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蒸留酒/醸造酒/混成酒の違いと種類一覧・酔い方の違い

更新日:2020年08月28日

友人と集まってパーティをしたり、仕事の疲れを癒したり、お酒はとても身近なもので大好きな人も多いでしょう。お酒には「蒸留酒・醸造酒・混成酒」があり、それぞれに特徴があります。蒸留酒、醸造酒の違いを知って、お酒をスマートに楽しみましょう。

蒸留酒/醸造酒/混成酒の違いと種類一覧・酔い方の違い

紹興酒

紹興酒は中国を代表する醸造酒です。世界三大美酒にひとつで、日本でも中華料理店などで親しまれています。原料は米と麹から作られ、材料はもち米が使われています。原料は日本酒とよく似ていますが、作り方に大きな違いがあり味も違います。アルコール度数は14~18度です。

日本酒

日本酒は純米酒と醸造酒のお酒で、米と麹と水を原料にして清酒を造ります。醸造酒はアルコールを添加して造っており、一般的なお酒と違って添加するアルコールの量が白米の総重量10%未満までに抑えなければいけない決まりがあります。醸造用アルコールは日本酒の味や香りを引き立てて、丸みを持たせた味わいになります。

発泡酒

発泡酒は、麦芽の使用比率が2/3に満たないものが分類されます。ビールと同じで醸造酒になりますが、ビールに認められていない原料を使うと発泡酒として販売されます。外国産のビールでも、その国の法律でビールとして販売している商品も日本では発泡酒に分類されることがあります。

アルコール度数はそんなに高くなく4~5%位でしょう。

リキュール

リキュールは一般的に、蒸留酒のスピリッツに果実や花などの香味を移したお酒です。飲みやすくするために、甘さをプラスした種類もあります。酒の分類では、混成酒になります。混成酒は醸造酒をベースにしたものと、蒸留酒をベースにしたものに分けられます。

ワインをベースにした混成酒は、ワインの一種になりサングリアなどのフレーバーワイン、シェリーのようなフォーティファイドに分類されます。リキュールのベースはスピリッツで、香味成分を加えたものです。

リキュールの原材料や製造方法は決まりが無く、自由に造る事ができます。細かな定義は国によって違いがあり、日本も酒税法に記されています。アルコール度数は種類によって異なります。

ワイン

ワインは醸造酒で、ブドウを原料にしたお酒です。とても古くから飲まれているお酒で、有史以前から自生していたブドウを保存していたところ、やがて潰れてブドウの果汁が発酵してアルコールを含む液体になったのが始まりです。アルコール度数は6~20%位で幅が広いです。

蒸留酒・醸造酒・混成酒の酔い方の違い

醸造酒は酵母を発酵させたお酒で、複数のアルコールや不純物が含まれています。風味やアルコール度数を調節するために、別のアルコールを添加しているものもあります。ワインでは、品質維持のために酸化防止剤を使用している商品もあります。比較的度数が低いものが多いでしょう。

蒸留酒は、醸造酒をものにアルコールの純度を高めたお酒で、アルコール度数の高いものが多いです。ゆっくりと少量飲むなら、酔いはゆっくりで残りにくいですが、大量に飲むと泥酔します。

混成酒は醸造酒や蒸留酒を原料にして、薬草などで風味を付けたものですから、さまざまな種類があります。口当たりの良いお酒が多いですが、飲みすぎると後から酔いがまわります。

蒸留酒と醸造酒をちゃんぽんすると悪酔いするか

お酒をちゃんぽんすると悪酔いをすると聞きますが、実際はさまざまな種類のお酒を飲むことで、アルコールを過剰に摂取して酔うのが主な原因です。種類の違うお酒を飲んだからといって悪酔いするわけではありません。

ちゃんぽんが悪いと思い込んで、醸造酒を多く飲み続けるよりは、早い段階でチューハイなどのアルコール度数の低い蒸留酒に変えて飲めば、悪酔いすることも無いでしょう。

二日酔いになるにくい飲み方

お酒が好きで飲みたくても二日酔いが心配で飲めな人、お酒の組み合わせを考えて飲めば二日酔いしにくくなります。ビール、日本酒、ワインは醸造酒で、ウイスキーやブランデーは蒸留酒です。

二日酔いが心配なら蒸留酒を選んで飲むと良いでしょう。醸造酒のアルコール度数は5~15%で、蒸留酒は30~40%を高めです。ウイスキーなどの蒸留酒は酔い方がラクで悪酔いや二日酔いがしにくくなります。

ただし、アルコール度数が高いのでストレートで飲みすぎるととても酔います。二日酔いしないためには、水割りにして薄めて飲んだり、度数を控えめにしてゆっくり飲むことです。お酒と上手に付き合うことで、二日酔いは減るでしょう。

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初回公開日:2018年01月27日

記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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