フランス料理のナプキンのマナー・パン・ナイフのマナー
更新日:2020年08月28日
フランス料理について
皆さんは、フランス料理といったら何を思い浮かべますか。フランス料理とは、ソースの体系が高度に発達していることが特徴で、フランス王国の宮廷料理として発達した献立の総称です。高級料理のイメージが強いですが、実は広義ではフランスの郷土料理も含めてフランス料理といいます。
しかし、そうは言ってもマナーなど細かくあって、興味はあっても店には入りづらいという方もいるでしょう。この記事は、そのような方に向けてフランス料理の基本的なマナーを紹介しています。
実は、皆さんが想像しているよりも、フランス料理のマナーは難しくはありません。一度要点さえ覚えてしまえば、これから先何度でも行くことができます。ぜひこの機会に、フランス料理の基本的なマナーを覚えてしまいましょう。
フランス料理の基本的なコースの流れ
まずは、フランス料理の基本的なコースの流れを覚えましょう。お店によって品数などが変わりますので、多少の違いはありますが、ここではフォーマル度の高いコース料理をご紹介いたします。大体でいいので覚えておくと、いざという時に慌てずにすみます。参考にしてみてください。
アミューズブーシュ
一口大のオードブルの一種です。小前菜で一口で食べられる大きさの料理にスプーンなどが、添えられています。シェフの独断で内容が自由に決められるため、店が提供する無料のワインとともに出されることも多いです。コースによっては、オードブルのみで出ない場合もあります。
オードブル
スープの前に出される最初の料理という意味の前菜です。食欲をそそることが目的であるため、色彩豊かで塩分や酸味がやや強めのことが多いです。盛り合わせの場合は、手前から時計回りに食べるようにしましょう。
スープ
スープは冷温で、主にコンソメやブイヨンの澄ましたものやポタージュタイプなどが多いです。スープの飲み方のマナーについては後述しますが、基本的に奥から手前に向かってすくうようにして飲むようにしましょう。また、その際に音を立ててはいけません。
ポワソン
メインの魚料理のことです。ポワソンとは、魚以外にも貝類やカニエビなどの魚介類全般を指します。甲殻類は、フィンガーボウルと一緒に出されたら手で食べてもいいという意味です。また、魚は左から一口大に切って食べるようにしましょう。
ソルベ
口直しのシャーベットのことです。口をさっぱりさせるための料理ですので、糖分が少なくデザートのように甘くないことが多いです。
初回公開日:2017年11月21日
記載されている内容は2017年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。