神棚の作り方と祀り方|神棚作りに必要な4つとお供え物3つ
更新日:2020年08月20日
お札
神棚の「宮形」の内部に、伊勢神宮の大麻(たいま)、氏神や崇敬する神社の「お札(御神札)」を祀ります。「宮形」が「三社造り」の場合は、中央に伊勢神宮大麻、向かって右側に氏神の御神札、向かって左側に崇敬神社の御神札を祀ります。
「一社造り」の場合は、前から伊勢神宮大麻、続いて氏神、崇敬神社の御神札の順で「宮形」に鎮座します。この約束事は神棚の作り方の基本中の基本になります。
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この「宮形」は「三社造り」仕様です。本殿屋上の棟木には「堅魚木(かつおぎ)」が施され、本殿前面、左右面に「回縁」を巡らして、その「回縁」に「組高欄」が設けられているなど、本格的な細工で豪華で立派な造りになっています。
お供え物と供え方ー「神棚の作り方」基本②
神棚の作り方としては、「神鏡」の手前には、神へのお供え物となる「神饌」がお供えされます。「神饌」には、神をもてなし神と人が一体になるためにも、貴重で美味なお供え物が求められます。「神饌」は米、酒、塩、水が基本で、祭りや慶事などの日には野菜、果物なども供えます。
お供え物1:お水
神棚は、日々のお参り場所であり、神饌となる水や榊の水は毎朝汲んだ新鮮なお水を供えます。溜め置いた水は風水的に運気を下げるとも言われています。お水だけでなく、その他のお供え物についても、保存が効かない物はこまめにお供え替えをしましょう。
お供え物2:お米
「神饌」で重要なものはお米で、古くは稲の初穂を束ねて献じていました。神棚にお供えするときは、一般的にはお米は中央、左にお水、右にお塩をのせた「三方」が位置します。
お供え物3:お塩
古代から塩には物を浄化する不思議な霊力があると考えられていて、神道儀式ではお塩は「神饌」やお祓いの具として用いられています。お塩については、化学的処理で生成された精製塩ではなく海水から造られた「天然塩」が多く用いられています。
供え方
初回公開日:2018年08月30日
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