ウォッカの平均の度数・・テキーラと比較|高い/低い
更新日:2020年09月18日
ウォッカとは
ウォッカとは、スピリッツと呼ばれる蒸留酒のことになります。スピリッツと呼ばれるお酒は、ジン・ウォッカ・テキーラ・ラムの4種類になり、この4種類は世界4大スピリッツと呼ばれています。ウォッカを含め、この4種類のお酒はカクテルのベースとしても、広く親しまれています。
そんなウォッカが誕生したのは、12世紀頃になり場所はハッキリしませんが、ロシアかポーランドだと言われています。ウォッカの原料に使われているのは、大麦・小麦・ライ麦・とうもろこし・じゃがいも等の種類があります。
ウォッカの特徴は、白樺の墨で濾過した無味無臭でクセがなく、さっぱりとしたところになります。このクセのなさが、カクテルのベースに使いやすいと喜ばれています。
ウォッカを使ったカクテルの種類は多く、そのカクテルは世界中から愛飲されています。そんなウォッカは、柑橘類との相性が抜群なためカクテルとして合せられることが多いです。
作り方
ウォッカの主な原料は大麦・小麦・ライ麦・トウモロコシなどといった穀物です。北欧やロシアの寒冷地域では、主原料の代替原料として、ジャガイモが使われることもあります。
作り方は、原料を糖化し発酵させたあとに、連続式蒸留機によって蒸留しアルコール度数が85°~96°という高濃度のスピリッツを作ります。その高アルコールを水で割り、アルコール度数が40°~60°になるように調整します。
その後に、白樺の活性炭などを使って、時間をかけてろ過するとスピリッツの刺激成分が抜け、くせのない香りが生み出されます。色もほぼ無色透明になります。
ウォッカは、ウィスキーやブランデーのように貯蔵した後に、熟成させて品質を向上させるお酒とは違い、ろ過後はすぐに瓶詰めして出荷されます。もし、貯蔵するならステンレスか、ほうろう製のタンクを使用して、ほかの物質からの臭い移りを防ぎながら慎重に管理する必要があります。
種類
ウォッカの種類は、大きく分けると2種類あり、穀物を原料としたものと、穀物以外のもを原料に作られたものになります。穀物ならライ麦・グレーン・小麦・大麦などになり、穀物以外はミルク・フルーツ・じゃがいも・ビート・モラゼス・フレーバードなどになります。
基本は、穀物から作られる方が主流になり、主流のウォッカは、発祥の地と言われているポーランドやロシア産のものが多いです。逆に穀物以外から作られるウォッカは、いろいろな国で作られており、種類も細かく分けることができます。
ウォッカには原酒の種類の他に、作り終わったウォッカに手を加えた種類があり、ウォッカの無味無臭の特徴を利用した、フレーバ・ウォッカになります。フレーバー・ウォッカとは、ウォッカにフルーツ・ハーブ・スパイスなどを漬け込んだウォッカになります。普通のウォッカよりも、飲みやすいウォッカなので、初心者でも楽しむことができます。
飲み方
ウォッカには、どんな風な飲み方があるのでしょうか。今回は、ストレート・ロック・カクテルの飲み方を紹介します。
ストレート
ウォッカの飲み方のイメージで1番初めに浮かぶのは、雪原でウォッカをラッパ飲みしている風景ではないでしょうか。ですが、ウォッカをストレートで飲むときの多くが、まず瓶ごとウォッカを凍らせてから、ショットグラスで飲むのが一般的な飲み方になります。
ウォッカは、アルコール度数が高いお酒なので、どんなに瓶ごと凍らしても、液体が凍ることはありえません。ウォッカは凍らないかわりに、ウォッカ自体にとろみがつきます。そのとろみが、体温をとおし口の中で溶けていくのを楽しみます。
同じようによく冷やしたウォッカをショットグラスに入れ、お好みでレモンやライムなどを入れて荒塩とともに一気に飲んでみてください。その飲み方が、ウォッカ本来の味わいを楽しむことができます。フレーバーウォッカは、特にこの冷やすだけのストレートの飲み方がにになります。
ロック
ロックでも、ウォッカを楽しむことはできます。ロックグラスに氷を入れて、ウォッカ入れ、そこにレモンやライムなどを搾ってから入れるとよく合います。
この方法は、ウォッカだけではなく、スピリッツ系のアルコール度数の高いお酒には、柑橘系がとても合い、柑橘系のフルーツを加えることで口当たりがまろやかになり、柑橘類の爽やかさが加わり、ウォッカが飲みやすくなります。
それでもウォッカのアルコールが強いと感じるときは、ウォッカと同量の水で割るハーフロックの飲み方がになります。ウォッカを水で割ることで、アルコールが薄まりウォッカの香りを感じることのできる飲み方になります。
カクテル
ウォッカベースのカクテルは、カクテルの中でもとくに種類が多く、有名なカクテルが多いのが特徴になります。特に有名なのが、ブラッディマリー・モスコミュール・ソルティドッグ・スクリュードライバー・カミカゼなどのカクテルになります。
ウォッカを使うカクテルの特徴は、どの種類もとても簡単に作れるものが多く、簡単なので自宅などでも気軽にカクテルを楽しめ、カクテル初心者がはじめに買うときにはウォッカをします。もちろんシェーカーを使って作り、カクテルグラスで飲むような本格的なカクテルのときにも、ウォッカはよく使用されています。
そんな、ウォッカでカクテルを作るさいの注意点は、カクテル用にはじめて買うウォッカの銘柄は、ズブロッカなどのクセのあるウォッカではなく、スミノフ・アブソルートなどのウォッカの特徴が強くでている、スタンダードなウォッカの銘柄を選びましょう。
初回公開日:2017年12月29日
記載されている内容は2017年12月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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