Search

検索したいワードを入力してください

正しいお茶の出し方マナー|茶托/菓子/お盆の使い方・自宅での来客・法事

更新日:2017年10月27日

お客様をおもてなしする際に必要なのが「お茶出し」です。その際「ただお茶を出すだけ」などと思わず、お茶の出し方のマナーをきちんと知っているだけで、自分自身の評価に差がつきます。なので、正しいお茶の出し方を身につけておきましょう。

正しいお茶の出し方マナー|茶托/菓子/お盆の使い方・自宅での来客・法事

茶托と湯飲みのふたの意味

茶托とふた付きの湯飲みは、できればセットで用意しておきましょう。ふたはお茶の香りを逃がさないためと、お席までお持ちするまでの間にほこりが入らないようにするためで、茶托は湯飲みやグラスの水滴を受けるための物です。

お盆は机に置かない

正しいお茶の出し方としてお盆に乗せてお茶を運びますが、お茶を出す際お盆は机の上に置かないようにしましょう。

おしぼりは綺麗に巻いて

おしぼりは、できれば白か薄い色のものにしましょう。そして、固く絞っておきますが、絞ったままではなく綺麗に巻きなおして出しましょう。

お茶とお菓子を一緒に出す時の出し方

和菓子でも洋菓子でも、一般的にはお菓子・お茶・おしぼりの順に出します。しかし、これはお客様の右側から出す場合で、左側から出す場合はおしぼり・お茶・お菓子の順に出すのが正しいお茶の出し方になります。

その際、お客様から見て左にお菓子・右におしぼり・真ん中にお茶がくるように出すのが正しいお茶の出し方です。お客様が一番召し上がりやすい位置にお菓子を置いて、お茶はお客様の右側に出します。これは、基本的には左手を添えて右手で飲んでいただくためです。そして、お茶より右側におしぼりを置くのが正しいお茶の出し方になります。

状況別お茶の出し方作法

お茶の出し方にもいろいろあります。ここでは、状況に応じたお茶の出し方を紹介します。

自宅でのお茶の出し方

自宅にお客様を招いた場合、暑い季節なら冷たい飲み物・寒い季節なら温かい飲み物と考えるのが一般的ですが、高齢の方などは冷たいものが苦手、小さいお子様たちは熱いものが苦手など、相手によってさまざまです。なので、お客様それぞれに合ったお茶の出し方を心掛けましょう。

和室でのお茶の出し方

和室でお茶を出す場合には、まず部屋に入る時からマナーがあります。お茶やお菓子などをのせたお盆を持ったままふすまの前で正座して、お盆を一度下に置いてから両手でふすまを開けます。

そして、最初にお盆を部屋の中に入れて膝を滑らせながら部屋に入ります。その後、座ったままの状態で体を斜めにし、両手で静かにふすまを閉めます。ここまでが部屋に入るまでのマナーになります。

次に、お茶の出し方のマナーですが、お盆を持ち上げてお客様のところまで行き、畳の上にお盆を置いて、最初におしぼりをお客様の使いやすい位置に置きます。次に、お客様から見て左側にお菓子を置き、そしてお茶を茶托にセットして右側に置きます。これが、和室での正しいお茶の出し方です。

法事などでテーブルがない場合

葬儀や法事などの際、お茶を出したいけど部屋にテーブルなどがない場合には、直接畳にお出ししても問題はありません。しかし、その際には必ず茶托に乗せて出しましょう。これは、お盆に乗せたまま出す場合も同じで、お盆の上に茶托を置いて、その上に湯呑に入れたお茶を出すのが正しいお茶の出し方になります。

お菓子を一緒に出す場合

お菓子とお茶を一緒に出す場合には、お菓子を先に出してから茶托に乗せたお茶を出します。この時、お菓子が左側、お茶が右側になるように出しましょう。

次のページ:美味しいお茶の入れ方

初回公開日:2017年10月27日

記載されている内容は2017年10月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related