トマトの種類・名前と特徴|肥料/加工品/小さい/中玉
更新日:2020年08月28日
中玉
中玉(ミディ)トマトは、40〜15g程度でミニと大玉の中間サイズになります。代表的な種類に、レッドオーレや不ルティカ、シンディスイートやこくみラウンドなどが挙げられます。
小さい
小さいトマトはミニトマトと呼ばれ、一般的には5〜40g程度のものを指します。比較的育てやすいことから家庭菜園でもで、ミニトマトだけでも数多くの種類が出回っています。主な品種は、アイコやイエローピコ、千果やキャロル7などです。
また、ミニトマトよりさらに小さなマイクロトマトという種類があるのをご存知でしょうか。なんと5〜7mm程しかない可愛らしいトマトです。小さいですが味はしっかりしており、とてもフルーティな香りを楽しむことがきます。
世界のトマトの種類一覧
イタリア
お話ししているようにトマトの原産地は南米です。ヨーロッパには16世紀に伝わったのですが、当時は観賞用として栽培されていました。その理由は、有毒植物であるベラドンナに似ていたため、トマトにも毒があると信じられていたからです。
そんなトマトを初めて食べたのは、飢餓に苦しむイタリアの少年と言われています。偶然にも、毒が無いということを証明されたトマトは、ヨーロッパで食用として広まっていき今に至ります。
イタリアのトマトというと、ホールトマトでお馴染みの細長い「サン・マルツァーノ」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、それだけではありません。「クオーレ・ディ・ブエ」という日本ではあまり見ないごつごつしたトマトや、「ピッツテッリ」という卵型のミニトマトなどたくさんの種類があります。
日本
日本にトマトが伝わったのは江戸時代ですが、日本人の味覚に合わせた品種改良などが盛んになったのは昭和の頃です。今や夏野菜の王様ともいえるトマトですが、その歴史はまだまだ浅いと言えるでしょう。
これまでいくつかの品種をご紹介しましたが、ご紹介できたのは、ほんの一握りの種類です。その他にもりんか409やソプラノトマト、麗夏トマトやブラッディタイガー、シシリアンルージュやホワイトカラントなどまだまだたくさんの種類があり、ここではとてもご紹介しきれないほどです。
種類別トマトの栽培方法
トマトの中では、ミニトマトが一番育てやすく初心者の方にもです。4月~6月頃に庭やプランターに苗を植え付けます。植え付けから2~3週間し本枝が伸びて来たら支柱を立てましょう。あとは土が乾いたら水をやり、わき芽は摘むようにします。花が咲いた1ヶ月後くらいから収穫を楽しめるでしょう。
それに比べて、大玉トマトは収穫までの期間が長く、病気になったり裂果してしまう可能性がありなかなか育てるのが難しいです。ですから初心者の方であれば、まずはミニトマトから挑戦することをします。いざ大玉に挑戦という際には、雨よけを行い風通しや湿度管理に気を付けるように心がけましょう。
トマトの栽培に必要な肥料
トマトを育てる際に、肥料をご紹介します。トマトは実を食べる野菜なので、リン酸を与えるようにします。有機質肥料であれば、粉状の発酵油かすとリン酸の多いバッドグアノや骨粉、魚粉などの組み合わせがです。
化学肥料であれば、N(窒素)P(リン酸)K(カリ)のうちP(リン酸)の配合が一番多い肥料を使います。トマト専用の肥料も販売されていますので、分かりにくい場合はそちらを選ぶと良いでしょう。
トマトは生でも加熱しても美味しい万能野菜!
いかがでしたか。今回は、トマトの種類や特徴、加工品などについて詳しくご紹介しました。トマトの種類の多さにびっくりされた方も多いのではないでしょうか。
トマトは、そのまま食べるのはもちろんですが、トマトソースにしたりパスタの具にしたりと、加熱してもまた違った美味しさを楽しむことができます。カロテンやリコピン、ビタミンCなどの栄養成分もたくさん含んでいるトマトを、毎日の食事にぜひ取り入れてください。
初回公開日:2017年11月24日
記載されている内容は2017年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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