フリーターが一人暮らしに掛かる費用|地域別の家賃/生活費・貯金法
更新日:2020年08月28日
フリーターが一人暮らしの家を借りる時の審査
不動産会社で部屋を借りる際には、入居審査が必ず行われます。入居審査の目的は、入居希望者に「家賃支払い能力があるかどうか」を見極めるためです。年収、職業、勤務年数などさまざまな面から審査されます。
フリーターの一人暮らしでも、部屋を借りることはもちろん可能ですが、正社員の人たちと比べるとどうしても信用度が低いため、多くの場合は連帯保証人を付けることになります。
また、引っ越した後で新たなアルバイト先を決めるといったような場合も、賃貸契約は不可能ではありませんが、無職と同等の扱いになりますので、あまりいい顔はされないでしょう。この場合も信用度の高い連帯保証人が求められます。
連帯保証人
連帯保証人として認められるのは、基本的には入居希望者の三親等までと決められています。友達や上司などは、連帯保証人としては認めてもらえないことが多いです。寛大な大家さんに当たった場合は、入居希望者の事情を考慮してくれ、三親等以外の人でも連帯保証人として認められる場合もあります。
天外孤独であったり、保証人になってくれる人家族や親族が居ない時には、家賃保証会社に連帯保証人の代わりをしてもらうこともできます。
家賃保証人会社
家賃保証会社とは、手数料を払うことによって連帯保証人の代わりをしてくれる会社です。この会社を利用するにも審査はありますが、そこまでハードルは高くないです。過去に家賃滞納歴や金融事故歴などがない場合は、比較的審査にはとおりやすいでしょう。万が一、家賃保証人会社にも連帯保証人を断られるような事態になれば、保証人不要物件を探すしかないです。
保証人不要物件
保証人不要で借りられる賃貸物件も存在します。フリーターで保証人がいなくても、家賃保証会社の審査にとおらなくても、一人暮らしをすることが可能です。ただ、初期費用が高かったり、物件の条件、治安が悪かったりすることももありますので、契約前にきちんと物件について確認した方が良いでしょう。
フリーターの一人暮らしで必要な生活費
フリーターの平均月収は15万円程度だと言われています。フリーターの人は、その収入の中で生活費を捻出しなければならないのですが、15万円前後ですと贅沢をしなくても日々暮らしていくことで精一杯な額だと言えるでしょう。
フリーターの一人暮らしの生活費の内訳を挙げてみますので、フリーターでこれから一人暮らしする予定の人は、今後の参考に現在すでに一人暮らしをしているフリーターの人は、自分の生活費と比べてみてください。
家賃(平均5万5000円)
フリーターで15万円の給料だとしたら、一人暮らしの家賃はその3割、4万5000円までが理想ですが、地域によってはこの額では探せないこともあります。毎月必ず払う生活費の中では、家賃が一番大きな出費です。できるだけ自分の給料で無理なく払える部屋を探しましょう。
光熱費(平均1万円)
一人暮らしの光熱費(電気、ガス、水道)は、地域によって差もあり、季節にもよって幅がありますので、はっきりとは言えませんが、1万円前後とみておけばいいでしょう。夏も冬もエアコンを使うことで、電気代は倍ぐらいに跳ね上がりますが、節約のためとはいえ、無理をして熱中症になってしまったり、風邪をひいてしまったりすると大変です。
フリーターの場合、有給休暇もとれないことが多く、休んだら休んだ分だけ給料が減ることになり、今後の生活費も減ってしまいます。また、病院代などの余分な出費が出てしまう可能性もありますので、体調不良を引き起こすような節約は控えましょう。
通信費(平均1万3000円)
現代生活では欠かすことのできない、スマートフォン、タブレット、パソコンなどの通信費ですが、フリーターの一人暮らしの生活費の中では大きめの出費と言えます。スマートフォン代は月平均8,000円前後、インターネット回線を引いている人はプラス平均月5,000円前後、合計1万3,000円程度、毎月支払うことになります。
節約方法としては、ネット回線をモバイルルーターに、スマートフォンを格安スマホに乗り換えるだけで、月々の出費は半額以下まで押さえられます。フリーターで一人暮らしをしている人には方法だと言われています。
食費(平均2万5000円)
一人暮らしの月々の食費ですが、自炊するのか外食するのかでかかる額は大幅に変わってきます。3食とも自炊にした場合は1万5,000円程で済むのに対し、3食すべて外食にした場合は5万円程かかってしまいます。
自炊をしていると、食材の値段も把握できるようになり、作り置きなども活用し自然と節約癖が身についてくることもわかっていますので、フリーターの一人暮らしには自炊がとされています。
しかし、毎食自炊すると時間も手間もかかってしまいますので、忙しい時などは無理せず、外食したりコンビニ弁当を買ったりして、月2万~2万5,000円ぐらいに抑えることを目標にする方が現実的だと言えます。
交際費(平均2万円)
初回公開日:2017年11月13日
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