すだちとかぼすの違い・ゆずなどの柑橘類とその違い|すだちやかぼすに合う料理
更新日:2020年08月28日
すだちとかぼすの違いを徹底調査!
さんまの塩焼きの横にそえられている青い柑橘が添えられていることがあります。秋の味覚を楽しむためには必要不可欠な物です。しかし、色も形も似ているので、「これはすだち?、かぼす?」と、ふと疑問に思う人は少なくありません。
地方によって呼び方が違うだけかな?、と思っている人もいるようです。ですが、すだちとかぼすは別物です。では、この2つはどこに違いがあるのでしょうか?
大きさで見分ける
「すだち」も「かぼす」も同じ香酸柑橘類に属しています。この2つを見分けるには、まず大きさを確認します。色も形もそっくりの「すだち」と「かぼす」ですが、並べてみると大きさが全然違います。「すだち」は約40gほどあって、ゴルフボール位の大きさをしています。
一方、「かぼす」は約100 ~ 150gでテニスボール位の大きさがあります。並べるとそのサイズは明らかに違います。
また、皮が「すだち」の方が薄く「かぼす」の方がやや厚めなので、カットされて出てきた場合は皮の厚みから判断することもできます。
産地で見分ける
「すだち」と「かぼす」は産地から見分けることもできます。「すだち」は9割以上が徳島県産、「かぼす」はこれまた9割以上が大分県産です。
どちらも県の名産品として重宝されていて、徳島県では平成5年の東四国国体県のマスコットキャラクターとして「すだち」をモチーフとした「すだちくん」があり、国体閉会後も徳島県のマスコットキャラクターとして活躍しています。
一方、大分県でも「かぼす」をモチーフとした「カボたん」が大分県初代イメージキャラクターとなっています。
産地である両県共にマスコットキャラクターのモデルとして起用するほど「すだち」と「かぼす」にはこだわりがあるということです。
旬の季節はいつ?
秋になると「すだち」と「かぼす」はよく見かけるようになります。実際には初夏から出回りますが、どちらも旬は8月~10月です。
1年を通して手に入れることはできますが、旬の時期の「すだち」や「かぼす」はすごくジューシーになります。なので、脂の乗ったさんまと同じ時期に旬がくるので、併せて提供されることが多くなります。
お値段は?
「すだち」と「かぼす」は旬の季節とそれ以外では倍以上の値段の開きがあります。なので、「すだち」と「かぼす」は値段が高いときには購入をためらってしまいます。ですが、「すだち」と「かぼす」は長期保存可能なので旬の季節にたくさん買っておくもの一つの手です。
また産地では安く購入することができるので、親戚が友人がいる場合は頼んで送ってもらうという人もいるようです。
「すだち」と「かぼす」の効能
「すだち」や「かぼす」は薬味として使われます。しかし、、実はその栄養や効能には優れた点が多くあります。知らないと損をするので「すだち」や「かぼす」の良い点が美味しいだけでないことを知っておきましょう。
疲労回復や病気予防
「すだち」や「かぼす」の酸味の元は「クエン酸」です。「クエン酸」には疲労回復効果があることで知られています。また「クエン酸」血栓や動脈硬化、痛風の予防といった病気の予防に効果があるのと、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルの吸収促進効果もあります 。
ビタミンC
「すだち」や「かぼす」には抗酸化ビタミンである「ビタミンC」がレモンより多く含まれています。「ビタミンC」は抗酸化力が強く、体内の活性酸素の発生を抑えてくれます。またコラーゲンが体内で生成されるための必須栄養素であったり、メラニン色素の生成を妨げる効果もあるので美肌にとても役立ちます。
リモネン
初回公開日:2017年10月11日
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