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フレンチのテーブルマナー・ナプキンのマナー・スプーンのマナー

更新日:2020年08月28日

結婚式の披露宴や仕事の接待などでフレンチをいただく機会も年齢と共に増えてきます。そんなときにマナーが分からないと、動揺してしまって困ってしまいますよね。突然のお誘いでも、恥ずかしい思いをしなくていいように正しいマナーについて知っておきましょう。

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フレンチのテーブルマナー

コートを着ている場合は、コートを脱いで片手にかけてからフレンチのお店に入りましょう。玄関で大きな荷物やコートを預かってもらうか、自分でハンガーにかけましょう。カップルでフレンチに言った場合、男性がドアを開けてあげて女性が前を歩きます。そして、お店の人が女性を上座に案内するので、女性は迷わず上座に座りましょう。

男性は女性が座ってから座るようにします。そして、座るときは左側から座るようにしましょう。主賓がいない2人だけの食事ならば、女性が上座に座るのがマナーの基本です。とは言え、店内ではお店のスタッフが席まで案内しますので、男性は率先して席へ女性を案内する必要はありません。スタッフに従って席へ進みます。

フレンチのナプキンのマナー

フレンチのマナーでは、ナプキンは料理が運ばれてきてからではなく、全員が席についてから広げます。「食事をいただく準備ができています」というお店の人への合図となります。広げる時は、折り目を手前にして膝にのせます。手や口の汚れは、二つ折りにしたナプキンの内側部分を上手に使うようにすると、汚れた面が人目に触れずに済みます。

ワインなどをいただく前は、ナプキンで口元を押さえておくと、口元に付いた料理の油分でワインの味や香りを落としてしまうのを防げます。食後にナプキンをたたむのは「料理がまずかった」という合図になりますので、フレンチの料理を食べ終えた後はナプキンは下品にならない程度にたたまずに、テーブルのデザート皿の右上方に置くのがマナーです。

中座するときナプキンはどうする?

食事中は、汚れたナプキンを食卓より上に上げないように、中座するときはナプキンを椅子に置くのがフレンチのマナーです。ナプキンの真ん中を持ち三角形にして椅子の上に置くことで「食事が続いている」という合図になります。

ナプキンを使用した部分は、中に織り込んで見えないようにしておきまましょう。汚れたナプキンを人に見せないためのフレンチのマナーです。

フレンチのスプーンのマナー

スプーンは、常に右のほうにセットしてあります。これがスープ用のスプーンです。スプーンは、鉛筆握りで持って大丈夫です。

魚料理も出される場合、魚用のスプーンとフォークが一つずつ多く用意されている場合もありますが、外側から使っていけば間違うことはありません。上方に、デザートやコーヒー用のスプーンが置かれてあることもありますが、これも外側から使います。

スプーンでスープの飲む時のマナーは?

スープの飲み方には、2種類のマナーがあります。
・イギリス式は、手前から奥へすくって飲みます。
・フランス式は、奥から手前へすくって飲みます。
どちらで飲んでもマナー違反ではありませんのでお好みで選びましょう。

スープが熱い時、口でふぅーふぅーと冷ますのはマナー違反です。スプーンで優しくかき混ぜたり、スプーンの背で表面をなでたりして、スプーンを使って冷まします。最後に少し残ったスープを飲む場合は、取っ手のあるカップならカップを持って飲みます。取っ手のないスープ皿の場合は、お皿を手前か奥に傾けて、スプーンですくいます。

飲み終わったらスプーンは、カップならスプーンが不安定にならないように外側に置き、スープ皿の場合はスープ皿の中に入れておきます。

フレンチのナイフ・フォークのマナー

ナイフ・フォークの持ち方は、人差し指を伸ばしてナイフやフォークの背に置いて持ちます。左手にフォーク、右手にナイフを持つのがマナーです。

ナイフ・フォークは、お皿の両外側から使います。間違えて使ってしまい足りなくなったときでも、次の料理の時にウェイターが持って来てくれるので安心して使いましょう。持ってきてくれない時は、お願いすれば持ってきてくれるので遠慮せず頼みましょう。

落としてしまった時も自分では拾いません。ウェイターにお願いしましょう。右手を挙げるとテーブルに来てくれますので、声を出して呼ばなくても大丈夫です。

食事中・後のナイフ・フォークの置き方は?

フレンチで食事中にナイフやフォークを置きたい時には、カタカナの「ハ」の字に置きます。その時は、フォークの背を上向きにしておきます。ナイフの刃は、自分の方を向けておきくのがフレンチのマナーです。

食後のフォークやナイフの置き方ですが、スープの飲み方と同様2種類あります。イギリス式は6時の方向におくのがマナーです。フランス式が3時や4時の方向です。日本では、4時の方向が一般的です。どれも間違いではないので安心してください。気を付けるのは、フォークが先ほどと反対で表が上向きになる点です。

フレンチの服装のマナー

フレンチでは、料理を味わうだけでなくお店の雰囲気を愉しむことが大切です。服装はお店の格に合わせるようにするのがマナーです。

三つ星のフレンチレストランであれば、ジャケットにネクタイをしていくのがマナーですし、ビジネスホテル程度なら私服でも問題ありません。高級店でなくても、記念日などではジャケットくらいは羽織っていきましょう。女性はワンピースを着ていけば全く問題ありません。男女とも基本としては、汚れた靴や不潔な服装および過度の露出はフレンチではマナー違反です。

次のページ:フレンチのマナー教室の選び方

初回公開日:2017年11月13日

記載されている内容は2017年11月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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