【メーカー別】ハイボールの度数の比較・度数の計算方法
更新日:2020年08月28日
白州
ジャパニーズウイスキーの銘柄といえば「白州」です。「白州」は、ハイボールに適したウイスキーとして知られています。昨今はドラマの影響もあり、ジャパニーズウイスキーに火が付き、とても希少なウイスキーの銘柄になってきました。
すだちや、ミントのような香りと、酸味を感じる軽やかな味わいに、スモーキーで切れの良い後味が特徴です。もともとのアルコール度数は、「白州」「白州12年」「白州18年」「白州25年」(数量限定)、いずれも43度です。
「白州」の場合は、ハイボールをつくる際にウイスキーとソーダの比率は、1:3~1:4となっています。1:3の場合、アルコール度数は14.3度と、かなり高めになります。また、もとのアルコール度数が高めのため、1:4の場合も、ハイボールにすると8.6度と、やはりやや高めになります。
ハイボールにミントの葉をあわせるのも、飲み方です。
メーカーズマーク
また、ハイボールにの銘柄と言えば、「メーカーズマーク」も外せません。
定番のスタンダードな「メーカーズマーク」は、オレンジ、はちみつ、バニラの甘い香りに、小麦由来の甘い味わいが特徴。アルコール度数は45度と高めです。
「メーカーズマーク46」は、熟成した樽の中に、焦がしたフレンチ・オークを入れ、後熟させるという、特別な製造工程によってつくられています。リッチで甘いキャラメルの香りと、木の香りが特徴で、味わいも非常に厚みがあります。アルコール度数はこちらも47度と、かなり高めです。
「メーカーズマーク」も、ウイスキーとソーダの比率は1:4ですが、もとのアルコール度数が高いため、スタンダードな「メーカーズマーク」の場合は、ハイボールにしてもアルコール度数は9度。「メーカーズマーク46」の場合は、アルコール度数9.4度と、きわめて高くなります。
一味ちがう楽しみ方
「白州」でハイボールをつくる場合は、ミントの葉を加えるのがです。
また、「メーカーズマーク」でハイボールをつくる際には、オレンジピール、ライム、ローズマリー、コーヒービーンズなどのトッピングがです。ぜひお好みで、合わせてみてください。
缶タイプのハイボールの度数は?
家でも気軽に飲めるのが、缶タイプのハイボール。いくつかのメーカーから販売され、コンビニなどでも入手することができます。代表的なものをいくつかご紹介します。
・サントリー 角ハイボール 7度
・サントリー 角ハイボール(濃いめ) 9度
・サントリー トリスハイボール 7度
・ニッカ ハイボール 7度
・ニッカ ブラックニッカクリアハイボール 9度
通常、ハイボールの基本の分量は、ウイスキーとソーダの比率が1:4です。氷をぎっしりつめたグラスにこの分量をそそぐため、アルコール度数は高いものの、一概に酔いやすいというわけではありません。それに対し、缶タイプの市販のハイボールは、表記だけ見ると決して度数が高すぎるようには見えませんが、氷の量によっては、ボトルからつくるハイボールよりも、結果的に濃く、酔いやすくなります。
ハイボールダブルの度数は?
ウイスキーをつくる際に、濃さをあらわす表現として、「シングル」「ダブル」「ジガー」という表現がよく使われます。「シングル」は1オンス(約30ml)、「ダブル」は2オンス(約60ml)、「ジガー」は通常1.5オンス(約45ml)のことを示しています。先に書いた、ハイボールの比率は、ほぼ「シングル」でのつくり方ということになります。
ウイスキーを注ぐ際に、計量カップなどがなくても適量がわかる簡単な方法として、グラスに指をあてて量るという方法があります。240ml程度のグラスでお酒をつくる場合、底から指を1本添える量をシングル、指2本分添える量をダブルと考えます。
ダブルでハイボールをつくる場合の計算式
ハイボールの魅力のひとつは、自分で好みの濃さを決められることです。少し濃いめで楽しみたいときは、ダブルでハイボールをつくってみてもよいでしょう。ダブルのハイボールのアルコール度数の計算式は、次のとおりです。
ダブルのハイボールのアルコール度数=60ml×度数(%)/ウイスキーの量+ソーダの量
シングルのときと同じく、40度のウイスキーで想定し、全体の量を変えずに考えてみると、
60ml×40度/60ml+90ml=16度(%)
となり、単純に、シングルのときの2倍のアルコール濃度になるのがわかるでしょう。
居酒屋でのハイボールの度数はどれくらい?
居酒屋などの飲食店でハイボールを楽しみたい場合、グラスの大きさもそれぞれの店舗によって違いますし、ウイスキーとソーダの比率も、どうしてもお店によって差が出てきてしまいます。居酒屋のハイボールのアルコール度数は、明確に「○度」といえません。
ただし、きちんとメーカーと提携している居酒屋であれば、ハイボールをつくる際のウイスキーの分量は、あらかじめ決まっています。ビールやワインと違い、ソーダの分量で濃さが決まるハイボールの場合は、お店選びが、満足いくハイボールを飲めるかどうかの分かれ道となります。
ハイボールとサワー、どちらが度数が高い?
ここまで、ハイボールのアルコール度数はおおよそ、ボトルからつくる場合は、8~9度、缶タイプの場合は7~9度ということをお伝えしてきました。では、同じ炭酸系のお酒である、サワーはどうなのでしょうか。
一般的に、飲食店で提供されているサワー類は、5度前後といわれています。これは、カクテル、ビールと同じ程度となります。缶タイプのものも、3~5度のものが多く展開されています。なので、基本のつくり方で考えると、やはりハイボールのほうが強めのお酒ということになります。
自分に合ったハイボールを楽しもう
初回公開日:2018年03月09日
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