ディアウォールの机・棚と作り方|折りたたみ
更新日:2020年08月20日
ディアウォールで机を作る際は事前の準備として机の寸法を決める必要があります。机として使用する場合は天板のサイズを決め、そのサイズに合わせてディアウォールを設置する柱の間隔が決まります。机は折り畳みにするか据え置きにするかで、足を設置するかが決まります。
据え置きの方が耐久性が高いので、パソコン机や作業机に適しています。折り畳みの机は耐久性は低いですが、使用しない時は畳んでおけるので省スペースになります。どのような使用方法をするかで机のタイプが決まりますので、居住スペースと用途で決定しましょう。
用途が決まったら材料を揃えてカットしておきます。
DIY
材料をカットし終わったら組立作業に入ります。組み立てに必要なものはドライバー、ドリル、ねじ、ディアウォール、カットした木材、折り畳みにする場合は折り畳み用の棚受けです。まずは据え置き机の作り方をご紹介いたします。
まず、机の高さを決めて柱側と天板の側面にドリルで穴を開けます。穴をあける理由として、板が割れる事を防ぐ目的があります。それぞれをねじで留めて机の天板を固定した状態で、柱の下にディアウォールの下部のパーツを取りつけたら設置個所に立てかけます。
上部のパーツをセットしたら壁に添わせ、柱を立てます。机にする場合は必ず2本以上の柱の本数にし、強度を増すと耐荷重も増えますのでです。その後は手前側の足を取り付ければ完成ですが、そのままでは横揺れに弱い状態です。
横揺れ対策
横揺れを起こさないためには柱と足の部分に斜めの板をクロスして取りつけるか、柱と足の下部に横板を渡す、板張りにすると強度が上がります。板張りにしなくても、クロスの板か横板を取り付けなければ横揺れで壊れてしまうので、必ず取りつけましょう。
横板や板張りにした場合は、ちょっとした棚を設置することが可能です。机に持たせたい機能を考えながらデザインする楽しみがありますので、どんなものを置くか考えながらディアウォールの個数も計算しましょう。
また、耐久性が少し弱くなりますが、ディアウォールを使用した柱に穴をあける事ができない場合は、L字金具で棚板を止める事ができます。その際は大きいL字金具を使用し、すぐに壊れないように工夫しましょう。
ねじだけでは不安な場合もL字金具で補強することができます。使用するねじは長さが十分あるものにしましょう。
折り畳み式
折り畳みの場合は据え置きの机より簡単に作る事ができます。まずディアウォールをセットした柱を設置したら机にしたい高さを決め、棚受けを取りつけます。この時に折り畳みができる棚受けを使用しないとただの棚になってしまうので、購入する際に気をつけましょう。
棚受けを棚板の厚さ分引いた高さに固定したら、棚板と固定すれば完成です。折り畳み式の場合は据え置きの机ほどの天板を取りつける事はできません。30cmの棚受け2本で40kgほどの耐荷重がありますが棚板込みの重さを計算しなくてはいけませんので、棚板を軽い素材のものにするか、パソコンのみの使用に限るなどの限定的な使用が主になります。
ディアウォールの強度
ディアウォールの強度、耐荷重は商品説明に記載されていません。そのためどれほどの重さのものを置くかは使用者の判断に委ねられてしまいます。しかし、耐荷重はディアウォールだけに依存するものではなく、柱になる2×4材の強度や本数、渡す横板の数で変わってきます。
直接止める横板の数と柱の本数が多くなれば、棚受けの数がそれだけ増えますので、耐荷重も上がります。本棚や重い物を乗せる事を想定している場合はそのように強度を上げましょう。
ディアウォールの机に合わせる棚
せっかくディアウォールで机をつくったので、机の上部の柱にもぜひ棚を作りたいところです。棚板は軽くて丈夫な桐材やSPF材を使用すると良いでしょう。天板や棚板は同じ色にすると統一感が出ますし、パステルカラーの違う色を並べればポップな印象になります。
部屋の雰囲気に合わせて色を決めれば間違いがありません。そして、色は水性ペンキで簡単に変える事ができますし、木材の保護になりますので強度が上がります。元の色を生かしたい場合も、クリアのペンキを塗る事でキズ防止や保護になります。
水性ペンキは乾くと耐水性になりますので、机の天板で飲み物をこぼしてしまっても、木材にしみ込まなくなるので安心です。濃い色を選べば汚れも気にならなくなります。ホームセンターで好きな色のペンキを購入しましょう。
ディアウォールの机の上のカスタマイズ方法
机上部の棚板を何本も作って収納力を高めるのも良いですが、せっかくDIYをしたので好きなようにカスタマイズしましょう。短い棚板を互い違いの高さに設置すれば、簡単なキャットウォークや飾棚ができます。格子状に組み立てて小さな棚をたくさん作って多肉植物を飾ったり、好きな小物を飾って癒しのスペースにすることもできます。
本などを収納する時は、大きめの棚受けを設置して耐荷重を上げます。棚板の手前部分に落下防止の低い板を取り付ければ、地震が来た時に飾っているものが落ちるリスクが減りますので、です。もう少し見た目を良くする場合が金属の棒をつけることもできます。
アイデアややり方は無限大なので、自分が好きなようにカスタマイズしましょう。自分好みに作った棚は愛着がわきますし、飽きたら作り変える事ができます。DIYの醍醐味なので、楽しんで作りましょう。
ディアウォールを上手に使おう
ディアウォールは賃貸でも壁や柱を傷つけることなく、机や壁面収納を増やしてくれる便利なアイテムです。2×4材専用の器具という点には注意が必要ですが、2×4材も安価で手に入るので、収納が少ないと感じている方には救世主になる商品です。
耐荷重の記載が無いので自己判断の使用になりますが、使い方は自由なので、壁を作ってディアウォールを隠しながら使用することもできます。ぜひ自分だけの使い方を見つけてみましょう。
初回公開日:2018年02月08日
記載されている内容は2018年02月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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