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ゴリラガラスの傷の修復方法・傷対策におすすめのゴリラガラス

更新日:2020年01月29日

スマートフォンやタブレットのディスプレイに使われているゴリラガラスというのをご存じでしょうか。このゴリラガラスは非常に落下や傷に強い化学強化ガラスです。このゴリラガラスの特徴と傷について、色々な視点で確認してみましょう。

ゴリラガラスの傷の修復方法・傷対策におすすめのゴリラガラス

スマホの画面にゴリラガラス?ゴリラガラスとは?

携帯電話から時代を引継ぎ、誰もが便利に利用してるスマートフォンですが、使いやすさを左右する大切な要素としてディスプレイのスペックがあります。サイズや解像度といったキーワードの他にも、液晶や有機ELなどといった表示機能の違いや、ゴリラガラスといった、ガラスの種類などもあります。

このゴリラガラスとは、表面のカバーガラスに採用されている強化ガラスの商品名です。今回は、このゴリラガラスについて紹介します。

ゴリラガラスについて

ゴリラガラスとは、アメリカのガラスメーカーであるコーニングによって開発された特殊ガラスです。1960年に化学強化ガラスの研究を行い開発されたのですが、その活用方法が見つけられずゴリラガラスの前身であった強化ガラスは量産されることはありませんでした。

2006年頃、初代iPhoneの開発中のアップルは、コーニングが昔開発して眠っている強化ガラスの話を聞き、アップルのジョブズはコーニングに製造を依頼しました。これで使用されることになった強化ガラスは、ゴリラガラスとして日の目を見ることになりました。

ゴリラガラスは傷はつかないのか

ゴリラガラスは、プラスチックの数十倍の強度がある強化ガラスであるため、ちょっとやそっとのことでは傷がつきにくいガラスです。とはいえ、落下させた際には、落下時の力のかかり方によって、割れてしまったり、傷がついてしまったりすることがあります。

ゴリラガラスに傷がつく場合とは、砂の微粒子によって擦られたようなときです。砂の粒子は非常に細かいため、一つ一つの粒子にかかる力は一点集中的になります。そのため、砂埃がスマホにかかったりするような職業の場合や、春先の黄砂のシーズンでは注意が必要です。

農業や青果業などに従事している人がポケットに入れていて、土埃や砂埃がポケットに入って擦れていたため、しらずしらずの間にディスプレイが細かな傷だらけになっていた、なんてこともありえます。

そのため、いくら傷に強いと言われるゴリラガラスでも、環境によっては保護フィルムを貼るなどの対策も必要です。

おすすめの傷対策用のゴリラガラス

スマートフォンのディスプレイを、落下させることにより割れてしまったり、傷が入ってしまったりという経験をされた方も多いのではないでしょうか。1度や2度の落下では割れたり傷が入ったりするということはないでしょうが、何度か繰り返すことでどうしても衝撃の入り方で割れてしまうということはあり得ます。

ディスプレイの割れといっても、粉々に飛び散るものではなく、クモの巣状にひびが入るような割れ方をしますので、そのような傷が入った状態でも、操作に影響なく使える場合があります。しかし、そのような状態で使用していると、ガラスの微粉末を家中に落としながら使用しているような物です。

このようなことにならないためにも、より傷に強いゴリラガラスを使用したスマートフォンがおススメです。

iPhone用

iPhoneには、発売当初よりゴリラガラスが採用されてきました。これは、ゴリラガラスを紹介した時にもご説明したように、スティーブジョブズがゴリラガラスを開発したコーニング社に生産を依頼したことからです。このジョブズの依頼がなければ、ゴリラガラスそのものはコーニング社の開発履歴に埋められたままの状態になっていた可能性があります。

このゴリラガラスですが、iPhone4Sまではゴリラガラス、iPhone5からゴリラガラス2といったように、製品がグレードアップしています。これは重量が20%近く軽減されつつ強度はそのままという物です。

iPhone用の保護フィルムでもゴリラガラスを採用した商品もあります。ダイヤモンドの次に硬いH9の物もありますので、割れると非常に修理が高いiPhoneでは予防に使用するのがいいでしょう。

android用

android搭載のスマートフォンにおいては、ゴリラガラスを採用する機種が数多くあります。しかしながら、いくら普通のガラスディスプレイより割れたり傷が入りにくいと言われるゴリラガラスといえども、バージョンが低いものほどやはり割れやすいことから、保護フィルムは必要といえます。

メーカーや機種が多い分、保護フィルムなどの商品も多く、フィルムにゴリラガラスを採用している商品もあります。そのため、割れや傷を防ぎたい場合は、ゴリラガラス採用のガラスフィルムを使用するのがいいでしょう。

ゴリラガラス3

ゴリラガラス3は、iPhone5に搭載されたゴリラガラス2の後継機種となります。発売された2013年当時は、ハイエンドマシンに搭載されるような強化ガラスでしたが、ゴリラガラス4が発売されると、フラッグシップマシンにはそちらが採用されるようになり、ゴリラガラス3は格安スマホなどにも採用されるようになりました。

もちろん現状でも普通のガラスディスプレイよりは強いことから、割れを防ぎたいような場合は、ゴリラガラスを採用した商品を選ぶといいでしょう。

ゴリラガラス4・5

ゴリラガラスの現状ハイエンド製品がゴリラガラス5となっています。まず、ゴリラガラス4ですが、こちらの製品が発売された時点での競合他社製品と比較すると、強度は2倍もあった製品です。ゴリラガラス3と比較しても圧倒的な耐衝撃性や耐摩耗性があった強化ガラスです。

さらに後継機種であるゴリラガラス5については、2016年7月に発表されました。この機種は、地上1.6mからの落下でも大丈夫なように設計された機種です。このゴリラガラス5を搭載する機種はまだまだ少なく、ソニーのXperia XZ PremiumやXperia XZs、ギャラクシーノート7やファーウェイ、HTCの一部機種に採用されています。

ゴリラガラスの傷の修復方法

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初回公開日:2018年02月13日

記載されている内容は2018年02月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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