【種類別】ホッピーの味の違い|業務用/ビール/黒/白/赤
更新日:2020年02月10日
ホッピーってどんな味?
ホッピーをご存知ですか。関東を中心に昔から愛されている飲み物で、居酒屋では焼酎を足してお酒として飲まれることの多い飲み物です。戦後まもなくから販売が始まり、現在まで幅広く愛されている飲み物です。
しかし飲んだことのない人にはどんな飲み物なのか想像もつかないと言います。そんなホッピーの味についてご紹介します。
ホッピーって何?
ホッピーはホップや麦芽を使用して製造された清涼飲料水に分類されているノンアルコール飲料です。今ごく当たり前のように出回っているノンアルコールビールの先駆けのような存在で、実は戦前には開発が終わっていました。しかし戦時中は工場が使えなくなるなどの理由で販売には至らず、実際販売が始まったのは戦後からで実に70年近い歴史のある飲み物です。
ホッピーはその清涼飲料水自体の製品名でもありますが、焼酎で割った状態のものもホッピーと呼びます。居酒屋などでは焼酎そのものを「なか」、ホッピーの方を「そと」と呼んで別々に注文できるようになっています。
終戦後の日本ではビールは高嶺の花で、さらに粗悪なお酒とは名ばかりのアルコールが出回っていて満足なお酒がなかったのですが、このホッピーで割って飲むと粗悪なお酒もビールのように美味しく飲めると爆発的に人気になりました。現在焼酎で割って飲むのが一般的なのも、この時の流れで生まれた飲み方です。
ビールのような味?
気になるホッピーの味ですが、ビールにとても似ています。それもそのはず。ホッピーはビールと同じ素材を同じ製法で作っているからです。発酵日数を調整することでアルコール度数を低くするという工夫がされています。ですのでアルコールはごく低いですが、ビールと同じ味わいを楽しむことができます。
焼酎と割って飲むことが多いホッピーですが、もちろん冷やしてそのまま飲んでも美味しい飲み物です。ただし、ホッピーは清涼飲料水扱いですが0.8%のアルコールが含まれているので、アルコールが弱い方や車を運転する方は注意が必要です。
種類別ホッピーの味の違い
ホッピーにはいくつか種類があります。それぞれ「白ホッピー」「黒ホッピー」「赤ホッピー」と呼ばれています。そのまま色だけで略すこともあります。この3つのホッピーはそれぞれ味や特徴などが異なります。そんな3つのホッピーの味や特徴の違いをご紹介します。
白ホッピー
通称「白」と呼ばれる白ホッピーは、白とは言いますが、一般的なビールと同じ色味の飲み物です。ビールのような味わいを楽しめるビアテイスト飲料で、ホップの香りも豊かで後味はスッキリしています。どんな料理にも相性がいい味です。
ちなみに居酒屋などで「ホッピー」と書かれている場合は、基本的にこの白ホッピーが出てくることが多いです。ベーシックなホッピーとも言えますので、初めて飲むならこちらがおすすめです。
黒ホッピー
通称「黒」と呼ばれる黒ホッピーは、黒ビールタイプのホッピーです。4種の麦芽をブレンドしていて独特の香ばしさと甘さと苦みのバランスのいい、まろやかな味わいのホッピーです。黒ビールのような香ばしさとコクの味を楽しめます。
味のバランスがいいので、黒ビールタイプですが何杯でも飲める美味しさです。黒ビールが好きな方はぜひ一度お試しください。
赤ホッピー
通称「赤」と呼ばれるホッピーは、発売55周年を記念して作られた55ホッピーのことです。55は「ごーごー」と読みます。麦芽使用率100%、海洋深層水を一部使用、通常の倍の醸造時間をかけて作られた、プレミアムなホッピーです。よりリッチな麦芽のコクとホップの爽やかな香りを楽しめます。
ちなみに赤ホッピーと呼ばれる由来はラベルが赤いためで、ホッピーそのものに赤をイメージするような色がついているわけではありません。色味は白ホッピーとほぼ同じです。
業務用ホッピーと売っているホッピーは味が違うの?
初回公開日:2017年12月28日
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