒/醸造酒/混成酒の違いと種類一覧・酔い方の違い

更新日:2020年08月28日

友人と集まってパーティをしたり、仕事の疲れを癒したり、お酒はとても身近なもので大好きな人も多いでしょう。お酒には「蒸留酒・醸造酒・混成酒」があり、それぞれに特徴があります。蒸留酒、醸造酒の違いを知って、お酒をスマートに楽しみましょう。

蒸留酒/醸造酒/混成酒の違いと種類一覧・酔い方の違い

蒸留酒・醸造酒・混成酒の違い

カロリー

醸造酒
・日本酒のカロリー105kcal
・赤ワイン70kcal
・紹興酒127kcal

蒸留酒
・焼酎アルコール度25%140kcal
・焼酎アルコール度12%67kcal
・ビールアルコール度5%40~45kcal

混成酒
・ジン283kcal
・キュラソー321kcal
・ブランデー237kcal

糖質

蒸留酒はアルコールを水で薄めたものなので、糖質は含みません。一方、醸造酒と混成酒は糖質を含みます。もともとアルコールは体内に吸収されにくいカロリーで、糖質は100gほどは肝臓にとどめておけます。

100g以上の糖質を蓄積し始めると、はじめて脂肪へ変換されます。糖質を過剰に摂取すると太りやすくなります。糖質を蓄積する肝臓は、アルコールを分解する働きもあり、アルコール分解を優先して行います。

つまり、糖質分解は後回しになり蓄積されている状態ですから、糖質の多いおつまみなどを食べてしまうと、蓄積できずに脂肪へと変換してしまいます。体重増加を気にするのなら、糖質だけでなく、カロリーも気にしてお酒を楽しみましょう。

それぞれのお酒の味には違いがあります。醸造酒は、酵母を発酵させたあと処理をしません。アルコールの種類は複数になりますから、複雑な味を楽しめるでしょう。

蒸留酒は、醸造酒を一定の温度で温めて揮発してアルコールを摘出します。蒸留酒の代表、ウイスキーや焼酎に含まれるアルコールはほぼ1種類しかなく、原料の味がダイレクトに感じます。

混成酒は製造法によって分類されたお酒類で、お酒を混ぜてつくるので配合によって味はさまざまです。

賞味期限

お酒の賞味期限はさまざまですが、目安として、醸造酒の生酒は3か月、本醸造生貯蔵酒は6か月、一般的なお酒は1年くらい、混成酒のリキュール類は3~9か月位です。お酒の賞味期限は特定されていないものが多く、どれくらいで飲めなくなるかは不明です。

蒸留酒・醸造酒・混成酒の種類一覧

泡盛

泡盛は沖縄県で好まれているお酒で、原料はタイ米を使用して黒麹菌を入れて造ります。焼酎は白麹が使われますが、泡盛は黒麹を使うのが大きな特徴です。原料に使うタイ米は硬質でさらさらしているため、黒麹菌が伸ばしやすいく相性が良いです。泡盛独特の味や風味を楽しめます。

仕込みは1回だけの全麹仕込みです。2週間ほどアルコールを発酵させて、単式蒸留器で蒸留して完成します。泡盛のアルコール度数は一般的に30度くらいで、古酒になると43度の泡盛もあります。非常にアルコール度数の高い蒸留酒で、沖縄の方に愛されています。

梅酒

梅酒は家庭でも簡単に作れるお酒です。6月ごろになると、スーパーなどで見かける青梅を蒸留酒に漬け込んで作る混成酒です。最近では緑茶梅酒や黒糖梅酒など、多くの種類が増えて女性からも親しまれてるお酒です。

一般的に梅酒を造る時はホワイトリカーを使用しますが、ブランデーやウイスキーなどでも造ることができます。使用するお酒によって味の違いが楽しめ、さまざまなお酒を使って梅酒を造って楽しめます。

梅を漬け込むときは、20度以上のお酒を使って漬けこまないと、長期保存が難しくなります。比較的アルコールの高いお酒になりますから、ロックで飲むと酔いやすいでしょう。

カクテル

カクテルのベースで有名なウォッカは蒸留酒です。ウォッカはロシアで定番のお酒で、アルコール度数の高さが特徴です、ウォッカにジンジャーエールを入れると、ウォッカバックのカクテルになったり、ウイスキーをベースにすればゴッドマザーが完成します。

焼酎

焼酎は蒸留酒に分類され、原料の風味が良くいかされた味わいが楽しめます。自然の旨みを味わえ、米焼酎は特有の吟醸香とまろやかな味が特徴です。そして、芋焼酎は、ふくよかな風味と独特な甘み、麦焼酎は香ばしい香りに包まれながら酔いしれます。

他にも、多くの原料を使用して焼酎が作らており、オリジナルの風味を味わえる銘酒です。焼酎にはハードタイプとソフトタイプがあり、原材料の味わいを壊さず伝統的な製法で造られたものはハードタイプと呼びます。一方、低圧のもと低温で蒸留した本格焼酎は、原料の風味が少ないですが、華やかな香りが特徴でソフトタイプと呼ばれています。

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初回公開日:2018年01月27日

記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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