市販の果実酒3|果物/手作り
更新日:2020年09月18日
ホワイトリカーと呼ばれるお酒は、透明な癖のないお酒、ウォッカ、ホワイトラム、テキーラなど全てホワイトリカーです。ホワイトリカーは甲類焼酎と乙類焼酎に別れていて甲類焼酎は連続式蒸留器で蒸留するので癖のない透明なお酒ができ上がります。
乙類焼酎は、単式蒸留機で行うので、原料の風味が味わえるお酒です。麦、そば、黒糖、さつまいも、米などがあり、味や香りを楽しめます。一般に甲類焼酎をホワイトリカー、乙類焼酎を芋焼酎、そば焼酎、麦焼酎などと言うことが多いでしょう。
ホワイトリカーを選ぶならアルコール度数35度のものがです。果実用ホワイトリカー1升入りの紙パックや広口瓶入りのもの、900mlのパウチパックなど売られていますので、お好きなものを選んで漬けることができます。
果実酒容器
1.広口瓶で洗いやすいもの
2.しっかり密閉できるもの
3.漬かり具合がわかるガラス容器のもの
4.長期にわたって保存できるもの
5.大きさは入れるホワイトリカーの2倍位の容量もの
上記のような瓶が果実を漬けるのに使いやすい瓶になります。
漬ける果実酒の容器はきれいに消毒する必要があります。小さい瓶は洗った後、熱湯消毒をします。又は、大きい瓶と同じように洗剤で洗ったあと水気をふきとり、ホワイトリカーを少し入れ回して消毒し、キッチンぺーパーでふきとる方法でも消毒できます。
季節で楽しめる果実酒
果実や果物で作る果実酒は、季節感が味わえて漬けるごとにいろいろな表情を見せてくれます。
果実酒を作る時の基本になる割合があります。
基本の作り方の割合
・果実:100%
・氷砂糖:果実の2割
・ホワイトリカー:果実の2倍
これが果実酒を作る上での基本の割合になりますので、作ってみたい果実を選んでホワイトリカーと氷砂糖で漬けるだけです。果実によって1・2ケ月で飲めるものから5・6ケ月位で飲めるものなどがありますが、熟成させると美味しいので漬けた果実酒の様子をみながら色の変化を楽しんで完成まで待ちます。
春の果実で作る果実酒
春に売られている果物で漬ける果実酒には、キーウィ酒、いちご酒、さくらんぼ酒、梅酒、夏みかん酒、オレンジ酒、パイナップル酒などがあります。
パイナップル酒
パイナップルは酵素(ブロメライン)を含んで消化を助けると言われています。芳香な香がしてトロピカルな味わいが魅力のパイナップル酒です。
パイナップル:800g
レモン:5個
氷砂糖:100~200g
ホワイトリカー甲類焼酎35度:1,800ml
①パイナップルとレモンは皮をむいて輪切り(4つ切り位)にします。
②パイナップルとパイナップルの果皮少量、レモン、氷砂糖、ホワイトリカーを容器に入れ漬けます。
③1週間後パイナップルの実皮、レモンを引き上げ、2ケ月位でパイナップルを引き上げ完成します。
夏の果実で作る果実酒
初夏頃からめずらしい果実が売られていることがあります。この時期の果物で作る果実酒には、ブルーベリー酒、くこ酒、あんず酒、プラム酒、レモン酒、すいか酒、もも酒、レッドガーランド酒、ハスカップ酒などがあります。
ブルーべリー酒
滋養強壮や眼精疲労に良いと言われているブルーベリーの果実酒は、甘味と酸味もしっかりあってワインみたいなきれいな色が魅力の果実酒です。
ブルーベリー:600g
ホワイトリカー甲類焼酎35度:1,800ml
(ブルーベリーは氷砂糖を入れなくても美味しく仕上がる果実酒です。)
①ブルーベリーをきれいに洗いざるに上げて水気を切ります。
②40分位布をかけて自然乾燥させます。
③容器にブルーベリーとホワイトリカーを入れ、3~4ケ月で熟成させて、熟成したら引き上げます。
秋の果実で作る果実酒
秋になると販売されている果物で漬けれる果実酒は、かりん酒、ざくろ酒、かき酒、あけび酒、洋梨酒などがあります。
かりん酒
初回公開日:2017年11月28日
記載されている内容は2017年11月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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